【トレーディングしたい方におすすめ】 bitFlyerと DMM Bitcoinの高機能取引ツールを比較!注文方法の種類から使いやすさなど徹底分析
仮想通貨(暗号資産)取引では、実際に仮想通貨を購入して売却してリターンを得る「現物取引」以外に、資金の数倍の取引が可能な証拠金取引(仮想通貨FX)があります。一般社団法人日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)が公表している「暗号資産取引状況表(月次)」によると、20120年2月の(JVCEA加盟の国内取引所)現物取引量は6,450億円。一方の証拠金取引は11兆6,570億円であり、市場全体の9割強を占めています。
レバレッジ取引はショート(空売り)ができるため、資産価値の下落から利益を得ることも可能です。特に価格が乱高下する時期において、ビットコインのボラティリティ(価格変動率の大きさ)を活かすことができます。トレーディングで収益を出したいと考えている場合、取引ツールで利用サービスを選択することは重要となります。
今回は、仮想通貨の高機能取引ツールに関する基本情報と、老舗でありNo.1の出来高を誇る仮想通貨取引所bitFlyerと、新進気鋭のDMM Bitcoinの高機能取引ツールについて比較ご紹介します。初心者にも使いやすいように設計されているので、これから仮想通貨投資に取り組みたいという方も参考にしてください。
目次
- 仮想通貨FX(証拠金取引)とは?
- 仮想通貨取引所の高機能取引ツールとは?
- ビットコイン取引量No.1、bitFlyerの「bitFlyer Lightning」
3-1. 現物・FX・先物取引が可能
3-2. 一つの画面内で様々な取引が可能
3-3. 初心者も簡単、チャートで価格を指定して注文可能 - DMMグループの金融ノウハウが活かされているDMM Bitcoin
4-1.16種類の通貨ペアに対応しているレバレッジ取引
4-2.ストリーミング・スピード注文などのトレーディング機能
4-3.カスタム可能なPC版取引システム! - 取扱銘柄・注文機能・手数料などを比較
- まとめ
①仮想通貨FX(証拠金取引)とは?
FX取引とは、ビットコイン現物の取引を行わず、買い/売りの宣言を繰り返すという投資手法です。売り買いの価格の差額を決済することで、差し入れた証拠金が増減していくことになります。現物取引と違って売りからでも取引できることや、レバレッジを掛けられることが特徴です。うまく使いこなせれば大きな利益を狙えますが、同等のリスクを追うため、資産管理が重要となります。
②仮想通貨取引所の高機能取引ツールとは?
「高機能取引ツール」は、トレーディングやFX取引をサポートするための機能が備わっている取引プラットフォームのことを指します。こうしたツールではチャート描画機能や複数のインジケーターを利用したテクニカル分析が可能で、条件注文を備えているものもあります。画面のカスタマイズができたり、利用者のポジショニング分析を補完する機能や特殊注文を備えているなど、高機能ツールは各社の独自性が現れている部分です。
高機能取引ツールはトレーディングをするような上級者向きと考えるかもしれませんが、取引所の取引ツールは初心者にも扱いやすいよう設計されています。主要となるインジケーター(指標)もワンタッチで表示できるので、本格的なトレーディングをしないとしても、仮想通貨に対する情報感度を高めるという意味では価格推移とテクニカル指標を見比べるだけでもおすすめです。
③ビットコイン取引量No.1、bitFlyerの「bitFlyer Lightning」
bitFlyerは、日本の主要メガバンク(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタルなど)から出資を受けている国内でも有数の仮想通貨取引所です。
bitFlyerの仮想通貨取引サービスは、初心者でも利用しやすい「販売所」と、ビットコインの板取引が可能な「簡単取引所」、複数の注文機能で価格変動リスクを細かく管理できる「bitFlyer Lightning」があります。
「bitFlyer Lightning」は、現物取引(BTC/JPY、ETH/JPY、BCH/BTC、ETH/BTC)、レバレッジ取引(Lightning FX、Lightning Futures)を提供しており、Bitcoin日本語情報サイトによると、現物・差金決済・先物取引を含むビットコイン取引量は国内No.1となっています(2019年総月間出来高)。
3-1. 現物・FX・先物取引が可能
bitFlyer Lightningは、仮想通貨の現物取引4ペア(BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC)と、FX(BTC-FX/JPY)、先物取引(BTC/JPY)に対応しています。FXと先物は最大レバレッジ4倍をかけて、値上がりと値下がりの双方で利益を狙うことが可能な取引手法です。
3-2. 一つの画面内で様々な取引が可能
bitFlyer Lightningは、取引に必要な「チャート・板・損益・ポジション・発注画面・歩み値情報・ニュース・注文パネル・注文状況・取引履歴・チャット」を一つの画面で網羅しています。そのため投資初心者から中上級者まで様々な目的に応じた取引ができる特徴があります。取引画面上部のヘッダーから「BTC-FX/JPY」や「BTC/JPY-22MAY2020」等の違う商品にワンタッチで切り替えることができるので、ストレスなく取引できます。
3-3. 初心者も簡単、チャートで価格を指定して注文可能
チャートは1分足から週足まで変更ができ、ローソク足以外にライン、バーチャートにも変更可能です。チャート分析に便利なボリンジャーバンド、移動平均線など様々なインジケーターも「設定」から以下のように選択でき、チャートの中に反映することができます。またローソク足上で左クリックをすれば注文価格をコビーして指値注文をスムーズに出すこともできます。
チャート上には、板情報の数をグラフ化したBoard 板情報や、売り呼値(ask)と買い呼値(bid)を表す市場の厚み(デプス: Depth)が表示されており、出来高の多いbitflyerの取引参加者のポジション分析に利用できます。
④DMMグループの金融ノウハウが活かされているDMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、株式会社DMM.comのグループ会社である株式会社DMM Bitcoinが運営する仮想通貨取引所です。DMM.comはグループ会社で10年近く金融サービスを提供した実績もあるため、DMM Bitcoinにおいてもグループ会社の金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。また、DMM Bitcoinは国内取引所の中でもアルトコイン証拠金取引の対応通貨が多く、他社にはない仮想通貨FXサービスが特徴です。
4-1.16種類の通貨ペアに対応しているレバレッジ取引
DMM Bitcoinでは、販売所形式で9種類の仮想通貨(BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XEM、ETC、XLM、MONA)のレバレッジ取引に対応しています。日本円に加えて暗号資産建ての取引にも対応しており、利用可能な銘柄の取引の組み合わせは計16種類に上ります。買い注文と売り注文を同時に保持する「両建て」ができ、中期的に買いポジションを取りながら、短期的に売りポジションを取るような戦略取れるメリットがあります。
4-2.ストリーミング・スピード注文などのトレーディング機能
DMM Bitcoinの取引では多彩な注文方法が揃っており、希望の条件を満たしたら取引が成立する条件注文も備わっています。特に、DMM BitcoinはFX(外国為替取引)の分野で人気の高い2つの注文機能を備えています。スリッページ幅を限定した成行売買が可能な「ストリーミング注文」は、数秒~数分で決済するスキャルピングという取引手法に有効な機能です。また、ワンタップで新規・決済・ドテン注文を実行できる「スピード注文」は、相場の転換点で素早くポジションを持ち替えることができます。
4-3.カスタム可能なPC版取引システム!
DMM Bitcoinでは、PC版取引システムとスマートフォン版取引システムアプリが用意されています。PC専用の取引ツールは、一画面に全ての取引アイテムを集約した見やすいインターフェイスになっています。9種類のテクニカル指標を備え、4分割チャートにも対応しています。下図のようにレイアウトは自由自在にカスタムができ、チャートをクリックして注文価格を指定することも可能です。
また、iOSとAndroid対応のスマートフォンアプリもPC版に匹敵する充実の機能を搭載しており、使いやすいと利用者から高く評価されています。アプリからでもチャートを見ながら「ワンタッチ発注」ができます。
⑤取扱銘柄・注文機能・手数料などを比較
bitFlyer Lightning | DMM Bitcoin | |
現物取引銘柄 | BTC/JPY、ETH/JPY、BCH/BTC、ETH/BTC | BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、ETH/BTC |
レバレッジ取引銘柄 | レバレッジ取引銘柄 BTC-FX/JPY Lightning Futures(ビットコイン先物) |
BTC/JPY、ETH/JPY、XEM/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、ETC/JPY、 BCH/JPY、MONA/JPY、XLM/JPY ETH/BTC、XEM/BTC、XRP/BTC、LTC/BTC、ETC/BTC、BCH/BTC、ETC/ETH |
最小注文数量(BTC) | 成行、指値、IFD、OCO、逆指値、IFDOCOC注文 | ストリーミング、指値、逆指値、OCO即取引IFD、IFO、一括決済、クイック決済 |
両建て | 不可 | 可 |
ロスカットルール | 拠金維持率50%以下 | 証拠金維持率80%以下 |
追従ルール | 証拠金維持率100%以下で発動。2営業日以内に追加しない場合、ロスカットルールが適用される | − |
証拠金(預入資産) | 日本円、BTC | 日本円、仮想通貨でも可能 |
取引手数料 | 現物:0.01%〜0.15% レバレッジ取引:建玉金額の0.04%/日 |
現物:無料 レバレッジ取引:建玉金額の0.04%/日 |
日本円出金手数料 | 三井住友銀行宛:3万円未満216円、3万円以上440円 その他の銀行宛:3万円未満540円、3万円以上770円 |
無料(1日あたり2,000円以上、1億円未満) ※出金依頼後、3銀行営業日以内 |
※2020年6月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。
⑥まとめ
とちらの取引所もトレーダーも満足できる高機能取引ツールが提供されています。まだそこまでの高機能を使いこなす自信がない方は、簡易取引所のビットコインのみが取引できる取引画面から始めるのもいいでしょう。
興味はあるがどうしても難しそうという方は、bitFlyer Lightningにはデモ機能もできるので、まずはデモから体験してみるのが良いでしょう。また、bitFlyerであればスマホアプリから「bitFlyer Lightning」にスムーズにアクセスできることも特徴です。
DMM Bitcoinは現物取引の最小注文数量はbitFlyer(Lightning)の10分の1なので、レバレッジ取引を試してみたいという方も少額から始めやすいメリットがあります。また注文機能も豊富なので、本格的なトレーディングの経験値を上げたい方におすすめです。
どちらの取引所にも特徴がありので、自分にとって使いやすいと思う方を利用するのがおすすめです。また仮想通貨取引所では緊急メンテナンスでアクセスできない場合や、売買制限等で取引が行えない事もありますので、仮想通貨取引所の口座開設は無料でできますので、これを機にぜひ確認してみてください。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
【トレーディングしたい方におすすめ】 bitFlyerと DMM Bitcoinの高機能取引ツールを比較!注文方法の種類から使いやすさなど徹底分析