ふるさと納税で首里城再建支援、「ふるさとチョイス」で寄附金5億円突破

ふるさと納税は文化遺産の復旧に役立てることもできる。ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンクがふるさと納税の寄附金をクラウドファンディング型で募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」で開始した那覇市の首里城再建支援プロジェクトの寄附金が11月13日、5億円を突破した。

同社と那覇市は10月31日に発生した首里城の火災を受け、翌日の11月1日から再建資金を募るプロジェクトを開始。寄附金は3日目で1億円を超え、約12日で5億円超、寄附件数は3万4300件を突破した。寄附は2020年3月31日まで募集している。また、ふるさと納税制度が適用されない海外移住者や外国人も寄附できる英語版の「外国語寄附受付ページ」も開設した。

寄附者からの応援メッセージは、11月11日までにサイトの公開分だけで7800件を超え、「何回も見に行った素晴らしい財産。1日も早い復興をお祈りいたします。沖縄だけでなく日本の象徴」「首里城復元に携わっていた知人たちの顔が浮かびます。沖縄ファイト!!」といったメッセージが寄せられている。ふるさと納税制度が適用されない海外移住者や外国人も寄附できる英語版の「外国語寄附受付ページ」も開設されている。

ふるさとチョイスは2012年9月開設。月間PV数約1億9500万(2018年12月)、契約自治体約1,500団体超(19年11月)、お礼の品登録数22万点超(同)を有する国内最大のふるさと納税総合サイト。13年9月にクラウドファンディング型のGCFを開始し、14年9月には「ふるさとチョイス災害支援」を立ち上げ、全国自治体にプラットフォームを無償提供している。今回のプロジェクトでもトラストバンクは同市から一切の収益を得ず、プラットフォームを提供。同市が代理で寄附を集め、首里城の復旧にあたる国や県などに納付する仕組み。

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