二酸化塩素ガスによる除菌システムを全国に。トラステック愛知がFUNDINNOで資金調達へ
株式会社トラステック愛知は株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で8月19日から募集による投資申込みの受付を開始する。同社は二酸化塩素ガスを使用した除菌システム「ESCO Willmaster(エスコ・ウィルマスター)」の開発元で、同システムおよび小型版の普及、新たな除菌装置の開発を計画している。目標募集額1500万円、上限応募額6000万円。1株5万円で投資金額は10万円、30万円、50万円の3コース。申込期間は2020年8月21日まで。新型コロナウイルス感染対策に関する案件は投資家も関心が高く、7月にも空気清浄機に関連したプロジェクトが目標募集額1250万円を集め成約している。
現在、除菌・換気が必要な場所では「ホルマリン除染法」が多く使われているが、ホルマリンは健康への危険性や環境悪化、時間がかかるといった問題がある。エスコ・ウィルマスターは二酸化塩素ガスを使用することで気中拡散性に優れ、空中から取手や壁などの表面まで除菌可能。さらに、除菌後に残存ガスの回収を行う仕組みで、拭き取り作業も不要。ガス濃度が規定値以下になればすぐ作業を開始できるなどのメリットがあるとしている。
同社の主力事業は電源監視装置の製造販売で、エスコ・ウィルマスターはアース製薬株式会社から技術支援を受けて開発した。現在はアース製薬の子会社であるアース環境サービス株式会社を通じて製薬工場などに販売実績を持つ。今年、小規模空間で利用できる小型除菌装置「Weraser奏(ウイレイサーかなで)」を新たに開発。病院やホテル、学校、小売店などに向け販売・レンタルしていく計画だ。
また、今年5月に「要時生成型二酸化塩素水溶液」が新型コロナウイルスを98%以上消毒できることを実証したという大阪大学の発表を受け、同社も要時生成型二酸化塩素水溶液を活用した除菌装置「Weraser雫(しずく)」の開発に着手。直接身体に噴霧できるタイプの除菌液で、店舗や駅など、多くの人が出入りする場所での活用を見込む。
2025年度末までに日本全国200カ所以上に自社の小型除菌システムを導入、IPOは26年を計画、売上高約12億円を想定している。
今回、トラステック愛知社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型FCサービスで、累計成約額34億8964万円、累計成約件数107件、投資家数3万3382人(8月12日時点)。案件によっては申込開始後に即、上限金額に達する場合もあり、これまでの最速目標達成時間は1分54秒。
応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。
審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。
現在、ファンディーノでは、2020年8月1日~2020年9月30日まで「サラリーマン金太郎 × FUNDINNO Go! Investor キャンペーン」を実施中。期間中にファンディーノで投資家登録を行い、アクティベートまで完了した場合にAmazonギフト券(コードタイプ)1000円分をプレゼントする。アカウントのアクティベート期限は2020年10月31日23:59まで。ギフト券は11月中旬以降、当選者宛に登録メールアドレスへ送付される。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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