暗号資産の積立投資をコインチェックで始めよう!利用方法を徹底解説
昨年末に約220万円の過去最高値を突破したビットコインは、2021年1月現在に既に300万円以上に上昇しています。価格上昇の要因には、機関投資家の参入や大手決済サービスのペイパルが暗号資産の取扱い開始など、市場参加者の裾屋拡大があると言います。
マスミューチュアル生命保険などの機関投資家は現物ビットコインを長期間保有するため、以前のような暴落は起こらないとする見方も出てきています。しかし、2017年のバブル相場以降の冬の時代(「Crypto Winter」)を見聞きしてきた人は、これからビットコインを購入することに躊躇してしまうかもしれません。
そのような場合に、おすすめの投資戦略が「積立投資」です。この記事では、暗号資産取引所コインチェックの自動積立サービス「Coincheckつみたて」の特徴や利用方法について詳しく解説していきます。
目次
- 暗号資産の自動積立投資ができるコインチェック
- 「Coincheckつみたて」の3つのポイント
2-1. 一定期間毎に一定金額で資産を購入する「ドルコスト平均法」
2-2. 月々1万円~、1,000円単位で積立可能
2-3. 12種類の暗号資産積立に対応 - 「Coincheckつみたて」のメリット
3-1. 相場の急変動に左右されずに長期的な資産形成に役立つ
3-2. トレードに自信がない人でも簡単投資
3-3. コインチェックユーザーなら誰でも利用できる - 「Coincheckつみたて」の注意点
4-1. 短期的な投資リターンを狙う戦略ではない
4-2. 好パフォーマンスが保証されているものではない - 「Coincheckつみたて」の利用方法
- まとめ
①暗号資産の自動積立投資ができるコインチェック
コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。コインチェックの最大の特徴は、優れたUI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)です。同社のサービスは初心者にも非常に使いやすいと評判で、2020年末に累計アプリダウンロード数は300万件を突破しており、人気のサービスとなっています。
②「Coincheckつみたて」の3 つのポイント
「Coincheckつみたて」は毎月一定額を自動積み立てし、安定的に暗号資産投資ができるサービスです。入金から購入まで全て自動で処理されるため、購入時期を決められない方も迷わず安心して投資できます。
2-1. 一定期間毎に一定金額で資産を購入する「ドルコスト平均法」
「Coincheckつみたて」は投資信託や外貨預金などで使われる「ドルコスト平均法」に基づいています。一定期間毎に一定金額で同じ対象資産を買い付けるため、価格高騰時は取得数量が少なくなりますが、下落時には多くの数量を取得できます。結果的に買付単価が平準化され、価格変動リスクを軽減できる利点があります。
2-2. 月々1万円~、1,000円単位で積立可能
「Coincheckつみたて」の積立金額は毎月1万円~10万円の範囲で1,000円単位で設定できます。口座振替手数料と積立サービス手数料は無料で、指定の銀行口座から毎月27日に引き落とされます。残高不足で引き落としが実行されなかった場合、再引落は実施されないので注意が必要です。
2-3. 12種類の暗号資産積立に対応
「Coincheckつみたて」はビットコインやイーサリアムなど、合計12種類(BTC, ETH, ETC, LSK, XRP, LTC, BCH, XLM, XEM, QTUM, BAT, IOST)の暗号資産に対応しています。暗号資産積立サービスとしては国内で最多であり、順次対応銘柄が追加される予定です。
③「Coincheckつみたて」のメリット
3-1. 相場の急変動に左右されずに長期的な資産形成に役立つ
暗号資産積立サービスは長期的に資産を少しずつ買い付けるため、平均購入単価を平準化でき、一回にまとめて購入するよりも価格変動リスクを抑える効果が期待できます。
3-2. トレードに自信がない人でも簡単投資
暗号資産の買い時が分からない、トレードに自信がない、分析に必要な時間が取れないといった人にとって「Coincheckつみたて」は便利です。コインチェックのシミュレーションによると、2018年10月から毎月1万円ずつ積み立ててビットコインを取得した場合、1年後の2019年9月には元本(12万円)に対して約1.8倍(221,193円)に資産価値が増加しています。この期間にビットコイン価格は150万円~30万円のレンジで上下動しましたが、積立投資により堅実に投資リターンを得ることができています。
3-3. コインチェックユーザーなら誰でも利用できる
「Coincheckつみたて」はコインチェックで口座開設をしているユーザーなら誰でも、スマホアプリからも利用を開始できます。一度購入する銘柄や金額などを設定すればその後は自動で買い付けできるため、忙しくて暗号資産投資にあまり時間を割けない人にとって便利な方法です。
④「Coincheckつみたて」の注意点
4-1. 短期的な投資リターンを狙う戦略ではない
「Coincheckつみたて」は毎月(毎日)コツコツ積み立てるものです。そのため、相場の急騰・急落に追従して利益を狙うトレーディングのように短期間なリターンを狙いたい方というよりも、長期的な値上がりを目的として投資をする方に向いているサービスです。
4-2. 好パフォーマンスが保証されているものではない
「絶対に安全」な投資はありません、それはドルコスト平均法にも当てはまります。コインチェックが例として挙げているシミュレーションは、元本を1.8倍上回るパフォーマンスを上げています。この結果は過去のビットコイン価格から計算されたものですが、将来のパフォーマンスが例のように保証されているわけではないことを覚えておきましょう。
⑤「Coincheckつみたて」の利用方法
それでは実際にCoincheckつみたての利用方法をご説明します。つみたて設定は以下の4ステップで行います。
STEP 1:Coincheckのアカウント登録
Coincheckでアカウントを開設し、本人確認を済ませましょう。アカウント開設の詳細方法は以下のページでご覧ください。
【関連記事】【仮想通貨初心者向け】コインチェックで仮想通貨投資を始める方法:口座開設編
STEP 2:引き落とし口座の登録
Coincheckのアカウント開設が完了したら、Coincheckにログインした状態でマイページにある「Coincheckつみたて」の専用ページにアクセスし、「口座の設定をする」をクリックしましょう。
すると、ネット口座振替受付サービスが表示されます。引き落とし先の銀行口座を登録するため、「金融機関選択」、「口座情報入力」を済ませましょう。
この時、登録する金融機関口座の名義は、Coincheckのアカウント開設時に登録した名義と一致している必要があります。
STEP 3:(金融機関)口座振替申し込み
ネット口座振替受付が完了すると、今度は金融機関の画面に遷移しますので、そちらで口座振替申し込みを行います。
以下の図は、参考として三菱UFJ銀行の画面で説明しています。他の金融機関を選んだ場合はその金融機関のサイトが表示されますので、手順に従って手続きを進めましょう。
入力内容を確認の上、最後に必ず「収納企業に戻る」をクリックします。
STEP 4:積立金額申請
振替口座の設定を完了したら、いよいよ「積立金額申請」ができるようになります。以下の3項目を設定しましょう。
- 買い付け日数の選択
- 積み立てプラン・通貨の選択
- 毎月積み立てる金額の入力
Coincheckつみたては、「月イチつみたてプラン」と「毎日つみたてプラン」の2種類があります。月イチつみたてプランは、毎月27日の入金日から約10日後に一括で買付けます。一方、毎日つみたてプランは当月の日数で割った金額分を毎日自動で買付けます。月に1回の買付けに比べて毎日つみたてプランの方がより買付単価を細かく平準化できるというメリットがあります。
上記は、①毎日積み立てプラン、②ビットコイン、③毎月10万円を積み立てる場合を想定しています。「積み立てを申請する」をクリックすると申請作業は完了です。
該当月の「申込/変更締切日」までに申し込みを行うと「買付日」から積立が始まります。「毎日つみたてプラン」の場合、当月の積立は「買付日」から始まり、翌月の買付日の前日まで毎日(祝祭日を含む)行われます。変更したい時は、いつでも「つみたてを停止する」をクリックすることで、自動積立をキャンセルできます。
また、積立てた資産はCoincheckの「貸仮想通貨」サービスに利用することができます。貸仮想通貨は、仮想通貨をCoincheckに貸出して最大5%の利息を得られるサービスです。
貸仮想通貨については、こちらのページで紹介しております。興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
【関連記事】仮想通貨(暗号資産)を預けて利息を稼ごう!コインチェックのレンディングサービスの利用方法を徹底解説
⑤まとめ
暗号資産市場は激しい価格変動で知られており、相場が上下するたびに一喜一憂していては疲弊してしまうばかりです。チャートを逐一チェック出来る生活環境ではなかったり、トレードに不慣れな投資家にとって「Coincheckつみたて」は最適なサービスです。
ビットコインやアルトコインは、それぞれの経済圏・サービスの成長度合いやプロジェクトの開発具合によって需給が決まっています。実体経済の中で実際に活用されている事例もまだそれほど多くありませんが、今後規制やさまざまなサービスへの導入・連携が進む中で需要が高まると考えられています。まだまだ価格の変動が激しい暗号資産への投資にあたっては「各プロジェクトが着実に開発し続けているのか」、「どれくらいの時間軸で、どれ程の投資利益が見込めるか」、事前にご自身で調査するようにしましょう。
暗号資産で資産運用を考えている多くの投資家にとって、相場の変動に意識を左右されず安定的に自動で積み立てるサービスは利便性が高いものです。この機会に「Coincheckつみたて」をぜひ検討してみてください。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
暗号資産の積立投資をコインチェックで始めよう!利用方法を徹底解説