自分の声をビジネスに提供できる機会を。デジタルコンテンツ制作会社がFUNDINNOで資金調達へ

キャラクター商品の制作やウェブ・アプリ開発、動画制作、EC運営などを手掛ける株式会社スペースファクトリーは、株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で7月28日から募集による投資申込みの受付を開始する。目標募集額1008万円、上限応募額4032万円で1口9万円、1人5口まで。募集期限は7月30日。

スペースファクトリー社はオンラインで「音声コンテンツ」を受発注できるSaaS型サービス「KOEPAL(コエパル)」を開発、10月から順次リリースする予定。コエパルは、ナレーションなどの音声を求める依頼主と、自身の声を提供したい声優やナレーターをオンライン上でマッチングするサービス。従来のアナログ的なナレーション作成手続きを、全てオンライン上で完結できるシステム設計を行い、これにより、今までナレーションや声優への発注業務の経験がない⼈でも容易に利用できる。

オンラインで「音声コンテンツ」を受発注できるSaaS型サービス「KOEPAL(コエパル)」

音声を依頼したい依頼主は、原稿をアップロードし、音声のタイプやコンテンツの種類など各項目を選択していくと、その時点で簡易的な見積もりが表示される。声優に依頼する前に、テキストを自動でテスト音声化する機能も備える予定で、依頼主はその音声をチェックしながら話す速度や、抑揚などを調整できる。選択した情報をもとに、求められるコンテンツにマッチした声優・ナレーターが表示されるため、各キャストの実際のサンプル音声を聴き、オファーしたい人を選択。あとは、コンテンツが届くのを待つだけという仕組みだ。

KOEPALでのオンライン音声発注の流れ

クライアントからの依頼を基に、コエパルから所属する声優にオファーが届く。案件を受注した声優は自宅でアプリ(スマホ)を使用してすぐに収録できる。プロの声優のほか、アマチュアとして活動する大勢の声優にも所属してもらう予定。ファンディーノで調達した資金は、サービスの完全オンライン化、発注の手間や時間、コストを圧縮するための開発に充てる。

ターゲット市場の一部であるデジタル音声広告の市場規模は2020年度に前年比約229%アップの約16億円という試算があり、25年予測は約420億円と急成長が見込まれている。動画広告などに付与する音声コンテンツ制作へも活用が可能で、将来的には多言語展開も含め、拡張が期待できる。2026年にIPOを予定、売上高は約16.1億円を想定する。同社は「誰でも気軽に音声を活用できる機会と、隙間時間に自分の音声をビジネスシーンに提供できる機会を提供することで、新たな音声市場の活性化を実現したい」としている。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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