暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引におすすめの仮想通貨取引所・販売所3選

ビットコインは4年に1度発生する「マイニング報酬の半減期」を2020年5月12日に迎えました。供給量の減少により需給バランスが崩れるため、ビットコインの価格動向がますます注目されています。特に価格が乱高下する時期においては、値上がり・値下がりの双方で利益を狙えるレバレッジ取引の取引機会も増えるでしょう。

日本ではレバレッジ取引が仮想通貨市場全体の9割を占めています。それゆえ、仮想通貨交換業者が提供するレバレッジ取引サービスは、使いやすい機能やアプリが充実しています。ここでは、HEDGE GUIDE編集部が厳選する、仮想通貨のレバレッジ取引におすすめの仮想通貨取引所・販売所を3つピックアップします。この機会に自分に合った取引所を探してみてください。

目次

  1. 仮想通貨のレバレッジ取引とは
  2. 仮想通貨のレバレッジ取引におすすめの仮想通貨取引所3選
    2-1. 16種類の銘柄の組み合わせでレバレッジ取引ができるDMM Bitcoin
    2-2. ドテン注文が可能なFX専用アプリを提供するGMOコイン
    2-3. ビットコイン取引量は国内No.1のbitFlyer
  3. レバレッジ取引で抑えておくべきロスカットルール
    3-1. 追証
    3-2. ロスカットルール
  4. まとめ

①仮想通貨のレバレッジ取引とは

仮想通貨の取引方法には「現物取引」と「レバレッジ取引」があります。レバレッジ取引(「仮想通貨FX」)というのは、取引所に証拠金を預け入れ、その数倍の資金を使って仮想通貨のロング(買い)やショート(売り)ポジションを売買するものです。差金決済取引のため、経済効果の部分だけを円で受け渡しするものになります。

取引できる金額が大きいため大きなリターンを狙うことが可能ですが、反対に元手資金以上の損失が発生するリスクもあります。これが「レバレッジ取引は危ない」と感じさせる理由です。レバレッジ取引でリスクを少しでも軽減するためにも、適切な建玉(ポジション)管理を心がけ、証拠金維持率の閾値やロスカットルールなど、各取引所のルールを把握して利用しましょう。

②仮想通貨のレバレッジ取引におすすめの仮想通貨取引所3選

16種類の銘柄の組み合わせでレバレッジ取引ができるDMM Bitcoin


DMM Bitcoinは株式会社DMM.comのグループ会社です。DMMグループはDMM.com証券を10年近く運営しており、専門的なノウハウがDMM Bitcoinに活かされています。

DMM Bitcoinでは、販売所形式で9種類の仮想通貨(BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XEM、ETC、XLM、MONA)の最大レバレッジ4倍の証拠金取引に対応しています。日本円に加えて暗号資産建ての取引にも対応しており、利用可能な銘柄の取引の組み合わせは計16種類に上ります。

DMM Bitcoinは、買い注文と売り注文を同時に保持する「両建て」ができます。両建ては、中期的に買いポジションを取りながら、短期的に売りポジションを取るような戦略もとれるので、トレードのチャンスが広がる利点があります。

取扱銘柄 BTC/JPY、ETH/JPY、XEM/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、ETC/JPY、
BCH/JPY、MONA/JPY、XLM/JPY
ETH/BTC、XEM/BTC、XRP/BTC、LTC/BTC、ETC/BTC、BCH/BTC、ETC/ETH
最小注文数量(BTC) 0.001BTC
注文機能 ストリーミング注文、指値注文、逆指値注文、OCO即取引IFD、IFO、一括決済、クイック決済
両建て 可能
ロスカットルール 証拠金維持率80%以下
追証ルール
証拠金 日本円、仮想通貨でも可能

ドテン注文が可能なFX専用アプリを提供するGMOコイン

bitFlyer
「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。GMOクリック証券など金融サービスのノウハウを活かした運営がGMOコインの特徴です。

GMOコインでは「取引所」と販売所形式の「仮想通貨FX」で、8種類の仮想通貨(BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XEM、XLM、BAT)に対して最大4倍のレバレッジ取引が可能です。仮想通貨FXでは、買い注文と売り注文を同時に保持する「両建て」ができます。

仮想通貨FX専用アプリ「ビットレ君」では、ワンタップで新規・決済・ドテン注文が可能な「スピード注文」を備えているため、相場変動を逃さずに対応しやすくなっています。これは、保有中の建玉(ポジション)と反対の売買タブをタップすることで、即座にポジションを持ち替えることができます。仮想通貨FXは「両建て」にも対応しています。

取扱銘柄 BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY、XEM/JPY、XLM/JPY、BAT/JP
最小注文数量(BTC) 0.01 BTC
注文機能 成行、指値、逆指値、IFD、OCO、IFD-OCO、スピード注文
両建て 可能
ロスカットルール 拠金維持率75%以下
追証ルール
証拠金 日本円
BTC

ビットコイン取引量は国内No.1のbitFlyer

bitFlyer
仮想通貨取引ツール「bitFlyer Lightning」を提供するbitFlyerは、日本の主要メガバンク(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタルなど)から出資を受けている国内でも有数の仮想通貨取引所です。現物/差金決済/先物取引を含むビットコイン取引量は国内No.1を維持しています(2019年総月間出来高:Bitcoin 日本語情報サイト調べ)。

biyFlyer Lightningでは、FX(BTC-FX/JPY)と先物取引(BTC/JPY)で、最大4倍のレバレッジ取引が可能です。FXは期限がなく、先物は期限がある(限月決済)という違いがあります。

取扱銘柄 BTC/JPY(*レバレッジ取引)
最小注文数量(BTC) Lightning FX:0.01 BTC
Lightning Futures:0.001 BTC
注文機能 成行、指値、IFD、OCO、逆指値注文、IFDOCOC
両建て 不可
ロスカットルール 拠金維持率50%以下
追証ルール 証拠金維持率100%以下で発動。2営業日以内に追加しない場合、ロスカットルールが適用される
証拠金 日本円
BTC

③レバレッジ取引で抑えておくべきロスカットルール

追証

レバレッジ取引では、含み損が膨らんだ場合に仮想通貨取引所に預託した証拠金や追加の損金を支払わなければならない場合があります。3社ともに「証拠金額を上回る損失が生じた場合には、その超過額を不足金として支払う必要がある」と忠告しています。この点はしっかり覚えておきましょう。

ロスカットルール

含み損が膨らんでいる状況で、追証を防ぐために機能するのがロスカットルールです。損失を確定させるために保有している全てのポジションが強制的に決済されます。仮想通貨取引所はそれぞれロスカットルールを適用する証拠金維持率を定めています。

ロスカットルールの証拠金維持率が低いほど、資産価格が一時的に急落して急回復するような場合に、ロスカットが適用される可能性は軽減します。しかし、価格が回復せずに下落し続けた場合に損失が拡大するリスクも伴います。各取引所のルールはしっかり把握しておきましょう。

④まとめ

レバレッジ取引は手持ちの資金が小さくても、証拠金を取引所に預けることで、大きな利益を獲得できる取引方法です。しかし相場の状況によっては証拠金以上の損失を被るリスクがあります。ロスカットルールやリスク管理方法を理解しないままレバレッジ取引を行うことは、資産を危険に晒すことになります。リスクを少しでも軽減するためにも、レバレッジ取引について最低限の知識を身に付けてから始めましょう。

各取引所によって取引銘柄や、手数料設計、利用できる注文方法など特徴が異なります。アプリや取引画面の使いやすさを含めて、自分の投資スタイルに合ったサービスでレバレッジ取引をするのがおすすめです。仮想通貨取引所では緊急メンテナンスで取引ができなかったり、売買制限が生じるケースもあります。そういった場合に対応できるよう、複数の取引所で口座を開設しておくことをお勧めします。これを機に3社のサイトにアクセスして、実際の取引画面など触ってみてください。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引におすすめの仮想通貨取引所・販売所3選