【2021年度版】レバレッジ取引ができる暗号資産取引所5社の倍率・銘柄を徹底比較

ビットコインを含め暗号資産の価格が上がっている中、暗号資産市場に参入する企業が増えています。暗号資産取引所の中には現物取引だけでなく、レバレッジ取引ができるところもあります。2021年に入ってからはレバレッジ倍率の変更や対応銘柄が増えたりと、取引所によって変更が行われています。

そこで、ここでは国内で暗号資産のレバレッジ取引ができる5社をご紹介します。レバレッジ取引を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. レバレッジ取引ができる暗号資産取引所5社
    1-1. アルトコインでレバレッジ取引が可能なGMOコイン
    1-2. 国内最多!18銘柄を取り扱っているDMM Bitcoin
    1-3. ビットコイン取引量国内No.1のビットフライヤー
    1-4. レバレッジ専用アプリで取引可能な楽天ウォレット
    1-5. 日本円以外の証拠金を選択できるLiquid
  2. 5社のレバレッジ取引においての手数料の比較
  3. まとめ

① レバレッジ取引ができる暗号資産取引所5社

アルトコインでレバレッジ取引が可能なGMOコイン


GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットはGMO証券などの金融サービスの提供実績をもっており、GMOコインにおいても金融ノウハウを活かした運営が行われています。初心者から上級者まで幅広いユーザーが利用するGMOコインの口座数は34.1万件を越えています(GMOフィナンシャルHD、2020年12月期第4四半期決算資料より)。

GMOコインの販売所では12種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン、オーエムジー、ベーシック・アテンション・トークン、テゾス、クアンタム、エンジンコイン)、「取引所」では5種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン)で現物取引とレバレッジ取引ができます。現物取引のメイカーではマイナス手数料(-0.035%)を採用しているので、頻繁にトレーディングしたい方にはおすすめです。

GMOコインのスマホアプリは2種類ありましたが、販売所と暗号資産FX、取引所の現物取引とレバレッジ取引を、ひとつのアプリで取り組めるようになりました。取引所ではPC版ではもちろん、スマホアプリでも高機能トレードツールを提供しており、アプリ上でもテクニカル分析ができるよう描画機能を多数搭載しています。取引所でのレバレッジ銘柄は5種類、販売所での暗号資産FX(レバレッジ取引)銘柄は10種類に対応しています。3月22日執筆時点ではレバレッジ倍率4倍ですが、2021年4月中旬〜下旬頃2倍に変更予定です。

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国内最多!18銘柄を取り扱っているDMM Bitcoin


DMM Bitcoinは、株式会社DMM.comのグループ会社である株式会社DMM Bitcoinが運営する暗号資産取引所です。DMM.comはグループ会社で10年近く金融サービスを提供した実績もあるため、DMM Bitcoinにおいてもグループ会社の金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。

DMM Bitcoinでは販売所が採用されています。11種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、イーサリアムクラシック、ステラ、モナコイン、ベーシックアテンショントークン、クアンタム)のレバレッジ取引を提供しています。レバレッジ倍率は固定4倍のです。日本円に加えてBTC建ての取引にも対応しており、利用可能な取引銘柄は計18種類に上ります。その一方、DMM Bitcoinの現物取引で利用できる銘柄は4種類(BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、ETH/BTC)です。

DMM Bitcoinはレバレッジ取引に特化している暗号資産取引所です。DMM Bitcoinのスマホアプリは機能性においてはPC版取引システムに匹敵する取引ツールを搭載しています。チャートを見ながらの「ワンタッチ」発注が可能となっており、本格的なトレーディングにも活用できるチャート分析もアプリ上で可能となっています。DMM Bitcoinは販売所なのでスプレッドが懸念となりますが、DMM BitcoinではBitMatch注文を採用しています。販売所と取引所のハイブリッド注文ができ、実質的にコストを低く抑えることが可能です。

ビットコイン取引量国内No.1のビットフライヤー


ビットフライヤーは、株式会社bitFlyerが運営する暗号資産引所です。国内の主要メガバンクやベンチャーキャピタル(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタル等)から出資を受けています。またビットコイン取引量国内No. 1を獲得しています。(Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2020年1月-4月の月間出来高:差金決済/先物取引を含む)

販売所は12種類(ビットコイン、イーサリアム、テゾス、ステラルーメン、ネム、バット、イーサクラシック、ライトコン、ビットコインキャッシュ、モナコイン、リスク)の現物取引を約100円から取引できます。また簡単取引所は最低0.001BTCからビットコインの現物取引ができます。bitFlyer Lightningでは「現物取引(BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC)」と「差金決済(BTC-FX/JPY)」、そして「先物取引(BTC/JPY)」に対応しています。

ビットフライヤーのレバレッジ取引は「bitFlyer Lightning」から利用ができます。PCからもちろん、アプリ「bitFlyerウォレット」では、販売所、取引所、bitFlyer Lightningを提供しており、それぞれワンタップで切り替えることができます。差金決済と先物取引では最大2倍のレバレッジ取引が可能です。同社ではビットコイン取引量国内No.1を獲得しており、流動性が高い取引所としておすすめです。

レバレッジ専用アプリで取引可能な楽天ウォレット


楽天ウォレットは、楽天グループの連結子会社である楽天ウォレット株式会社が運営する暗号資産取引所です。国内大手企業で、金融サービスも提供する楽天グループが提供しているため、サービスやセキュリティ、内部管理態勢なども十分考慮されている暗号資産取引サービスが特徴です。暗号資産を電子マネーにチャージできる機能も提供しています。基本的にスマホアプリからの利用となります。

楽天ウォレットでは販売所でビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュの3種類が取り扱われております。また楽天ウォレットは楽天グループの各種サービスと連携しており、楽天銀行口座を持っている方ならスマホアプリから手数料無料で日本円をスムーズに送金できるのが特長です。自分のペースで暗号資産をコツコツ積立したい方には便利な機能となっています。

現物取引はスマホアプリ「楽天ウォレット」にて提供しており、レバレッジ取引は専用アプリ「RakutenWallet Pro」からサービスを提供しているので、どこでも取引ができます。取り扱い銘柄は5種類で(XRPの証拠金取引サービスは停止しております)、倍率は2倍です。注文タイプは、成行、指値、逆指値、OCO、IFD、IFOと複数に対応しております。また楽天ウォレットは販売所のためスプレッドが発生するので注意しましょう。

日本円以外の証拠金を選択できるLiquid


Liquid(Liquid by Quoine)はQUOINE株式会社が運営している暗号資産取引所です。暗号資産 /が新しい金融の主流になるプロダクトとサービスを提供することを掲げ、取引所の開発・運営がおこな荒れています。Liquidでは5種類の暗号資産に対応しており、板がある取引所で現物取引とレバレッジ取引が提供されています。注文タイプには指値、成行、逆指値があります。

PC専用の高機能取引ツールは、金融商品経験者でも充実した取引ができるサービスを提供しています。ローソク、平均足、バーチャートなど7種類の足が利用可能、テンプレート保存機能では保存したチャート設定のリセット、デバイス依存のないテンプレート保存機能があります。またLiquidでは5種類の暗号資産が取り扱われていますが、通貨ペアにおいては日本円建てやビットコイン建てと複数あり、それらを合わせると31通貨ペアあります。レバレッジに対応しているのは3通貨ペアです。

Liquidには、暗号資産取引アプリ「Liquid by Quoineライト版」があります。スマホからリアルタイムでレート確認ができ、PC専用高機能ツールよりもシンプルなデザインは、取引が初心者の人にも分かりやすくなっています。またLiquidのセキュリティー対策には2段階認証の他、パスワードリセットプロセス、クーリングピリオド、出金防止措置、口座設定情報の変更承認フローやIPホワイトリストの実施を行う他、資産保護として顧客の資産100%コールドウォレット管理、KYC/AMLを実施して強固な体制を構築しています。

② 5社のレバレッジ取引においての手数料の比較

GMOコイン DMM Bitcoin ビットフライヤー 楽天ウォレット Liquid
レバレッジ取引銘柄 【FX】BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、BCH/JPY、XEM/JPY、XLM/JPY、OMG/JPY、BAT/JPY、XTZ/JPY 【日本円建て】BTC/JPY、ETH/JPY、XEM/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、ETC/JPY、BCH/JPY、MONA/JPY、XLM/JPY、QTUM/JPY、BAT/JPY
【BTC建て】ETH/BTC、XEM/BTC、XRP/BTC、LTC/BTC、ETC/BTC、BCH/BTC、ETC/ETH、
【差金決済】BTC-FX/JPY
【先物取引】BTC/JPY
BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY(停止中)、LTC/JPY、BCH/ BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY
レバレッジ倍率 4倍(2021年4月中旬〜下旬頃2倍に変更予定) 4倍 2倍 2倍 2〜4倍(一時的に最大倍率を4倍から2倍に変更)
最小注文数量(BTC) 取引所・FX:新規・決済ともに 0.01 BTC / 回 0.001BTC / 回 【FX】0.01BTC
【先物】0.001BTC
0.01BTC 0.0001BTC

※2021年3月時点の情報となります。最新情報に関しては下記サイトをご覧ください。

③ まとめ

レバレッジ手数料は暗号資産取引所によって異なり、手数料が無料だとしても販売所の場合はスプレッドが発生します。暗号通貨市場の値動きが激しい時は、スプレッドが広がりやすいので注意が必要です。そうした中、DMM Bitcoinでは販売所と取引所のハイブリッド注文「BitMatch注文」を採用しているので販売所でも手数料を抑えることが可能です。

ボラティリティが激しい暗号資産市場においてレバレッジ取引はリスクが高い投資方法です。ハイリターンを狙える手段ではありますが、初心者の方は現物取引に慣れてから挑戦してみると良いでしょう。コインチェックやDeCurret、TAOTAO、Zaifでも以前はレバレッジ取引が可能でしたが、現在では新規のレバレッジ取引が停止しているなど、暗号資産取引所を取り巻く環境は常に変わっているため日頃から情報をキャッチアップしておくことがおすすめです。

暗号資産取引所は自分にとって使いやすいところを利用するのがセオリーです。しかし、暗号資産取引所は定期的にメンテナンスが行われるほか、取引制限がかかることも珍しくないので、複数の暗号資産取引所に口座を開設しておくことも大切です。暗号資産投資家の間ではハッキングなどのリスクを考えて、複数の取引所に資産を分散させることも一般的です。取引所の口座開設は無料でできるので、気になっている方はこれを機に各社をチェックしてみましょう。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
【2021年度版】レバレッジ取引ができる暗号資産取引所5社の倍率・銘柄を徹底比較