1円から貸付投資ができる「Funds(ファンズ)」を運営する株式会社クラウドポートが業務拡大に動いている。カンボジアで事業を展開する東証マザーズ上場のリネットジャパングループ株式会社と7月25日付で業務提携契約を締結、8月以降の初回ファンド提供に向け準備を進める。また、今月5日までに伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、グローバル・ブレイン株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、 SV-FINTECH Fundなどを引受先とした第三者割当増資により、6.3億円を調達した。調達予定総額7億円を目指す。

業務提携したリネット社は、カンボジアでの中古車両販売、マイクロファイナンス、リース、人材送り出し事業、保険事業を現地で複合的に展開し、2018年に現地に連結子会社を設立し事業を強化している。また、ネットリサイクル事業として「環境省・経済産業省の認定事業者」としてパソコン・小型家電回収にも取り組む。さらにネットリユース事業では「本、CD・DVD、ゲームソフト、ブランド品等」の中古品ネット買取・販売も行なっている。

カンボジアにおけるこうした事業の加速・拡大に伴い、Fundsを使った資金調達の実施に向けて今回の業務提携に至った。募集日時や金額などファンドの詳細な情報は実施決定後、順次公開予定。

8月5日には、シリーズBラウンドでの約7億円の資金調達を実施を公表した。Bラウンドは企業が資金調達において経営が軌道に乗って収益が伸びていく段階で、投資額は数億~10数億円規模。同社は伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、グローバル・ブレイン株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、 SV-FINTECH Fundなどを引受先とした第三者割当増資により、7月31日までに6.3億円が契約完了となった。

今年1月にFundsをリリースして以来、およそ6ヶ月で投資家登録1万人を突破。これまでに募集を行ったファンドは累計7社10ファンドで、いずれも短時間で満額申込成立となっている。19年中に20社のファンド組成企業との提携を目指して審査などを進めており、今回の調達資金では、高い審査基準を保ちつつ商品ラインナップの拡充を一層加速するため、コーポレート部門の体制強化、プロダクト開発体制の人員増強、および認知向上を目的としたマーケティング活動等を行っていく。「ポストIPO企業を中心とした上場企業への成長資金供給のスタンダードとなることを目指し、本ラウンドで新たに加わった株主との協業も視野に、事業拡大に邁進する」としている。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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