仮想通貨投資で稼ぎたい人が知っておくべき5つのポイント
仮想通貨(暗号資産)投資は1,000円から手軽に始められ、取引所の口座開設の手続きも簡単なので、投資初心者に人気の投資商品となってきています。しかし、仮想通貨は誕生して10年ほどの新興市場であり、浮き沈みの変化が激しいため投資商品としてはハイリスクハイリターンです。
特に最近は仮想通貨が大きく値上がりしており、中でもマイナーな通貨が2倍、3倍になっています。初心者の方でも、こうした値上がり幅の大きい通貨を見て、分散投資やアクティブ運用に切り替えようとする人も多いでしょう。
そこで以下では、仮想通貨投資で稼ぎたい人が知っておくべき5つのポイントをご紹介していきます。
目次
- 仮想通貨投資で稼ぎたい人が知っておくべき5つのポイント
1-1. 取引所のカウンターパーティリスクに対処しよう
1-2. 仮想通貨の中で初心者におすすめの通貨は一握り
1-3. 購入する仮想通貨の情報は情報元を確認しよう
1-4. 売買データを記録しておこう
1-5. 詐欺の被害は損失計上できない - 多くの仮想通貨を取り扱っている取引所3選
2-1. 国内最多15種類の仮想通貨を取り扱うCoincheck
2-2. 現物取引で12種類の仮想通貨を取り扱うbitFlyer
2-3. 5種類の仮想通貨で板取引ができるGMOコイン - まとめ
①仮想通貨投資で稼ぎたい人が知っておくべき5つのこと
1. 取引所のカウンターパーティリスクに対処しよう
仮想通貨を手に入れる方法には、国内の仮想通貨取引所、海外の仮想通貨取引所、分散型取引所(DEX)などがあります。最近では、ハイレバレッジや流行のアルトコインを求めて海外の仮想通貨取引所を利用する日本人ユーザーは少なくありません。しかし、こうした取引所には規制面でカウンターパーティリスクが高い傾向があります。
カウンターパーティリスクについて適切な知識を抑えつつ、不測の事態が起きても資産に深刻なダメージを受けない程度に配分するなど対処しましょう。
2. 仮想通貨の中で初心者におすすめの通貨は一握り
規制によりICO詐欺のケースは減少していますが、代わりにDeFiプロジェクトの資金の持ち逃げや、スマートコントラクトの脆弱性をついた不正流出事件が続出しています。トークン価値が急成長していたり話題になっているからといって、よく調べていない仮想通貨を購入するのは控えるようにしましょう。
数十倍の利益が狙えるような仮想通貨は、プロジェクトがまだ始動したばかりで時価総額が低く、開発自体が頓挫してしまう恐れもあります。一方、時価総額でトップ10に入るような仮想通貨は数年間の実績があり、出来たばかりの仮想通貨に比べれば、信頼度の高いものです。仮想通貨を購入する場合には、プロジェクトが目指す未来をしっかり理解し、投資を決めましょう。
3. 購入する仮想通貨の情報は情報元を確認しよう
仮想通貨は英語や中国語がメインなので、一次情報に辿り着くのは初心者にとって非常に難しいものです。特定の仮想通貨に興味を持ったら、まずはCoinMarketCapやツイッターで、プロジェクトの情報をチェックするようにしましょう。その上でDiscordやTelegramを追い、開発チームやプロダクトを理解し、ニュースメディアや第三者リサーチ企業の分析などを踏まえて、投資を検討するようにしましょう。有名人が紹介しているからといって安易にその仮想通貨を購入することは控えるようにしましょう。
4. 売買データを記録しておこう
仮想通貨の売買データを逐一記録するようにしましょう。特に海外の取引所やDEX、ウォレットを利用する場合、日本円換算の記録作業をおざなりにして、後でまとめてやろうとすると非常に煩雑になります。仮想通貨同士を取引したら、それぞれのレートと為替レートを記録しておきましょう。海外の取引所やウォレットを使用していると日本円の金額を記録するのも大変です。1日の終値(日本時間で午前9時)や昼の12時など、どの時間を基準に使うにしても全体を通して一貫するようにしましょう。
5. 詐欺の被害は損失計上できない
残念ながら詐欺に遭ってしまい、送付したビットコインを取り戻せなかったり、プロジェクトに持ち逃げされたとしても、そうした被害額は確定申告で経費計上できません。取引所の閉鎖により、コインを回収できない場合も同様です。最近では、マッチングアプリで出会った異性に仮想通貨投資を勧められ、海外の投資プラットフォームに開設したアカウントにビットコイン等を送付したものの、取引サイトが閉鎖され、投資資金が回収困難となった事案が発生しています(2020年7月、bitFlyer注意勧告より)。
所得税法は「雑損控除」制度を使って売買以外の損失を利益から差し引くことができますが、これは「災害」「盗難」「横領」による損失に限定されています。確定申告で自分で経費扱いにしたとしても、税務調査が入れば取引損益から除外されてしまいます。詐欺による損失を利益から差し引くことはできないことを抑えておきましょう。
②多くの仮想通貨を取り扱っている取引所3選
国内の仮想通貨取引所も取り扱い銘柄を徐々に増やしています。アルトコインに投資するならば海外の取引所を検討する前に、まずは国内の取引所での購入を検討してみましょう。取引所によっては板取引を備えており、スプレッドのかかる販売所よりも安価にビットコインやイーサリアムを購入できます。DeFi等の運用でイーサリアムを取得する場合などの参考にしてください。
1. 国内最多15種類の仮想通貨を取り扱うコインチェック
「コインチェック」は、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。コインチェックは販売所で、国内でも最多となる15種類の仮想通貨(ビットコイン、XRP、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、XEM、イーサリアムクラシック、リスク、ファクトム、ライトコイン、モナコイン、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST、Enjin Coin)を取り扱っています。他の取引所では取り扱いが少ない仮想通貨を購入できます。Coincheckはビットコインの板取引を手数料無料で利用できることも魅力的です。
取扱銘柄(販売所) | BTC、ETH、XRP、ETC、BCH、XEM、LISK、FCT、LTC、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ |
取扱銘柄(現物・取引所) | BTC/JPY、FCT/JPY、ETC/JPY、MONA/JPY |
その他サービス | Coincheckつみたて、貸仮想通貨 |
2. 12種類の仮想通貨を取り扱うビットフライヤー
ビットフライヤーは、株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨取引所です。国内の主要メガバンクやベンチャーキャピタル(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタル等)から出資を受けています。
ビットフライヤーの仮想通貨取引サービスは、初心者でも利用しやすい「販売所」と、ビットコインの板取引が可能な「簡単取引所」と「bitFlyer Lightning」があります。
販売所は12種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、BAT、ネム、ステラルーメン、テゾス)の仮想通貨を売買できます。bitFlyer Lightningはビットコインのレバレッジ取引を利用できる他、イーサリアムの売買にも使えるので便利です。
取扱銘柄(現物:販売所) | BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、LISK、ETC、MONA、BAT、XEM、XLM、XTZ |
取扱銘柄(現物:取引所) | BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC |
レバレッジ取引取扱銘柄 | BTC-FX/JPY、BTC/JPY |
その他サービス | 「ビットコインをもらう」、「Tポイントプログラム」 |
3. 5種類の仮想通貨で板取引ができるGMOコイン
「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。GMOクリック証券など金融サービスのノウハウを活かした運営がGMOコインの特徴です。
GMOコインは「取引所(現物取引)」、「取引所(レバレッジ取引)」、「販売所」、「暗号資産FX」の4つの仮想通貨売買サービスを提供しています。カウンターパーティリスクを冒して海外の取引所を利用するよりも、主要なアルトコインでトレーディングをしたいのであれば、GMOコインで十分満足できると思います。なお、取引所と販売所はそれぞれ対応銘柄が異なるので押さえておきましょう。
取扱銘柄(現物;販売所) | BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、XEM、XLM、BAT、XTZ |
取扱銘柄(暗号資産FX:販売所) | BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、XEM、XLM、BAT、XTZ |
取扱銘柄(現物:取引所) | BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY |
取扱銘柄(レバレッジ取引;取引所) | BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY |
その他サービス | 貸暗号資産、つみたて暗号資産 |
③まとめ
いかがだったでしょうか。仮想通貨投資に関する景気のいい話を聞く中で、「自分も仮想通貨で一発当ててやろう!」「とにかくなんでもいいから利益を得たい!」といった考えになりやすいかもしれません。そんなときにはここであげた5つのポイントをチェックしてみて、大切な資金を失うことがないようにあらためて確認してみることがおすすめです。投資の目的やその過程で必要となること、どのくらいの資金や時間を投じるつもりなのかをしっかりと考え、慎重に仮想通貨投資に取り組んでみてみてください。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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