【暗号資産投資初心者向け】ビットコイン投資を始める際に押さえておきたい確定申告のポイント

暗号資産(仮想通貨)投資を始めた方の中には、投資自体が初めてで、初めて確定申告を迎える方もいると思います。サラリーマンでも原則として給与以外の所得の合計額が年間20万円を超える場合には確定申告が必要となります。確定申告の経験がない方には難しいイメージを持たれる方も多いでしょう。ここでは暗号資産投資初心者が最低限押さえておきたい、確定申告のための注意点をご案内します。

目次

  1. 暗号資産の所得区分は株式投資とは異なる「雑所得」
  2. 暗号資産の売買における所得のタイミング
  3. その他の所得のタイミング
  4. 初心者におすすめの暗号資産取引所
  5. まとめ
    5-1. 自動積立・貸暗号資産を利用できるCoincheck
    5-2. マイナス手数料を採用するGMOコイン

①暗号資産の所得区分は株式投資とは異なる「雑所得」

暗号資産投資による利益は、「総合課税」区分の「雑所得」に分類されます。総合課税とは、個人の1年間の所得をすべて合計して課税対象となる仕組みのことで、合計額に対して6段階の累進税率が課されます。総合課税に該当する所得は「雑所得」以外に、事業所得、配当所得、不動産所得、給与所得、山林所得、一時所得、譲渡所得があります。

例えばサラリーマンには給与所得がありますが、暗号資産投資で「雑所得」を得た場合には、給与所得と雑所得を合算して所得税を計算することになります。税率の7つの区分は以下の通りです。

所得税の速算表

課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

②暗号資産の売買における所得のタイミング

暗号資産投資の場合、所得が発生するタイミングは「損益が確定したとき」となります。損益の確定とは、保有している資産を売却するなど、反対売買を行うことにより実際に生じた損益を意味します。具体的な事例で見ていきましょう。

例えば、2020年に100万円で購入したビットコイン(1 BTC)が値上がりし、2020年の年末に価格が130万円だった、というケースを考えます。ここで実際に年末に130万円で売却したとすると、利益は30万円となり、この30万円が所得として認識されます。この売却取引が「損益が確定したとき」に該当し、所得が発生するタイミングとなります。

初心者の方で勘違いしやすいケースでいうと、2020年1月にビットコインを売却して利益が生じていた場合は、2020年ではなく2021年の申告対象となるので注意しておくとよいでしょう。

②暗号資産同士の交換(売買)での所得のタイミング

ビットコインをイーサリアムに替えた場合など暗号資産同士の交換の場合も、課税対象となり得ます。交換時点にビットコインの時価(円建て)を評価し、利益が出ていれば所得として認識され納税が必要となるので注意しましょう。

例えば、ビットコインが50万円のときに1 BTC購入したとします。その後ビットコイン価格が100万円になったときに、ビットコイン1BTCをイーサリアム50 ETHと交換したとします。このビットコインとイーサリアムの交換取引は、下記2つの取引に分解して所得計算することになります。

  1. ビットコインを時価(100万円)で売却
  2. イーサリアム50ETHを時価(100万円)で購入

もともとビットコインを50万円で購入していたことから、取引①がビットコインの「損益確定」取引に該当します。取引①で50万円の利益が発生し、これを所得として認識することになります。

取引②についてはイーサリアムを購入しただけなので、損益確定取引ではありません。その後イーサリアムを円建てで売却したり、また別の暗号資産に交換したときに、利益を計算することになります。

③その他の取引について

プレゼント、貸暗号資産、ステーキング報酬

プレゼントやエアドロップ、貸暗号資産(レンディング)、ステーキング報酬などの取引でも所得が発生するので注意が必要です。

これらの取引では、「暗号資産を受け取った時点の時価で所得を認識」することになります。例えば、プレゼント企画などで時価100万円の時にビットコインを0.01BTC取得したとします。

この時、0.01BTCのビットコインは時価ベースで1万円の価値となるため、取得したタイミングで1万円の所得が発生した、と認識されます。なお、その後にこの取得したビットコインを仮に0.01BTC 1.5万円で売却したとすると、売却時点でさらに5,000円の所得が認識されることになります。逆に価格次第では損失を認識することも当然あります。

ハードフォーク

ハードフォークで得られる暗号資産は、取得時点では所得として認識されません。これは、マイニングやエアドロップなどと少し異なります。ハードフォークの場合の時価は、誕生したばかりなので0円とみなされます。そのため、ハードフォークで取得した時点では所得認識されません。その後売却したり交換したりすれば、その時点でさらに損益が計算され確定されることになります。

暗号資産を使った買い物

暗号資産を使って買い物をした場合は、支払いのタイミングで損益が計算され、所得として認識を行うことになります。購入商品の時価と使用した暗号資産の数量に基づいて損益が計算されます。

例えば、0.01 BTCを3,000円で購入し、その後0.01 BTCで5,000円の商品を購入したとします。この時、「0.01 BTCを5,000円で売却した」ものとして扱われます。この場合、2,000円の利益が確定することになります。

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④初心者におすすめの暗号資産取引所

1. 自動積立・貸暗号資産を利用できるCoincheck

Coincheck
「Coincheck」は、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する暗号資産取引所です。Coincheckの最大の特徴は、優れたUI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を採用しており、直感的に操作ができるので初心者にも非常に使いやすく設計されているのが特徴です。Coincheckは国内で最多となる14種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イーサリアムクラシック、ファクトム、ネム、モナコイン、ステラルーメン、リスク、BAT、クオンタム、IOST)を取り扱っています。

Coincheckは毎月一定額を自動的に投資できる「Coincheckつみたて」を提供しています。Coincheckつみたては、1万円から10万円まで1,000円単位で設定でき、銀行口座を指定しておくことで入金から購入まで全て自動で手数料無料で行います。ドルコスト平均法に基づいて毎日一定額を購入することで、買付単価を平準化できる「毎日つみたてプラン」がおすすめです。

またCoincheckは、暗号資産を貸し出して最大年利5%を獲得できる「貸暗号資産」サービスを提供しています。貸暗号資産は取り扱い暗号資産全てに対応しており、14日間・30日間・90日間・180日・365日間の貸出期間から利用できます。暗号資産を長期保有する場合に検討の価値があるサービスです。

2. マイナス手数料を採用するGMOコイン

bitFlyer
「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOクリック証券など金融サービスのノウハウを活かした運営がGMOコインの特徴です。同社の販売所では9種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン、ベーシックアテンショントークン、オーエムジー)を売買できます。

またiPhone・Android専用アプリ「GMOコイン 暗号資産ウォレット」を提供しており、暗号資産のシンプルな取引画面で直感的な利用ができる購入・売却は初心者にも定評があります。またレバレッジ取引、日本円入出金、暗号資産の預入・送付、口座情報の確認・更新、などアプリひとつで完結するようになっています。ビットコインは0.001BTCから購入することが可能で、1BTC=120万円の場合、120円からの少額取引ができます。即時入金手数料、出金手数料は無料なので定期的な購入にも利用しやすい取引所です。

当社はレンディングサービスを提供しており、最大年率3%の賃借料を受け取ることが可能です。対象通貨はGMOコインが取り扱っている9種類全てとなっているので、長期保有する場合には検討の価値があるサービスと言えます。

3. 入金手数料無料!SBI VCトレード

VCTRADE
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する暗号資産販売所です。SBIグループは顧客中心主義とインターネット革命を標榜、デジタルアセット取引のグローバルスタンダードを目指しています。グループ会社である住信SBIネット銀行との連携や主要暗号資産に絞った取扱銘柄、セキュリティ体制など、金融機関をバックグラウンドにもつサービスが提供されているため、暗号資産初心者にもおすすめの取引所となっています。

SBI VCトレードは「買値」と「売値」だけがシンプルに表示された販売所方式を採用しており、XRP、ビットコイン、イーサリアムを売買できます。販売所でありながら、成行注文だけでなく価格指定注文も備えていることはポイントです。SBI VCトレードは住信SBIネット銀行の即時決済サービスに対応しており、24時間365日振込手数料無料で利用可能です。手数料を気にせず自分のペースでいつでも購入することが可能です。
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⑤まとめ

暗号資産の税制は他の投資商品の税制よりも複雑なので、投資家にとってハードルとなっているケースもあるかと思います。暗号資産を頻繁に取引する方や高額を投資する方は、損益計算をサポートしてくれるサービスを利用するのも手です。大きな変更点はもちろん細かな変更までもサービス側も確認しているため便利です。

慣れない方は、暗号資産をむやみに交換するのではなく、できるだけ長期的な保有を検討しましょう。長期投資にはCoincheckの自動積立やGMOコインの貸暗号資産などがおすすめです。

1. 自動積立・貸暗号資産を利用できるCoincheck

Coincheck
「Coincheck」は、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する暗号資産取引所です。Coincheckの最大の特徴は、優れたUI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を採用しており、直感的に操作ができるので初心者にも非常に使いやすく設計されているのが特徴です。Coincheckは国内で最多となる14種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イーサリアムクラシック、ファクトム、ネム、モナコイン、ステラルーメン、リスク、BAT、クオンタム、IOST)を取り扱っています。

Coincheckは毎月一定額を自動的に投資できる「Coincheckつみたて」を提供しています。Coincheckつみたては、1万円から10万円まで1,000円単位で設定でき、銀行口座を指定しておくことで入金から購入まで全て自動で手数料無料で行います。ドルコスト平均法に基づいて毎日一定額を購入することで、買付単価を平準化できる「毎日つみたてプラン」がおすすめです。

またCoincheckは、暗号資産を貸し出して最大年利5%を獲得できる「貸暗号資産」サービスを提供しています。貸暗号資産は取り扱い暗号資産全てに対応しており、14日間・30日間・90日間・180日・365日間の貸出期間から利用できます。暗号資産を長期保有する場合に検討の価値があるサービスです。

2. マイナス手数料を採用するGMOコイン

bitFlyer
「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOクリック証券など金融サービスのノウハウを活かした運営がGMOコインの特徴です。同社の販売所では9種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン、ベーシックアテンショントークン、オーエムジー)を売買できます。

またiPhone・Android専用アプリ「GMOコイン 暗号資産ウォレット」を提供しており、暗号資産のシンプルな取引画面で直感的な利用ができる購入・売却は初心者にも定評があります。またレバレッジ取引、日本円入出金、暗号資産の預入・送付、口座情報の確認・更新、などアプリひとつで完結するようになっています。ビットコインは0.001BTCから購入することが可能で、1BTC=120万円の場合、120円からの少額取引ができます。即時入金手数料、出金手数料は無料なので定期的な購入にも利用しやすい取引所です。

同社はレンディングサービスを提供しており、最大年率3%の賃借料を受け取ることが可能です。対象通貨はGMOコインが取り扱っている9種類全てとなっているので、長期保有する場合には検討の価値があるサービスと言えます。

暗号資産取引所は、企業によって取り扱い通貨やユーザビリティが異なります。独特のサービスもあるため、自分の目的に合った取引所を選びましょう。ただ2、3社に口座を開設しておくことで、サービスを使い分けることができるので、複数登録しておくのがおすすめです。この機会に各社サービスを実際に確認してみてください。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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