SBI証券、不動産仲介業務開始。金融と両面から富裕層向けサービス強化

株式会社SBI証券は10月19日、不動産仲介業務を開始すると発表した。IPO・POをはじめとする大手法人向けのホールセールビジネスにおける主幹事先・取引先の経営者層を中心としたサービスをさらに強化する。「資産運用支援」「事業支援」など金融領域のサービスに加え、不動産にもワンストップで応える体制にすることで「不動産・金融の両面から資産ポートフォリオ全体を把握し、顧客一人ひとりのニーズに応じたオーダーメイドのコンサルティングを提供していく」としている。

同社は「顧客中心主義」を経営理念に、インターネット取引サービスだけでなく、IPO・POをはじめとするホールセールビジネスについても、リテールビジネスと両輪をなすものとして強化している。不動産仲介業務の開始により、富裕層向けのサービスの拡大を図る。

今年9月には、子会社のSBIマネープラザ株式会社、SMBC日興証券株式会社と今年9月に資本提携を行うことで合意、「ネットとリアルの融合」をテーマに対面営業を主力とするSBIマネープラザ事業で、地域金融機関の対面証券ビジネスを強化する体制を整えており、ネット証券企業の中でもコンサル事業へ注力する姿勢を打ち出している。

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