スクウェア・エニックスとdoublejump.tokyoの共同事業でLINE Blockchainを採用

国内大手ゲーム企業スクウェア・エニックスとブロックチェーン開発企業doublejump.tokyoが共同開発するNFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」が、ブロックチェーン基盤にLINE Blockchainを採用することを6月9日に発表した。

スクウェア・エニックスは、3月にNFTを使った新事業の構想を明らかにしていた。約3ヶ月の検討期間を経て、ブロックチェーン基盤にLINE子会社の提供するLINE Blockchainを採用する方針を策定したようだ。

doublejump.tokyoによると、LINE Blockchain上で発行したトークンをLINEアカウントと紐づく専用のウォレットで管理することで、LINEのユーザー基盤を活かしたサービスの構築が可能になるという。

背景には、NFTを活用したサービスのUX改善があるとしている。多くのブロックチェーン関連アプリケーションでは、ユーザーがウォレットをインストールすることにハードルを感じているという。

NFT市場が盛り上がりを見せている一方で、一般的なユーザーを対象にした日本のコンテンツホルダーにとっては、UXの改善が大きな足掛かりになると考えているとした。具体的には、次のような特徴があるという。

  • ユーザー認証(鍵管理)
    NFTを取り扱う場合、ユーザーは秘密鍵を自身で管理することが求められる。LINE Blockchainでは、ユーザーは秘密鍵を自身で管理することなくLINEログインとLINE BITMAX Walletを連携させることで一般的なWebサービスに近いUXを提供することができる
  • ユーザーのGas負担が不要
    イーサリアムブロックチェーンなどでは、NFTの転送時に発生するGas代をユーザーが負担する。LINE Blockchainの場合、サービス運営側がガス代を負担する形となり、よりシンプルなUXとなる。
  • NFTマーケットプレイス
    LINE Blockchainを用いたNFTマーケットプレイスの構築が進められており、今後NFTの出品・購入が可能になる予定。LINEのトーク機能を活用したNFTの授受も容易になっていくと想定され、約8800万人が利用するアプリケーションを用いたNFTの二次流通も活発になっていくことが考えられる。

doublejump.tokyoは、スクウェア・エニックスとの取り組み以外にもLINE Blockchainを活用するシーンを拡大できるよう、様々な開発を行なっていくとした。

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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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