SBIソーシャルレンディングの評判は?メリット・デメリットを徹底比較

貸付型のクラウドファンディング投資は「ソーシャルレンディング」とも呼ばれ、さらなる市場規模の拡大が期待される中、現在は様々なソーシャルレンディング会社がサービスを展開しています。

その中でも、SBIソーシャルレンディングはしっかりとした経営基盤を背景に、少額投資が可能かつ高利回りの期待できるサービスを展開している人気のソーシャルレンディング会社の一つです。

そこでこの記事では、SBIソーシャルレンディングの特徴やメリット・デメリット、口コミ・評判について詳しく解説します。手軽な少額投資サービスに興味のある方や、SBIソーシャルレンディングに関心をお持ちの方は、参考にしてみてください。

目次

  1. SBIソーシャルレンディングとは?5つのメリット
    1-1.運営企業の経営基盤がしっかりしている
    1-2.担保力を重視した厳格な審査と債権回収実績
    1-3.3.0~10.0%の利回りが期待できる
    1-4.1万円からの少額投資ができる
    1-5.出資後に運用の手間がかからない
  2. SBIソーシャルレンディングのデメリット
    2-1.元本が保証されているわけではない
    2-2.運用期間中は資金が拘束される
    2-3.応募が殺到して申し込みができないことも
    2-4.ロールオーバーが発生する場合もある
  3. SBIソーシャルレンディングの口コミ・評判
  4. SBIソーシャルレンディングの始め方
    4-1.WEBからの申込み
    4-2.画像のアップロード
    4-3.はがきの受取り、認証コードの入力
  5. まとめ

1.SBIソーシャルレンディングとは?5つのメリット

SBIソーシャルレンディング

サイト名 SBIソーシャルレンディング
URL https://www.sbi-sociallending.jp/
運営会社名 SBIソーシャルレンディング株式会社
本社所在地 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー13F
設立 2008年
代表取締役 織田 貴行
資本金 1,000万円
売上高 24億9,378万円(2018年4月1日~2019年3月31日)
上場有無 非上場(親会社のSBIホールディングスは東証1部に上場)
サービス開始年月 2011年3月
参考利回り 3.0%~10.0%
投資金額 1万円から
融資残高 415億円(2020年2月末時点)
運用期間の目安 最短4ヶ月~最長36ヶ月(常時募集は12ヶ月~14ヶ月)
投資家登録完了者数 47,256人(2020年2月末時点)

SBIソーシャルレンディングは、SBIソーシャルレンディング株式会社が運営する貸付型クラウドファンディングです。ソーシャルレンディングとは、資金調達をしたい企業がWebを通じて事業のアイデアを広く発信することで、その事業に賛同する投資家から資金を集めるクラウドファンディング投資の一つで、運営事業者が投資家から集めた資金を借り手に貸し付けるタイプとなります。

1-1.運営企業の経営基盤がしっかりしている

SBIソーシャルレンディング株式会社は、SBI証券や住信SBIネット銀行などで構成されるSBIグループの一員です。

SBIグループが100%出資を行っている企業で、2020年2月末時点の融資残高は415億円、投資家登録人数は47,256人と業績を着実に伸ばしています。

ソーシャルレンディングでは投資案件を適切に選ぶことも重要ですが、運営会社の安定性・信頼性の見極めも大切です。

SBIソーシャルレンディングはSBIグループの巨大なネットワークを生かし、募集金額10億円を超える大型案件を取り扱ってきた実績もあり、信頼できる投資環境が整えられていると言えます。

1-2.担保力を重視した厳格な審査と債権回収実績

SBIソーシャルレンディングでは、借り手に貸し付ける際に担保力を重視した厳格な審査を行っています。特に担保の設定では、SBIグループ内のネット銀行が持つ豊富なノウハウを基にした担保評価能力が高いと評価されています。

融資先の企業が倒産等をすれば、最悪の場合、投資資金が戻ってこないこともあるため、案件選びではソーシャルレンディングを運営する企業の回収能力や、投資案件の担保設定などを確認することも大切です。

1-3.3.0~10.0%の利回りが期待できる

SBIソーシャルレンディングで公表されている名目利回りは、3.0~10.0%となっています。名目の利回りは、借り手に提示した年間の貸付金利から管理手数料を差し引いた税引き前の想定年間利回りです。

SBIソーシャルレンディングは毎月分配方式のため、分配金を毎月受け取ることができるのも特徴です。利回り6.0〜7.0%以上の案件を中心に、10%を超えるものもあります。

1-4.1万円からの少額投資ができる

SBIソーシャルレンディングは、これまで資金的な余裕のなかった学生・主婦の方でも参加しやすい投資方法として注目されています。

株式投資や不動産投資ではまとまった資金を必要とする場合もありますが、SBIソーシャルレンディングでは家計に負担の少ない1万円から様々なファンドに投資できるのが特徴です(※最低投資金額は各案件で異なります)。

1-5.出資後に運用の手間がかからない

SBIソーシャルレンディングは、最初に口座開設をして入金した後、ファンドへの出資が可能になります。ファンド選びでは、その内容を吟味する必要はありますが、出資した後は分配金の配当を待つだけとなるため、手間がかかりません。

株式投資やFXなどの投資では、金融商品を購入した後も景気や相場の動向を監視し、何か事が起きた際に臨機応変に対処する必要があるため、その時間や手間がかかり、また精神的なストレスになる場合もあります。

資金を預けた後、結果を待つだけで良いSBIソーシャルレンディング投資は、手離れの良い投資方法として忙しい方にも支持されています。

2.SBIソーシャルレンディングのデメリット

次にSBIソーシャルレンディングには、どのようなデメリットや注意点があるのかを見ていきましょう。

2-1.元本が保証されているわけではない

ソーシャルレンディングは必ずしも元本が保証された投資ではありません。実際、SBIソーシャルレンディングにおいても過去に貸し倒れが発生しています。(*現在、貸し倒れのあった個人向け融資「SBISL借換ローンファンド」「SBISLフリーローンファンド」の販売は終了しています。)

SBIソーシャルレンディングでは、担保を重視した厳正な貸付審査を行い、一定の基準をクリアした案件のみを掲載していますが、案件を選ぶ際はファンドの内容や借り手の詳細などの提供されている情報をしっかり確認し、慎重に判断することが重要です。

また、SBIソーシャルレンディングは1万円からの少額投資が可能です。一つの案件に投資金を集中させず、複数の案件に分散し、リスク低減を図ることも検討しましょう。

2-2.運用期間中は資金の引き出しができない

株やFXなどの投資では、急に資金が必要になったら商品を売却してお金に換えることができます。一方、ソーシャルレンディングでは、運用期間中は投資資金が拘束されるため、好きなタイミングで現金化することができません。

ソーシャルレンディングに投資する際は、生活資金や借金ではなく、余裕資金で行うことが大切です。

2-3.人気の案件に応募が殺到して申し込みができないことも

ソーシャルレンディングの募集・出資申込みでは、人気のあるファンドにアクセスが集中する場合があります。

特に利回りが高い案件には、募集と同時に出資の申込みが集中するので、すぐに満額に達して成立したり、サーバーに過剰な負荷がかかって正しく処理が行われなかったりするケースもあります。

募集開始の際は、直前・直後のアクセスを避けることも対策の一つです。あるいは定期的に情報をチェックするなどして、申し込み手続きの準備を整えておくことが大切です。

2-4.ロールオーバーが発生する場合もある

ソーシャルレンディングのロールオーバーとは、ファンドの募集終了後に、出資資金合計額が借り手の資金需要額を超えていることが判明し、余剰資金が同種の別ファンドに自動的に充当されることをいいます。

ロールオーバーになる要因として、募集しているファンドの利回りが良く投資家の人気が集まるものの、借り手の資金需要があまり大きくない場合、出資金総額に余剰が生じる場合があります。

また、借り手側の借入希望額が変動する、あるいは、募集終了後に出資の全部・一部のキャンセルが発生するケースもあります。

このような要因によってロールオーバーになると、余剰資金が別ファンドに充当されるまでの間、投資家側は利息が付かない状態となることがあるので、留意しておきましょう。

3.SBIソーシャルレンディングの口コミ・評判

SNS等に寄せられたSBIソーシャルレンディングを実際に利用している方の口コミ・評判を確認してみましょう。

「最低投資額が1万円なので、気軽に始めることができた」

「ソーシャルレンディング会社は未上場であることが多いので、東証1部上場企業の子会社という点は大きい」

「定期預金などと比べるとハイリスクである分、高い利回りを狙える」

「貸し倒れ時の迅速な対応や丁寧な情報発信に好感が持てた」

「新規案件の募集がかかった瞬間に、アクセスが集中し過ぎて投資ができなかった」

「申し込んだ後でロールオーバーになってしまった」

※個人の感想です。サービスの最新情報はSBIソーシャルレンディングのウェブサイトでご確認下さい。

SBIソーシャルレンディングについては、様々な評判や口コミがありますが、少額投資ができること、期待利回りの高さ、SBIグループに対する信頼性、情報公開への姿勢などについて好意的な意見が寄せられています。

その反面、案件募集時にアクセスが集中し過ぎる、ロールオーバーが発生するなどの点で改善を望む声も見られます。

なお、募集開始時のアクセス集中を回避する方法として、SBIソーシャルレンディングは公式ホームページで詳しい手順を公開しているので、気になる方はチェックしておきましょう。

4.SBIソーシャルレンディングの始め方

SBIソーシャルレンディングを始める手順について見ていきましょう。投資家登録は次の3つのステップを済ませる必要があります。

  1. WEBからの申込み
  2. 画像のアップロード
  3. はがきの受取り、認証コードの入力

4-1.WEBからの申込み

SBIソーシャルレンディングのウェブサイトを見るの「新規登録(無料)」をクリックし、まずは「ご確認事項」の入力をします。生年月日・年収などの質問に答え、次に「お客様情報」として氏名・住所などの個人情報を入力します。入力した内容に間違いがなければ、5分程度で申込みは完了します。

4-2.画像のアップロード

SBIソーシャルレンディングで投資家登録するには、以下の書類のうちの1セットが必要になるので、事前に画像ファイルにして準備しておくとスムーズに作業を進められます。

  • マイナンバーカード
  • 通知カード+運転免許証・パスポートなどの本人確認書類
  • マイナンバー記載住民票写し+運転免許証・パスポートなどの本人確認書類
  • マイナンバー記載住民票記載事項証明書+運転免許証・パスポートなどの本人確認書類

申込完了後に画像アップロード画面が表示されるので、案内に従って必要な書類をアップロードします。

4-3.書類の受取り・認証コードの入力

画像をアップロードすると、SBIソーシャルレンディングから簡易書留のはがきが届きます。

はがきは申込みから通常2~3日程度で到着します。マイページにログイン後、はがきに記載されている認証コード(ご本人様確認キー)を入力・送信すれば、投資家登録が完了して出資申込みができるようになります。

まとめ

SBIソーシャルレンディングは、1万円の少額から高利回り案件に投資ができること、募集実績が豊富なこと、SBIグループということで他社に比べると経営基盤がしっかりしている点、債権回収の実績があることなどが特徴です。

その反面、人気ファンドの募集開始時には申込みが殺到するため、場合によっては申込みが遅れたり、ロールオーバーが発生したりする点に注意しておきましょう。

この記事を参考にソーシャルレンディングを始める際は、利回りのほか、担保条件や元本割れする可能性をしっかりと確認した上で、投資する案件を慎重に検討しましょう。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
SBIソーシャルレンディングの評判は?メリット・デメリットを徹底比較