「GMOコイン」の暗号資産取引サービスについて徹底解説!暗号資産FXと取引所で初心者~上級者まで幅広く対応

GMOコインでは現物取引に取引所と販売所がある他、レバレッジ取引(暗号資産FX)もあるため、それぞれの特徴やメリットを活用したさまざまな取引が可能です。GMOコインでは即時入金、日本円の出金、暗号資産の送付手数料が無料です。ここではGMOコインの特徴やメリット、利用するにあたって覚えておくべきポイントについて詳しく解説していきます。

目次

  1. GMOコインとは?
  2. GMOコインの3種類の取引サービス
    2-1. 暗号資産を取得できる販売所
    2-2. 高機能な暗号資産FX(レバレッジ取引)
    2-3. アルトコインの板取引もできる取引所
  3. GMOコインのメリット
    3-1. アルトコインのレバレッジ取引銘柄が豊富
    3-2. 目的に合わせて2種類のアプリを利用できる
    3-3. 「貸暗号資産」で着実に保有量を増やせる
  4. GMOコインを利用する際のポイント・注意点
  5. GMOコインの基本情報・取扱銘柄・手数料など
  6. まとめ

①GMOコインとは?

GMOコイン

GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社、GMOコイン株式会社が運営している暗号資産取引所です。国内大手企業であるGMOインターネットはGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績があり、暗号資産取引所ではそのノウハウを活かした運営が行われています。

GMOコインでは取引所形式、販売所形式、暗号資産FXのそれぞれで、ビットコイン、イーサリアム、XRP(エックスアールピー)など複数の暗号資産を取引可能なことが特徴です。GMOコインの暗号資産FX専用アプリ「ビットレ君」では、全9種類のテクニカルチャートを利用できるなど、多くの機能・取引を利用したい方におすすめの取引所です。

②GMOコインの3種類の取引サービス

GMO Coin
GMOコインは3種類の取引サービス、「販売所」、「取引所(現物取引、レバレッジ取引)」、「暗号資産FX」を提供しています。それぞれ取扱銘柄や取引方法が異なるため、事前にしっかりとおさえておきましょう。

2-1. 暗号資産を取得できる販売所

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販売所では8種類の銘柄(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン、BAT)で現物取引を利用できます。販売所というのは、投資家がGMOコインを相手に暗号資産を購入(売却)する取引方法です。販売所の注文画面は「買値」と「売値」だけがシンプルに表示された「2Wayプライス」となっているため、初心者向きの取引方法と言えます。

販売所は、提示されている価格でGMOコインからすぐに購入(売却)ができるので、取引チャンスを逃すリスクが低いというメリットがあります。購入価格と売却価格の差(スプレッド)が実質的な手数料となるため、以下の取引所と比べて購入価格が高く、売却価格は低くなる場合があります。

2-2.高機能な暗号資産FX(レバレッジ取引)

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暗号資産FXでは、販売所形式で8種類の暗号資産のレバレッジ取引が可能です。暗号資産FXは、指値・成行に加えて3種類(IFD、OCO、IFD-OCO)の複合注文、そして「両建て」に対応しています。これらの機能は、投資資金より多くの金額を賭ける暗号資産FXにおいて、価格変動時のリスク管理に役立ちます。また、上図ではスプレッドが表示されており、現物・販売所と比べて狭くなっていることがわかります。

レバレッジ取引というのは、証拠金を担保に資金を借り入れて、より大きなポジションを持てるサービスです。現物取引では買いから入るしかないところを売りから入ることもできるので、下落相場であっても利益を狙うことが可能です。

2-3. アルトコインの板取引もできる取引所

GMOコインの取引所は、5種類の銘柄(BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY)で現物取引とレバレッジ取引を利用できます。現物のメイカー取引ではマイナス手数料(-0.035%)を採用しているので、取引すればするほど手数料を得ることができます。

取引所というのはユーザー間で暗号資産を取引する方法で、GMOコインは購入者と売却者を仲介する「板」を提供します。板情報は現在の資産価格と投資家の指値注文をリアルタイムに反映しています。取引所は、販売所よりも手数料を低く抑えられる場合がありますが、反対注文(自分が「買い」ポジションの場合に、反対のポジションとなる「売り」のこと)が少なければスリッページが生じることもあります。GMOコインの注文量の見極めが肝心です。

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GMOコインは、取引所(レバレッジ)に特化したPC専用の高機能ツール「WEB TRADER」を提供しており、板情報やローソク足チャート、売買など一画面に集約されているのでおすすめです。

③GMOコインのメリット

3-1. アルトコインのレバレッジ取引銘柄が豊富

GMOコインは暗号資産FXの取引銘柄では国内トップクラスとなっており、アルトコインのレバレッジ取引を行いたいユーザーにとって必須の取引所の一つです。前述の通り、実質的な手数料と言われる暗号資産FXのスプレッド(売買価格差)は、他社と比べても狭い水準となっています。そのため、暗号資産FXで2ウェイ・プライス型の取引を行いたい場合に、GMOコインは使いやすい取引所の一つと言えるでしょう。

3-2. 目的に合わせて2種類のアプリを利用できる

GMOコインは2種類のスマホアプリを利用できます。「GMOコイン 仮想通貨ウォレット」は、仮想通貨の「販売所」、「取引所(現物・レバレッジ取引)」、日本円入出金、仮想通貨の預入・送付、口座情報の確認・更新などを利用できます。初心者から上級者まで幅広く利用されています。

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一方、GMOコインが提供する暗号資産FX専用アプリ「ビットレ君」は、FX取引に必要な情報取得に特化しています。描画機能付きのチャートや、1分間に大きな価格変動が発生した際にプッシュ通知も搭載しています。ワンタップで新規・決済・ドテン注文が可能な「スピード注文」を備えているため、相場変動を逃さずに対応しやすくなっています。

3-3. 「貸暗号資産」で着実に保有量を増やせる

GMOコインはユーザーが所有している暗号資産を貸し出して最大年利3%の暗号資産を獲得できる「貸暗号資産サービス」を提供しています。利用者は、GMOコインが取り扱う8種類の暗号資産を日本円で10万円程度から、最短1ヶ月間から貸し出せるようになっています。貸出期間と金利設定は、1か月(年率1%)と3か月(年率3%)の2パターンから選べ、毎月15日から貸出を開始できます。貸暗号資産はトレードに自信がない方でも確実にコツコツと仮想通貨の保有量を増やすことができるので、投資家の間で人気が高まっています。

④GMOコインを利用する際のポイント・注意点

GMOコインを利用するにあたり、注意しておくことで更に上手く利用できる、賢く利用するためのポイントについて解説します。

販売所形式は取引所形式と比べるとスプレッド手数料が高い

GMOコインが提供する販売所形式のスプレッド手数料は取引所と比べると広いため、利益を直ぐには出しにくいことには注意が必要です。現物を購入したら、十分に価格が上昇するのを待つことが得策です。雰囲気や直感でむやみに売買をするのではなく、GMOコインが提供するさまざまなツールを利用して計画的に取引を行うと良いでしょう。

レバレッジ取引で購入した暗号資産は出庫できない

レバレッジ取引というのは、価格変動幅分の資産を取引決済時にやりとりするものです(差金決済と言います)。ポジションに「買い(ロング)」を入れても、現物の暗号資産を所有しているわけではないので、自分の手元のウォレットや他の取引所に送金することはできません。

暗号資産FX(レバレッジ取引)のロスカットリスク

暗号資産FXでは、GMOコインに証拠金を預け入れることで、資金以上の暗号資産を売買できます。取引できる金額が大きくなるためリターンも大きくなりますが、その反面大きな損失が発生するリスクもあります。レバレッジ取引でリスクを少しでも軽減するためにも、適切な建玉(ポジション)管理や、ストップ注文の設定、証拠金維持率などのルールを把握しておくことが大切です。

顧客の暗号資産を分別してオフラインで管理

GMOコインは顧客資産を全て会社の資産と分別して管理しています。暗号資産のサイバー攻撃対策として、GMOコインの保有分と顧客の保有分をオフラインで管理することで物理的に分離・保管をしています。また、システムの24時間365日の監視態勢を置き、外部のセキュリティ専門家による定期的なシステムの脆弱性診断を実施しています。

⑤GMOコインの基本情報・取扱銘柄・手数料など

会社名 GMOコイン株式会社
設立日 2016年10月
資本金 37億5,800万円(準備金含む)
取引方法 取引所(現物・レバレッジ取引) / 販売所・暗号資産FX
取扱銘柄 取引所:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、XRP
販売所・暗号資産FX:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、XRP、ネム、ステラ、ベーシック・アテンション・トークン
最小取引単位(現物取引) 0.0001 BTC / 回
0.01 ETH / 回
0.01 BCH / 回
0.1 LTC / 回
1 XRP / 回
最小取引単位(レバレッジ取引) 新規・決済ともに 0.01 BTC / 回
新規・決済ともに 0.1 ETH / 回
新規・決済ともに 0.1 BCH / 回
新規・決済ともに 1 LTC / 回
新規・決済ともに 10 XRP / 回
取引手数料 販売所:無料
取引所:Maker -0.035%, Taker 0.04%
暗号資産FX:注文手数料無料、ロスカット手数料 建玉ごとに0.5%、レバレッジ手数料 建玉ごとに0.04%/日、現引き・現渡し手数料 建玉ごとに20%
最大レバレッジ 4倍

※2020年7月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

⑥まとめ

GMOコインはGMOインターネットが親会社という信頼感があり、販売所と取引所の両方を兼ね備えていることから初心者から上級者まで利用しやすい暗号資産取引所です。初心者なら販売所、短期で収益を狙うなら取引所や暗号資産FX、という具合に取引方法を選択できます。

取引所であればマイナス手数料を採用しているので、取引所形式での取引に早く慣れることで販売所を利用するよりもお得な取引ができるようになります。また、スマホアプリでは初心者でも使いやすい取引画面が採用されており、チャートを確認する目的だけで同アプリを利用する人もいるため、暗号資産取引を始めたいという方はぜひ検討をしてみてください。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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