【暗号資産初心者向け】コインチェック・GMOコイン・SBI VC トレードの3社の手数料、機能、取扱銘柄を徹底比較!

これから暗号資産投資を始めたい人にとって、どの取引所を選ぶか迷うケースもあると思います。金融庁によると、暗号資産交換業者のライセンス取得済みの企業は2020年9月30日時点に26社あります。

コインチェック、GMOコイン、SBI VCトレードは数年間の創業実績を有し、既に一定のユーザーに支持されている暗号資産(仮想通貨)取引所です。取引サービスや取り扱い銘柄の豊富さ、割安な手数料体系などにそれぞれの強みがあり、初心者から上級者まで幅広く利用されています。ここではコインチェック、GMOコイン、SBI VCトレードについて詳しく解説していきます。

目次

  1. 国内最多!14種類の暗号資産を購入できるコインチェック
    1-1. 簡単に暗号資産を購入できる販売所
    1-2. スマホアプリは累計ダウンロード数295万件を突破
    1-3. 自動積立やレンディングなど豊富なオプションサービス
  2. 現物・レバレッジ取引の両方を利用できるGMOコイン
    2-1. アルトコインのレバレッジ取引が可能
    2-2. 暗号資産FX専用のアプリを提供
    2-3. 貸暗号資産で着実に保有量を増やせる
  3. SBIグループが運営するSBI VCトレード
    3-1. 指値注文が可能な販売所:VCTRADE
    3-2. 手数料無料の取引所:VCTRADE Pro
    3-3. 販売所と取引所にアクセスできるアプリ:VCTRADE SP
  4. まとめ

①国内最多!14種類の暗号資産を購入できるコインチェック

Coincheck
コインチェックは、大手金融会社マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する暗号資産取引所です。マネックスグループ出身の蓮尾聡氏が代表取締役を務めており、金融業のノウハウをもった経営体制の下で運営されています。

1-1. 簡単に暗号資産を購入できる販売所

コインチェックは、国内で最も多くの暗号資産を取り扱っており、全部で14種類の暗号資産を500円から購入できます。ネムやモナコイン、リスク、ステラルーメンなど他では取り扱いが少ない資産もサポートしており、日本円だけでなくビットコインを使用して購入することも可能です。

1-2. スマホアプリは累計ダウンロード数295万件を突破

コインチェックのアプリは初心者でも利用しやすいインターフェースとなっています。暗号資産を購入できる「取引所」「販売所」機能の他、人気通貨別のチャット機能、貸仮想通貨機能などもアプリから管理できます。暗号資産価格の表示画面がわかりやすいとの評価もあり、アプリの累計ダウンロード数は295万件を突破しています(2020年7月末時点)。

1-3. 自動積立やレンディングなどオプションサービスが豊富

コインチェックはドルコスト平均法で積立投資ができる「Coincheckつみたて」を提供しています。毎月指定の銀行口座から自動引き落としされるため、相場を気にせずに長期投資ができます。またユーザーが所有している暗号資産を貸し出し、利用料として最大利回り5%の暗号資産を獲得できる「貸暗号資産」サービスを提供しています。長期保有を決めている人にとって、暗号資産の保有量を着実に増やすことができるのでおすすめです。

コインチェック
取扱銘柄(販売所) ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST
取扱銘柄(取引所) ビットコイン、ファクトム、イーサリアムクラシック、モナコイン
取引手数料(取引所) 無料
取引手数料(販売所) スプレッド
日本円出金手数料 407円
最小注文数量 500円相当
その他サービス つみたて、貸暗号資産
レバレッジ取引

②現物・レバレッジ取引の両方を利用できるGMOコイン

bitFlyer
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社、GMOコイン株式会社が運営している暗号資産取引所です。国内大手企業であるGMOインターネットはGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績があり、暗号資産取引所ではそのノウハウを活かした運営が行われています。

2-1. アルトコインのレバレッジ取引が可能

GMOコインでは取引所形式、販売所形式のそれぞれで、ビットコイン、イーサリアム、XRPなど複数の暗号資産の現物取引とレバレッジ取引を利用できます。暗号資産FXの取引銘柄では国内トップクラスとなっており、アルトコインのレバレッジ取引を行いたいユーザーにとって必須の取引所の一つです。

2-2. 暗号資産FX専用のアプリを提供

GMOコインは2種類のスマホアプリを提供しています。「GMOコイン 暗号資産ウォレット」は、暗号資産の「販売所」、「取引所(現物・レバレッジ取引)」、日本円入出金、暗号資産の預入・送付、口座情報の確認・更新などを利用できます。初心者から上級者まで幅広く利用されています。

一方の暗号資産FX専用アプリ「ビットレ君」は、FX取引に必要な情報取得に特化しています。描画機能付きのチャートや、1分間に大きな価格変動が発生した際にプッシュ通知も搭載しています。ワンタップで新規・決済・ドテン注文が可能な「スピード注文」を備えているため、相場変動を逃さずに対応しやすくなっています。

2-3. 「貸暗号資産」で着実に保有量を増やせる

GMOコインもまた、「貸暗号資産」サービスを提供しています。貸出期間と金利設定は1か月(年率1%)と3か月(年率3%)の2パターンから選べ、毎月15日から貸出を開始できます。貸暗号資産はトレードに自信がない方でも確実にコツコツと暗号資産の保有量を増やすことができるので、投資家の間で人気が高まっています。

GMOコイン
取扱銘柄(販売所) ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、XRP、ネム、ステラ ルーメン、BAT、OMG
取扱銘柄(取引所:現物・レバレッジ取引) ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン
取引手数料(取引所:現物取引) Maker:-0.01%
Taker:0.05%
取引手数料(販売所) スプレッド
日本円出金手数料 無料(最低金額1万円)
最小注文数量 0.0001BTC’(現物取引)
その他サービス 貸暗号資産、暗号資産FX
レバレッジ取引

③SBIグループが運営するSBI VCトレード

VCTRADE
SBI VCトレード(VCTRADE)はSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する暗号資産販売所です。住信SBIネット銀行の即時決済サービスを利用して手数料無料で24時間365日、日本円を入金できる他、電話対応のカスタマーセンターは年末年始を除く平日9:00~17:00まで対応しています。SBI VCトレードは1つの口座で、VCTRADEとVCTRADE Proの2つの取引サービスを利用できます。

3-1. 指値注文が可能な販売所:VCTRADE

VCTRADEは「買値」と「売値」だけがシンプルに表示された販売所方式を採用しており、XRP、ビットコイン、イーサリアムを売買できます。販売所でありながら、成行注文だけでなく価格指定注文も備えています。価格指定注文(指値)は、「〇〇円になったら購入したい」や「××円になったら売却したい」と予め注文を出しておける方法です。

3-2. 手数料無料の取引所:VCTRADE Pro

VCTRADE Proは、証券取引のようにオーダーブックを使った暗号資産取引を利用できます。取引手数料が無料で、スプレッドも業界最低水準なので頻繁に売買を行いたい方にもおすすめです。VCTRADE Proは、チャートや板情報、発注ボードなどの画面構成は自由に配置できるなど、トレーディング向けの機能を備えています。約定処理能力の高いNASDAQマッチングエンジンを搭載しており、値動きが激しい場面でもスムーズな取引環境を提供します。

3-3. 販売所と取引所にアクセスできるアプリ:VCTRADE SP

SBI VCトレードのスマホアプリ「VCTRADE SP(iOS、Android)」は上記2つ(販売所、取引所)の取引サービスの両方にアクセスできます。「注文方法といった詳しいことまではわからないけど暗号資産に投資をしてみたい」という投資初心者から、「手数料を考慮してしっかりと利益を追求したい」と考えるトレーディング目的の投資家まで、幅広いニーズに応えるサービスとなっています。

SBI VCトレード
取扱銘柄(販売所) XRP、ビットコイン、イーサリアム
取扱銘柄(取引所) XRP、ビットコイン、イーサリアム
取引手数料(取引所) 無料
取引手数料(販売所) スプレッド
日本円出金手数料 住信SBIネット銀行:50円
住信SBIネット銀行以外の金融機関:3万円未満160円、3万円以上250円
最小注文数量 0.0001BTCまたは500円
その他サービス 特になし
レバレッジ取引

④まとめ

今回ご紹介した3社はそれぞれ金融機関のグループ会社であり、そのサービスは豊富な資金力と金融ビジネスで培ったノウハウに裏付けられています。コインチェックはマネックスグループ、GMOコインはGMOインターネット、SBI VC トレードはSBIホールディングスが親会社であり、セキュリティ対策や資金管理の実績の部分で信頼感を得られると思います。

3社は販売所と板取引ができる取引所と両方を兼ね備えています。手数料無料で利用できるコインチェックやSBI VCトレードの「板取引」は、ユーザーにとってお得なサービスです。GMOコインはレバレッジ取引に対応しているので、フォークコイン等の有事の際に、ヘッジショートを併用することもできるので便利です。

投資自体が未経験という方は、現物取引から始めてみるのが良いでしょう。3社とも1,000円以下の少額から購入ができるのでお小遣い範囲から始めたいという方にも利用しやすくなっています。またコインチェックの自動積立サービスや、GMOコインの貸仮想通貨など、長期投資をサポートするサービスも組み合わせてみることもおすすめです。このようにサービス内容や取扱い銘柄など三者三様となっているので、1社に絞らず何社かに登録をして目的に応じて利用するのがいいでしょう。この機会にぜひ検討してみてください。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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