アルトコインを豊富に取り扱っている取引所はどこ?アルトコイン投資におすすめの暗号資産取引所4選

仮想通貨(暗号資産)というと、ビットコインを思い浮かべる人は多いと思います。市場にはXRPやイーサリアムなどさまざまな種類が存在しており、それらは総じて「アルトコイン」と呼ばれています。仮想通貨取引所によって取扱いのあるアルトコインは異なり、各社サービスの差別化要因の一つとなっています。

注意すべきことは、ある仮想通貨取引所が特定のアルトコインを取り扱っていると思っても、「レバレッジ取引」しか利用できないケースもあることです。レバレッジ取引というのは、資産価格の変動に賭けて決済時に現金をやりとりするものです(差金決済と言います)。そうした場合、目的のアルトコインの現物資産を所有して自分の手元のウォレットや他の取引所に送金することはできません。

ここではHEDGE GUIDE編集部がおすすめするアルトコインを豊富に取り扱っている仮想通貨取引所について、ピックアップします。現物とレバレッジ取引とで取扱通貨が異なる企業もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. アルトコインを豊富に取り扱っている仮想通貨取引所・販売所4選
  2. 1. 現物取引のみ!国内最多12種類の仮想通貨を取り扱うCoincheck
    2. アルトコインのレバレッジ取引銘柄なら国内最多!DMM Bitcoin
    3. 現物取引で9種類の仮想通貨を取り扱うbitFlyer
    4. 7種類の現物、5種類のレバレッジ取引を備えるGMOコイン

  3. まとめ

①アルトコインを豊富に取り扱っている仮想通貨取引所・販売所4選

1. 現物取引のみ!国内最多12種類の仮想通貨を取り扱うCoincheck

Coincheck
「Coincheck」は、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。Coincheckは販売所で、国内でも最多となる12種類の仮想通貨(ビットコイン、XRP、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、XEM、イーサリアムクラシック、リスク、ファクトム、ライトコイン、モナコイン、ステラルーメン、クアンタム)を取り扱っています。他の取引所では取り扱いが少ない仮想通貨を購入できます。Coincheckは板取引(ビットコインとファクトムのみ)ができる取引ツール「トレードビュー」も提供しており、今後順次対対応通貨を増やしていく方針です。

さらにCoincheckは「貸仮想通貨」を提供しているので、ユーザーは保有しているアルトコインを貸し出して金利を稼ぐことができます。取り扱いのある全種類の仮想通貨に対応しており、最大年利は5%となっています。Coincheckはアルトコインを長期保有するのであれば要チェックの取引所です。

取扱銘柄(販売所) BTC、ETH、XRP、ETC、BCH、XEM、LISK、FCT、LTC、MONA、XLM、QTUM
取扱銘柄(現物・取引所) BTC/JPY、FCT/JPY
その他サービス Coincheckつみたて、貸仮想通貨、Coincheckでんき・ガス、ステーキング(β)

2. アルトコインのレバレッジ取引銘柄なら国内最多!DMM Bitcoin

DMM Bitcoinは、株式会社DMM.comのグループ会社である株式会社DMM Bitcoinが運営する仮想通貨取引所です。DMM.comはグループ会社で10年近く金融サービスを提供した実績もあるため、DMM Bitcoinにおいてもグループ会社の金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。また、DMM Bitcoinは国内取引所の中でもアルトコイン証拠金取引の対応通貨が多く、他社にはない仮想通貨FXサービスが特徴です。

DMM Bitcoinでは、販売所形式で9種類の仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、イーサリアムクラシック、ステラ、モナ)のレバレッジ取引に対応しています。日本円に加えて仮想通貨建ての取引にも対応しており、利用可能な銘柄の取引の組み合わせは計16種類に上ります。その一方、DMM Bitcoinの現物取引で利用できる取扱銘柄は4種類のみなので注意しましょう。

取扱銘柄(現物取引) BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、ETH/BTC
取扱銘柄(レバレッジ取引) BTC/JPY、ETH/JPY、XEM/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、ETC/JPY、
BCH/JPY、MONA/JPY、XLM/JPY
ETH/BTC、XEM/BTC、XRP/BTC、LTC/BTC、ETC/BTC、BCH/BTC、ETC/ETH
その他サービス 証拠金に仮想通貨(暗号資産)を使用できる

3. 現物取引で9種類の仮想通貨を取り扱うbitFlyer

bitFlyer
bitFlyerは、株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨取引所です。国内の主要メガバンクやベンチャーキャピタル(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタル等)から出資を受けています。bitFlyerの仮想通貨取引サービスは、初心者でも利用しやすい「販売所」と、ビットコインの板取引が可能な「簡単取引所」、複数の注文機能で価格変動リスクを細かく管理できる「bitFlyer Lightning」があります。

bitFlyerは「販売所」と「簡単取引所」、そして証拠金取引など高度な注文が可能な「bitFlyer Lightning」を提供しています。bitFlyer Lightningは「現物取引(BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC)」と「差金決済(BTC-FX/JPY)」、そして「先物取引(BTC/JPY)」に対応しています。また、販売所では9種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、BAT)の仮想通貨を売買できます。

取扱銘柄(現物:販売所) BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、LISK、ETC、MONA、BAT
取扱銘柄(現物:取引所) BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC
レバレッジ取引取扱銘柄 BTC-FX/JPY、BTC/JPY
その他サービス 「ビットコインをもらう」、「Tポイントプログラム」

4. 5種類の仮想通貨で板取引ができるGMOコイン

GMOコイン
「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。GMOクリック証券など金融サービスのノウハウを活かした運営がGMOコインの特徴です。

GMOコインは「販売所」と「取引所」、「仮想通貨FX」の3つの仮想通貨売買サービスを提供しています。取引所は5種類の通貨(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン)で現物取引とレバレッジ取引を利用できます。販売所では8種類の通貨で現物取引とレバレッジ取引を利用できます。

GMOコインも「貸仮想通貨」を提供しているので、ユーザーは現物アルトコインを貸し出して金利を稼ぐことができます。

取扱銘柄(現物;販売所) BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、XEM、XLM、BAT
取扱銘柄(暗号資産FX:販売所) BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、XEM、XLM、BAT
取扱銘柄(現物:取引所) BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY
取扱銘柄(レバレッジ取引;取引所) BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY
その他サービス 貸暗号資産

※2020年7月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

②まとめ

仮想通貨取引所が現物通貨を取り扱うためには、それぞれのブロックチェーンを取り扱えるよう開発を行い、保管体制を整える必要があります。そのため段階的にならざるを得ず、1個ずつ順番に対応通貨を増やしているのが実情です。そう考えると2014年に創業したCoincheckやbitFlyerの両社が、多くの仮想通貨の現物取引を提供しているのも納得です。

一方、DMM BitcoinやGMOコインは2017年に設立された新しいプラットフォームです。アルトコインでレバレッジ取引ができる体制が整っている事は、後発企業ならではの強みと言えます。

アルトコインはビットコインよりさらにボラティリティ(価格変動幅)が大きく、極端な値動きをしがちです。レバレッジ取引には証拠金を失うリスクが伴うので、初心者の方がアルトコインに投資するのなら、まずは現物資産で始めたほうが賢明でしょう。

どこの取引所も口座開設は無料で簡単にできるので、これを機に気になる取引所の口座を開設してみることをおすすめします。仮想通貨取引では複数の仮想通貨を購入するため以外にも、ハッキングリスクやメンテナンス対策(取引所メンテナンス時には他取引所を利用する)を考えて複数の仮想通貨取引所で口座を開設しておくことが一般的です。そのため、仮想通貨投資を始めたいと考えている方は、自身が購入したいと考える仮想通貨を取り扱う仮想通貨取引所を2つから3つ開設しておくとよいでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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