【暗号資産・ビットコイン取引所選び】コインチェックとSBI VCトレードのサービス内容を比較!

ペイパルが暗号資産(暗号資産)の取扱いを年内にも開始するとの報道をきっかけに、ビットコインが1年ぶりの高値(138万円:10月26日時点)に到達しています。3.5億人のユーザーをもつオンライン決済大手が暗号資産サービスを開始することはビットコインや暗号資産の可能性が認められた一つの証であり、他の企業が追従することも期待されます。

ペイパルではまず、ビットコインやイーサリアムなどの売買・保有が可能になります。これまで暗号資産投資に踏み出せなかった方も、これを機に投資を検討してみてはいかがでしょうか。ここでは、暗号資産投資をこれから始めようと考えている方に向けて、おすすめの取引所コインチェックとSBI VCトレードについてご紹介します。

どちらも、「販売所」と「取引所」の両方を利用でき、スマホアプリも初心者にもわかりやすい設計となっています。しかし、取り扱い銘柄や、注文方法、手数料設計などで違いがあります。これから始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. コインチェックの3つの特徴
    1-1. 国内最多の計14種類を取扱う販売所
    1-2. 取引手数料無料の取引所
    1-3. 累計ダウンロード数300万件突破のスマホアプリ
  2. SBI VCトレードの3つの特徴
    2-1. 販売所(VCTRADE)のスプレッドが比較的狭い
    2-2. 取引手数料無料、3銘柄対応の取引所
    2-3. 販売所と取引所の両方にアクセスできるスマホアプリ
  3. コインチェックとSBI VCトレードの取扱銘柄・手数料など一覧
  4. まとめ

①コインチェックの3つの特徴

Coincheck
コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。コインチェックは「販売所」と「取引所」の2種類の売買サービスを提供しており、取引所では主にビットコインを手数料無料で売買できます。取引以外のサービスも充実しており、自動積立てや、貸仮想通貨(レンディング)、ポイント投資サービスなども備えています。

1-1. 国内最多の計14種類を取扱う販売所

Coincheck OTC
コインチェックの販売所は、国内の最多となる14種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST)を取り扱っており、最低注文量は500円相当から取引できます。コインチェックは積極的に暗号資産を追加で取り扱っているので、アルトコインに興味がある方は特に注目です。特にコインチェックの販売所は見やすくシンプルな画面なので、初心者でも簡単に取引を始められるでしょう。

1-2. 取引手数料無料の取引所

orderbook10
コインチェックの取引所では、ビットコインと一部のアルトコイン(ETC、FCT、MONA)を取引手数料無料で売買できます。取引所では、指値注文と成行注文の2つの注文方法を利用できます。上図のように、ホーム画面で利用できる取引ツールは板と注文画面のみが表示された、シンプルな仕様になっています。

また、「トレードビュー」というトレード専用ツールを用意しており、ボリンジャーバンドや一目均衡表など、主要なインジケータを利用したチャート分析が可能です。注文履歴を把握でき、各通貨のチャートも表示できるため、これから投資をしていこうと考えている人は特にチェックしておくことをおすすめします。トレードビューは現在のところ、BTC/JPYの取引のみ対応しています。

1-3. 累計ダウンロード数300万件突破のスマホアプリ

Coincheck app open7
コインチェックのアプリは初心者でも利用しやすいインターフェースとなっています。販売所にアクセスして仮想通貨を購入できる他、人気通貨別のチャット機能、貸仮想通貨機能などもアプリから利用できます。トレーダーからは仮想通貨価格の表示画面がわかりやすいと評価されており、アプリの累計ダウンロード数は300万件を突破しています(2020年6月末時点)。

②SBI VCトレードの3つの特徴

VCTRADE
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する暗号資産販売所です。SBIグループは顧客中心主義とインターネット革命を標榜、デジタルアセット取引のグローバルスタンダードを目指しています。グループ会社である住信SBIネット銀行との連携やセキュリティ体制など、金融機関をバックグラウンドにもつサービスが提供されています。SBI VCトレードはリップル/円をはじめとした各銘柄において、業界最狭水準のスプレッドを強調しています。電話対応のカスタマーセンターは年末年始を除く平日9:00~17:00まで対応しています。

2-1. 販売所(VCTRADE)のスプレッドが比較的狭い

SBI VC TRADE
VCTRADEは「買値」と「売値」だけがシンプルに表示された販売所方式を採用しており、XRP、ビットコイン、イーサリアムを売買できます。販売所でありながら、成行注文だけでなく価格指定注文も備えています。価格指定注文(指値)は、「〇〇円になったら購入したい」や「××円になったら売却したい」と予め注文を出しておける方法です。

販売所は、提示されている価格で暗号資産をVCTRADEからすぐに購入(売却)できるので、取引チャンスを逃すリスクが低いというメリットがあります。購入価格と売却価格の差(スプレッド)が実質的な手数料となり、銘柄や市場環境によって変化します。

2-2. 取引手数料無料、3銘柄対応の取引所

VCTRADE Proでは、証券取引のようにオーダーブックによる暗号資産取引が可能で、ビットコイン(BTC/JPY)、イーサリアム(ETH/JPY)、XRP(XRP/JPY)の3つの銘柄を取り扱っています。株取引で使われる「板」で暗号資産を売買をしたいトレーダーにおすすめです。VCTRADE Proの取引手数料は無料。マーケットメイカー(MM)が常時流動性を供給しているので継続的な取引機会が提供されています。

2-3. 販売所と取引所の両方にアクセスできるスマホアプリ

SBIVC
SBI VCトレードは初心者でも直観的に扱えるアプリ「VCTRADE SP」を提供しています。ホーム画面では、販売所と取引所のリアルタイム価格を同時に把握できます。アプリから販売所、取引所の両サービスが利用できるため、「注文方法といった詳しいことまではわからないけど暗号資産に投資をしてみたい」という投資初心者から、「手数料を考慮してしっかりと利益を追求したい」と考えるトレーディング目的の投資家まで、幅広いニーズに応えるサービスとなっています。

③コインチェックとSBI VCトレードの取扱銘柄・手数料など一覧

コインチェック SBI VCトレード
販売所 BTC、ETH、ETC、LSK、XRP、LTC、BCH、XLM、XEM、MONA、QTUM、BAT、FCT、IOST BTC、ETH、XRP
取引所 BTC、FCT、ETC、MONA BTC、ETH、XRP
最小注文数(BTC) 500円相当 500円~、
0.0001 BTC~
取引手数料(取引所) 無料 無料
取引手数料(販売所) スプレッド スプレッド
日本円出金手数料 407円 407円 住信SBIネット銀行:50円(税込)
住信SBIネット銀行以外の金融機関;160円~250円(税込)

※2020年10月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

④まとめ

コインチェックは、国内で最も多くの暗号資産を取り扱っており、取引ツールやスマホアプリがわかりやすいので暗号資産業界のドアノックツールとして位置づけられています。販売所は直感的にわかりやすく、取引所は手数料無料でビットコインを取得できるので、投資初心者が最初に利用するならコインチェックがおすすめです。

SBI VCトレードの取引サービスも同様に販売所と取引所の両方を備えており、シンプルなデザインなので初心者にとって利用しやすくなっています。さらに、指値注文やチャート分析機能を利用でき、スプレッドも軽減されているので、上級者にとっても利用しやすいサービスとなっています。

そのため、両社の最大の違いは取扱い銘柄となります。アルトコインの長期投資に関心があるならコインチェックの方が適していますが、イーサリアムやXRPなど主要な暗号資産のみでトレードしたい方はSBI VCトレードの方が良いでしょう。

ここでは取引ツールに絞って比較しましたがコインチェックは自動積立サービスや貸仮想通貨の提供や、IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)の計画などユニークな取組みを数多く行っています。SBI VCトレードも米ブロックチェーン企業Ripple社との提携関係を活かしたキャンペーンや今後の動向に注目が集まっています。こうした情報をキャッチするためにも、まずはアカウント開設を済ませておきましょう。口座開設は無料でできますので、この機会に各社の実際のサービスをチェックしてみてください。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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