株式投資型クラウンドファンディング「ユニコーン」第2号案件、抗酸化技術のオリーブ技研
株式会社ユニコーンが運営する株式投資型クラウドファンディング「Unicorn(ユニコーン)」で1月6日、第2号案件の概要が公開された。資金調達するのは大阪市の化学系ベンチャーの株式会社オリーブ技研で、1株2.5万円、目標募集額5000万円、上限募集額/株数 5750万円で最低申し込み株数は4株、上限申し込み株数は20株。申し込み期間は1月14日正午から 17日午後11時59分まで。
オリーブ技研はCa(カルシウム)イオンや還元性を用いた製品の開発・製造・販売を手掛けるベンチャー企業。同社によるとCaイオンは「老い」「劣化」の原因となる酸化を防ぐ抗酸化性に優れ、「酸化し衰えた状態を元に戻す」という意味合いで「還元性」とも表現される。また、塩素を無害化したり、水が細胞に浸透する力を高めるなど、水が持つ機能を変化させ、高める効能も認知されている。
同社はCaイオンの持つ機能に着目し、還元剤(抗酸化剤)「MyNIC-S」で特許を取得。また、この特許を基軸として植物の葉面散布剤について研究した結果、葉面散布剤「MyNIC-FM」を開発、液状複合肥料として農林水産省の肥料登録の認可を受けている。
製品としてのCaイオン水溶液はあったが、イオン化のプロセスが複雑で成分が安定せず、高価で用途も限定されていた。さらに、においがきついという欠点もあった。同社のCaイオン水溶液は製造方法を簡易化、抗酸化力が強く、無味無臭。量産化とコスト削減、成分安定化を実現した。既に液剤の販売を開始している。
創業社長の松下良博氏(現取締役)は、武田薬品工業株式会社の研究部門で勤務、定年退社の後ベンチャー企業の勤務を経て、2016年にオリーブ技研を設立。唯一無二の抗酸化技術を強みに持つシニア起業家としても注目されている。
同社が狙うのは、抗酸化還元技術のマーケットの潜在的需要だ。国内畜産飼料市場約4300億円、世界葉面散布肥料市場(アグリ)約6500億円、ヘルスケア市場約10兆円とそれぞれ試算。既に実績がある畜産とアグリ部⾨での売上拡⼤、ヘルスケア部⾨では健康や抗酸化作⽤の効果の化学的なエビデンスを確保し、機能性⾷品やサプリメントの原材料としてマーケット開拓を目指す。2024年10月期の総売上目標は約46億円。
なお、同プロジェクトへの投資特典として浪越養鶏場の「⽗⺟ヶ浜・S たまご」30 個⼊りを投資株数に関わらず贈呈する(2⽉以降順次発送予定)。これとは別に、株主優待として、同社の製品を使って誕⽣した「⾼品質卵」などを毎期末⽇の株主に贈呈する予定。
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