仮想通貨エンジンコイン(ENJ)の解説と国内取引所での購入方法を徹底解説!
今回は、エンジンコインの購入方法について、大手暗号資産取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では暗号資産コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。
目次
仮想通貨(暗号資産)エンジンコイン(Enjin/ENJ)は、今年の2月下旬から約3週間で800%もの上昇を見せました。1月にコインチェックで取扱いが開始された後、GMOコインでも取り扱いがスタートしており、関心がある方も多いのではないでしょうか?今回はエンジンコインとその買い方について解説します。
①エンジンコインとは
エンジンコインはシンガポールのエンジン社が立ち上げたブロックチェーンプラットフォームである「Enjin Platform」で使用される資産(NFT)の裏付けとなる仮想通貨です。エンジンコイン(通貨シンボル:ENJ)は、2017年11月にイーサリアムベースのERC20規格で発行されました。4月19日現在の時価総額は約2,500億円で市場55位となります。
エンジンコインの特徴
エンジンコインの最大の特徴はNFTの裏付けとなるトークンである事です。NFTは、Non Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)の略で、日本語で「非代替性トークン」となります。
NFTは一つ一つが独立した価値を持つ唯一無二のトークンとして発行され、デジタルアートやブロックチェーンゲームのアイテムなどで利用されていることが多い規格です。そして、エンジンコインは既に35種類ものオンラインゲームで利用されています。
Enjin Multiverseと呼ばれるエンジンプラットフォームの異なるゲーム間(9Lives Arena、Age of Rust、Bitcoin Hodlerなど)では、ブロックチェーン資産の使用が可能になっており、より広大なゲーム空間が構築されています。エンジンプラットフォーム内でゲームすることで、トークンを稼ぐ事もできます。
2020年5月27日にエンジンは、世界中でプレイされている人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト)」用のプラグインである「EnjinCraft(エンジンクラフト)」をリリースしました。これは、20万以上存在するMinecraftのサーバーとブロックチェーンの連携を可能にするプラグインです。プレイヤーの所有データをブロックチェーンと接続することで、ゲーム内資産や通貨を「Minecraft内外のチャットルーム」や「Enjin Marketplace」などでピアツーピア(P2P)で取引できます。
また、エンジンプラットフォームは標準的なエンジニアであれば簡単にブロックチェーン(BC)ゲーム開発ができる仕組みになっています。
これはSDKと呼ばれるアプリケーション開発用のソフトで開発に必要なプログラムや API サンプルコードなどがパッケージされており、プラットフォーム上で配布されるSDKを使用する事で、利用が可能となっています。もちろん、個人でもSDKを利用することができ、プラットホーム上に公開することも簡単に出来るようになっています。
②エンジンコインの今後の注目点
エンジンコインの今後を占う意味でも、どのようなイベントが待っているのか解説します。
次世代型NFTブロックチェーンEfinity(エフィニティ)
2021年4月1日、エンジン社は新しいNFT専用のブロックチェーン「Efinity」の開発プロジェクトの開発資金として、1,890万ドル(約21億円)の調達に成功しました。
エンジン社がNFTブロックチェーン開発で連携するPolkadotネットワークは、ブロックチェーン同士をつなげ、分散化された新しいインターネット(Web 3.0)の構築を目指しています。WEB3.0は、現在の中央集権化されたウェブ構造におけるユーザーデータの一極集中やセキュリティの脆弱性などの問題を解決することができます。
EnjinのNFT用ブロックチェーンEfinityが今後、WEB3.0の重要なプラットフォームの一角をエンジンプラットフォームが担えるのかどうか注目です。
Coincheck NFT(β版)で取扱う可能性
ゲーム開発会社とエンジン社の協業により、エンジンプラットフォームとエンジンコインを使ったブロックチェーンゲームの開発プロジェクトが進められています。2021年4月現在、既に40のプロジェクトがエンジンコインを採用することが決まっています。
エンジンプラットフォームでBCゲーム開発
ゲーム開発会社とエンジン社の協業により、エンジンプラットフォームとエンジンコインを使ったブロックチェーンゲームの開発プロジェクトが進められています。2021年4月現在、既に40のプロジェクトがエンジンコインを採用することが決まっています。
③エンジンコインの購入方法
ここからはエンジンコインの購入方法を初心者の方向けに解説します。エンジンコインは2021年4月現在、コインチェックとGMOコインでのみ購入が可能です。
コインチェックでの購入方法
口座を開設した状態で、コインチェックのトップページ上部の「ログイン」をクリックし、ログイン画面に入ります。
ここからメールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。
サービス画面にログインをしたら左側のメニューバーにある「販売所(購入)」をクリックします。
エンジンコインを選択し、「数量」と「交換する通貨」の設定をして「購入する」をクリックすれば購入が完了します。
GMOコインでの購入方法
続いて、GMOコインでの購入方法の解説をします。口座を開設した状態で、GMOコインのトップ画像から「ログイン」をクリックし、ログイン画面に入ります。
ここからメールアドレスとパスワードを利用してログインしてください。GMOコインでエンジンコインは「販売所」と「仮想通貨FX」の2種類で取り扱いがあります。
トップ画面から販売所の場合左側のメニューの部分から「販売所」をクリックして上の画面のように「エンジンコイン」を選択します。そしてこの右側で取引数量(金額指定と数量指定から注文方法が選択可能)を設定しクリックすることで購入が可能です。
仮想通貨FXの場合は、販売所と同様の取引方法で購入が可能です。仮想通貨FXと販売所と比較するとわかりますが、売りと買いのレート差(スプレッド)が大きく異なります。販売所のスプレッドは10%弱なのに対して、仮想通貨FXは2%と、スプレッドでは仮想通貨FXの方が狭くなっています。そのため、エンジンコインの現物が必要でなければ仮想通貨FXでの売買をおすすめします。
また、仮想通貨FXでは多様な注文方法が揃っています。トレーディング用途で取引を行う場合は仮想通貨FX一択となるでしょう。
スプレッドは投資家にとって実質的な手数料であり、取引所側の収益の源泉でもあります。このスプレッドは仮想通貨取引所で大きく異なることからチェックが必須な項目です。スプレッドが10%あれば、同等の値動きが発生しないとスプレッドだけで損失を被ることになるため注意しましょう。
④まとめ
今後、エンジンプラットフォームはブロックチェーンゲームのみならず、WEB3.0の中核を担うプラットフォームになることも期待されています。日本でもコインチェックなどでエンジンコインを購入し、NFTマーケットに気軽に参加することができます。エンジンプラットフォームの将来性に魅力を感じる方や、今から投資をしておきたいという方は、コインチェックやGMOコインなどでの投資を検討していただくと良いでしょう。
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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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