ネクストシフトファンド、ジョージア・カンボジア向けインパクト投資が最速12日で満額成立
社会的インパクト投資に特化した「ネクストシフトファンド」を運営するネクストシフト株式会社は11月26日、サービスを開始以降、最速で募集ファンドが満額成立したと発表した。対象案件は「ジョージア×カンボジア中小企業経営者さん応援ファンド4号」で、募集800万円。同月15日から募集を開始、成立条件700万円以上をクリアし、最速での達成となった。
同ファンドはジョージア、カンボジアの農家や中小企業経営者の支援を目的に、カンボジアのJC Finance PLC社、ジョージアのLLC MFO Credex社へ融資する。JC社は農機ローンをはじめと農家向けの融資事業を展開、カンボジア国内の経済発展に貢献している。Credex社は主にマイクロビジネス向けの不動産担保融資を行い、女性向け融資を強化するなど国内のビジネスの拡大に貢献する。ファンドの運用期間は2019年12月19日から2021年4月19日まで。目標利回り(年率)は6.90%。
同社はインパクト投資を通じて、「想いあるお金がめぐる世界へのシフト」をミッションとして掲げる。これまでカンボジア、ジョージア、モンゴルを中心に、健全な財務基盤と強い社会的ミッションを持つ複数のマイクロファイナンス機関などへ融資を実施、成立させてきた。10月に募集した「ジョージア×カンボジア中小企業経営者さん応援ファンド3号」も成立条件の700万円をクリアしている。
リリース以降最速となった満額成立に、同社は投資家、取引先、協力企業に謝意を示すとともに「インパクト投資への興味、関心の高まりを実感している」と手ごたえを表明している。
“投資という社会貢献”をうたい、インターネットを介して投資家から集めた資金を途上国のマイクロファイナンス機関へ融資する投資スキームを構築している同社。ネクストシフトファンドで引き続き途上国の貧困層や農家、中小企業の発展を支えたいとしている。
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