モルガン・スタンレー実質運用の世界株ESGファンド、2月28日設定

野村アセットマネジメント株式会社は2月28日、世界各国の株式の中からESG(環境・社会・企業統治)などに着目して銘柄選定を行う「モルガン・スタンレー グローバル・サステイン戦略ファンド」(為替ヘッジあり/為替ヘッジなし)を設定する。実質的な運用はモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント・リミテッドが行う。

販売会社は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券。当初申込期間は各ファンドにつき上限1000億円を上限とする。いずれも年1回決算で、初回の分配は2021年3月8日。

同ファンドは、信託財産の成長を目標に積極的な運用を行うことを基本とする。世界各国(新興国を含む)の株式(預託証書を含む)が実質的な主要投資対象。組み入れ銘柄の選定にあたっては、個別企業の調査・分析等に基づいたボトムアップアプローチにより、企業の質(高い投下資本利益率、財務健全性、経営陣の経営能力および高いブランド力や強固な販売網などの無形資産に基づく競争優位性など)ESGの観点を勘案、持続的な利益成長が期待できる銘柄を選定する。ポートフォリオの構築にあたっては、時価総額および流動性が高い大型銘柄を中心とすることを基本とする。

持続的な利益成長が期待できる企業の特定は、当面は電力、ガスなどの公益事業(再生エネルギー系発電事業者、水道事業を除く)エネルギー、コモディティ(化石燃料を含む)、たばこ、アルコール、成人向けエンターテイメント、ギャンブル、火器・武器などの関連企業を除外する。

また、対象企業に対しては、無形資産の構築・改善に対する取り組み、資本政策、経営時の報酬体系などの調査、ESG要因を含む企業が直面する重要な問題や機会に対してエンゲージメント(建設的な対話)を行い、経営陣が利益の持続に注力しているか確認する。ポートフォリオの銘柄数は、25~50銘柄に絞り込み、株価下落リスクの水準や株価上昇確信度、流動性などを考慮してウェイトを決定する。

なお、今回設定される2ファンドの信託報酬率は純資産残高に応じて異なり、税込で100億円以下の部分が年1.925%、100億円超500億円以下の部分が年1.87%、500億円超の部分が1.815%。

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