仮想通貨取引所TAOTAO、ビットコイン未決済建玉(OI)の通知サービスを開始

TAOTAOがリアルタイムOI情報を配信へ

仮想通貨取引所TAOTAOは26日、国内投資家向けに未決済建玉(OI)の変動情報を配信開始することを発表した。

未決済建玉30BTC前後(*枚数閾値は調整可能性あり)の変動でアラートが通知される。

TAOTAOはこれに先駆け昨年12月、取引情報の準リアルタイムレポートサービス”Trade Blotter”(トレードブロッター)をリリース。トレーダー需要に応える形で、より利便性の高い、投資判断に役立つサービスを提供している。(下図)

出典:TaoTao Trade Blotter

これは、顧客取引における「未決済建玉」「指値」「歩み値」をタイムリーに配信するサービスで、荒川社長の「投資家の方々が適切な意思決定できるように」の理念の元、リアルタイムに情報を取得できるツイッターでも配信を開始する。

これまで仮想通貨取引所の公式アカウントで、価格情報配信を行うモデルは存在したが、未決済建玉(OI)の変動情報を定期配信する事例は今回が初。

コインポストに市況記事寄稿を行う仮想通貨の著名トレーダー響氏は、Trade Blotterのローンチ時、「未決済建玉(OI)情報からどのような情報が読み取れるか」について言及。

未決済売り建玉情報と未決済買建玉情報のグラフから、現時点でどのあたりに個人ユーザーのポジションが厚く入っているかを確認する事で、厚みのある価格帯での取引活発化が想定可能なほか、売建玉が多く残っている価格帯から現在値の価格帯まで上に開きがあれば、捕まっているショートポジションとなり、再びその価格帯を試す際の買戻しが想像できる。
逆に買建玉が多く残っている価格帯を割り込むような動きが続けば、ロスカット等を考えるユーザーも発生しやすく、下方向への圧力が強まる可能性が高まる。

などと解説。トレーダー目線で、未決済建玉(OI)推移の重要性に触れていた。

公式コメント

TAOTAOは、今回のサービス開始について、以下のようなコメントを寄せた。

透明性が高く、有用な情報を今後も出していきたいと考えています。弊社の未決済建玉の変動情報における自動ツイートを活用して、投資判断に役立てて頂ければ幸いです。

TAOTAO株式会社は、関東財務局長第00011号で登録される仮想通貨交換業者。荒川社長自ら質問箱を通じたユーザーへの回答を行うほか、取引所データの情報開示など、ユーザー本位の運営体制を支持基盤拡大に繋げていけるか注目される。

CoinPostの関連記事

仮想通貨取引所TAOTAO、「未決済建玉」など取引情報の準リアルタイムレポートサービスを提供開始
仮想通貨取引所TAOTAOは11日、顧客取引における「未決済建玉」「指値」「歩み値」をタイムリーに配信する取引情報の準リアルタイムレポートサービス”Trade Blotter”のリリースを発表した。
ビットコイン(BTC)今後の展望とTAOTAO新情報ツールの活用|寄稿:響
CoinPost所属ライターの著名トレーダー「響」が、仮想通貨ビットコイン(BTC)今後の展望について独自考察。本日17時にDeribitカットオフが控えるなか、TAOTAOの新サービス「Trade Blotter」の有用性と活用ポイントも解説した。

Source: 仮想通貨ニュースサイト
仮想通貨取引所TAOTAO、ビットコイン未決済建玉(OI)の通知サービスを開始