YOSHIKI、東日本大震災に対して義援金1000万円寄付。新型コロナウィルス対策にも支援の意思を表明

ミュージシャンのYOSHIKIが、東日本大震災から9年目となる3月、自身が運営する米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、日本赤十字社に1000万円の寄付を行った。PR事務局が3月8日に公表した。

YOSHIKIは2010年に自身の基金を設立、現在まで様々な支援活動を行っており、今年に入ってからも、オーストラリア森林火災の災害救助と復興支援を行っている豪赤十字と、熱帯雨林の保護活動団体米レインフォレスト・トラストの保全活動基金に対し総額10万ドル(約1000万円)の寄付を行っている。

日本でも、2019年の台風19号の被災者支援、台風15号の千葉県の被災者支援で日本赤十字社に対しそれぞれ1000万円を寄付。ほかにも、「京都アニメーション 支援金の預かり専用口座」や、韓国・江原道山林火災で被災した子供達の支援で「ChildFund Korea」へそれぞれ1000万円を送った。

東日本大震災に対する支援は、11年に愛用のクリスタルピアノのオークション落札額約1100万円、「X JAPAN」として出演したライブイベントの出演料全額、15年 に被災地・石巻で行ったX JAPANの震災復興ライブの収益金全額 約2800万円、16年に復興支援オークションのドラムセット落札額約600万円を寄付した。昨年末に経済誌「Forbes Asia」が発表した「アジア太平洋地域の最も優れた慈善家30人」の一人に選出されている。

今回の支援にあたり、PR事務局はYOSHIKIのコメントを発表した。
「世界的な規模で新型コロナウィルスが猛威を振るっていますが、震災の後、苦しみや哀しみの中、日本人一人一人がとった冷静な行動、助け合いの気持ちが、世界から絶賛されました。今、自分達に何ができるのか、何をしなければいけないのか、をもう一度考えなければと思っています。未知のウイルスとの戦い、または長期的な意味では共存なのかもしれないですが、その解決策を模索している間に、僕らが今、どのような行動を取ればいいのか、冷静な判断が必要だと思います。今、皆さんが行っている経済的なダメージを伴う自粛や、治療薬やワクチンの開発などの研究に対して、国や企業そして僕らも支援できる受け皿となる機関が至急必要なのでは、と思っています。その場合、自分も支援をさせていただきます。今は国境を超えて、世界中のこの分野の専門家の人達がそれぞれの情報を共有し、1日も早い事態の終息に務めることが大切だと思います。震災から9年が経過しましたが、まだまだ復興に向けての支援が必要とされています。3.11 はまだ終わっていません。復興が進まない地域や、心身の痛みが癒えない方々に対しても、支援が継続的に行われることを願っています。微力ながら、ファンの皆さんと共に続けているチャリティ活動が、少しでも世の中のために役立つことができれば、と思います。みなさんの健康と安全を祈っています」

なお、日本赤十字社は、義援金の受付を3月31日まで延長している。

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