仮想通貨投資で初心者を脱するための3つのポイントとは
最近では日本のユーザーでも仮想通貨取引において海外取引所を利用するハードルが下がってきていると感じるものの、初めて仮想通貨投資を行おうとする投資家からすればいきなり海外取引所というと「危険なのでは・・・?」と感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで今日は海外仮想通貨取引所の特徴を紹介しながら、仮想通貨投資で初心者を脱するための3つのポイントをご紹介します。
目次
まずは国内仮想通貨取引所で仮想通貨投資に慣れよう!
日本の仮想通貨取引所のチャート機能や流動性を考えると、今後仮想通貨トレードを行うにあたって不利な面が多いと感じざる得ない状況です。日本では2018年の仮想通貨バブルが崩壊後、日本のJVCEA(一般社団法人日本仮想通貨交換業協会)が発足しFSA(金融庁)が規制の厳格な枠組みを制定しようとする中、取引高は減少の一途を辿りました。この日本のレバレッジ規制を始めとした厳格な規制の枠組みは、日本の仮想通貨のトレーダーを海外に逃してしまうことに繋がっています。
日本の仮想通貨取引所はUI/UXがとても優れており、ユーザーにとってはとても馴染みやすく、また使い勝手のいいように感じるものが多いと言われています。日本で口座数が一番多いと言われているコインチェックは、UI/UXで日本のユーザーを急激に増加させた背景もあり、この部分に関してはとても大事と言えるのは当然のことですが、やはり慣れてくるとUI/UXだけでは不足であり、むしろ実際のコストやテクニカル分析等機能な条件面で利用する取引所が決まると言っても過言ではありません。
そのため最初仮想通貨とは何か?そしてどのようにして取引を行うことができるのか?等基礎的な知識をつけるという意味では、日本の仮想通貨取引所を利用するのは理にかなっていると言えるでしょう。
では初心者がまず学ぶべきことは何でしょうか?それは販売所と取引所の違いや、レバレッジの仕組み、証拠金の計算方法、仮想通貨の入出金方法や、各通貨での送金の細かな違い(XRPであれば管理タグが必要)、通貨の流動性や価格の決まり方等日本の仮想通貨取引所であれば基礎的なことを覚えることは可能であり、色々日本語でチュートリアルがあったり、詳しい説明があったりするため勉強材料としてここを利用しない手はありません。
海外の取引所では法定通貨(日本円)の取引を行うことが出来ないため、最後は日本の仮想通貨取引所で日本円に転換しないといけないことは覚えておかないといけません。これらの点踏まえて、日本の仮想通貨取引所でもいくつか口座開設を行い、色々と利用してみましょう。
国内取引所であるからといって安全というわけではない!
日本の投資家にありがちな勘違いは、「海外仮想通貨取引所=危険」という考え方です。日本で禁止されているから危ないというと実はそういうことではありません。国内で認められている仮想通貨は、仮想通貨取引所それ以前から扱っていたものが登録されただけであり、実際にコインチェックによるNEM流出事件以降に匿名通貨が廃止される動きがありました。
仮想通貨取引所は昨今急激に増加し始めたため、ポンジスキームのような詐欺まがいの仮想通貨取引所が出てきているのは否めませんが、信用のない仮想通貨取引所は利用されていないところがほとんどです。
また、海外の仮想通貨投資家は海外取引所の方が利便性がいいと考えている人が多いことも事実です。そもそも仮想通貨自体がボーダレスなもので、誰にも管理されていない通貨としての役割を期待されて開発されているからには「どこの国だから」と考えるものではないのが一般的です。
それでもどうしても不安が残るという方は、まずは世界でも最大のレバレッジ取引所であるBITMEXなどの利用を検討してみるのも手です。BITMEXはメールアドレスがあれば口座が開設できるため、世界中のユーザーを一気に取り込むことに成功しました。これこそ、仮想通貨投資家は利便性の高い取引所を求めていることの裏返しでもあったと言えます。
海外取引所の特徴やメリット・デメリットを知ろう!
初心者を脱するために必要なことは、すでに現在日本の取引量が急減する中、なぜ日本のユーザーが海外の仮想通貨取引所に逃げているのかの本質的な理由を理解することにあります。これにあたって、「日本のライセンスを保有している仮想通貨取引所は安全」という考え方は危険です。実際にビットポイントをはじめとしてライセンスを保有する仮想通貨取引所であっても、巨額の仮想通貨をハッキングされる事件が頻発しています。
海外取引所の中にはメールアドレスで口座開設から取引まで可能なところもあるため、普通の感覚で考えると危ないと感じてしまうかもしれません。しかし、実際には海外取引所が扱う魅力的な仮想通貨を求めて、数多くの仮想通貨投資家が海外取引所へと移っています。海外取引所では国内で取り扱われていない数多くの仮想通貨があり、その中には少ないながらも有望なプロジェクトもあるためです。
他にも海外取引所を選ぶ理由として「レバレッジの違い」を外すことはできないでしょう。日本では現在レバレッジが最大4倍となっています。もともとは20倍ものレバレッジをかけることができる取引所があったり、データでは日本の仮想通貨取引の9割がレバレッジ取引だったこともJVCEAによる報告で明らかとなっています。
日本の仮想通貨取引所は現物売買では利益を出すことができておらず、レバレッジ取引が収益の根幹となっていたものの、最大のレバレッジを低下させたことで日本から海外のハイレバレッジを提供している仮想通貨取引所に資金を逃してしまったのです。海外では今でもレバレッジ100倍であったり、500倍まで提供している仮想通貨取引所もあり、かなりフレキシブルな取引が可能となっています。
まとめ
海外取引所を利用するにあたって心配なのが、入出金に問題ないかということですが、今のところそういった問題もありません。海外とはいえ、金融ライセンスのしっかりと取得して運営している会社も数多くありますので、日本のライセンスでないと危険という考え方は実は一般的ではありません。
世界最大の現物の取引所であるBinanceでは、数百種類もの通貨ペアを取り扱っており、今Facebookのリブラを巡って話題となるステーブルコインも数多く取り扱われています。こうしたことを考慮すれば、通貨ペアも多く、最大のレバレッジも大きい海外の仮想通貨取引所で取引をしたいと考えるユーザーが出てくるのも自明なのです。仮想通貨投資を検討しているという方は、まず「日本のライセンスだから安心」という考え方を払拭することがポイントです。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
仮想通貨投資で初心者を脱するための3つのポイントとは