みずほフィナンシャルグループは4日、みずほ銀行がサービス提供を行う「J-Coin Pay」(以下、Jコイン)の加盟店管理に関わるテスト用システムにおいて、第三者による不正アクセスが判明したと発表した。

不正アクセスを受けたのは、加盟店である法人(7930件)、および法人代表者、窓口連絡担当者等の個人(10539件)の名称、連絡先等の情報、ならびにJコインに参画している一部金融機関名(32件)。なお、現時点では、対象加盟店に不審なメールや電話等があったことは確認されていないとしている。

同社はテスト用システムで使用していた加盟店関連データに不正なアクセスがあったことを、8月27日に認識し、調査を開始したという。その後、現時点までの調査において、手順の誤りにより一時的にテスト用システムにインターネットを通じた外部からのアクセスが可能な状況となっていたことが判明したと報告している。

テスト用システムについては、既に外部からのアクセス遮断等の措置を行っており、不正アクセスのあったデータについては、漏えいの可能性が排除できないことから、対象加盟店に対して個別に同件に関する連絡と注意を促す案内を行っているとしている。

警察当局、監督当局に対しても、同件の発生について報告しており、今後の調査も踏まえ、再発防止に取り組んでいくと述べている。

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