仮想通貨投資歴4年の筆者が教える、仮想通貨取引所の使い分け方 – コインチェック・GMOコイン編

仮想通貨取引所の複数社の利用は、資産の分散や万が一のトラブルが合った際でもリスクヘッジができるということで、皆さんご存知かもしれません。またリスクヘッジ以外にも、複数社利用していることで、それぞれのサービスを利用することができます。

数ある仮想通貨取引所でどこに登録しようか迷ったら、両方に口座開設をして自分に合っているサービスだけを利用するといった方法もあります。今回は、筆者が利用しているコインチェックとGMOコインをどう使い分けているかについて解説します。これから仮想通貨投資を始めようと考えている方は、ひとつの参考にしていただければと思います。

目次

  1. 複数の取引所に口座開設しておくメリット
  2. コインチェックはこう利用しています!
    2-1. チャートのチェック
    2-2. 積立てサービスの利用
    2-3. その他サービスの利用
  3. GMOコインはこう利用しています!
    3-1. 短期的に売買したい時
    3-2. コインチェックにはない仮想通貨を購入する時
    3-3. 資産分散として利用
  4. コインチェックの特徴
  5. GMOコインの特徴
  6. まとめ

①複数の取引所に口座開設しておくメリット

冒頭でもお話ししたように、複数の取引所に口座開設しておくことは少なくとも損ではありません。

仮想通貨取引所では緊急メンテナンスや取引制限がかかり、取引したくでもできないケースがあります。また日本国内では過去に複数の仮想通貨取引所がハッキングに遭っています。資産はユーザーの元に戻っていますが、数ヶ月間資金が拘束されたり、取引ができないといった事態になります。それらのリスクを考えて、複数の取引所に資産を分散させることは一般的です。

また各仮想通貨取引所では仮想通貨の売買だけでなく、独自のサービスを展開しているところもあります。例えば、仮想通貨の積立サービスや、普段の生活の中で貯めたポイントを仮想通貨に交換するサービスといった、初心者も利用しやすいものがあります。お得に仮想通貨を得るチャンスにもなります。特にローリスクで投資を行いたい場合はサービスの利用は適しています。

②コインチェックはこう利用しています!

2-1. チャートのチェック

コインチェックはユーザーインターフェイスが見やすいと評判で、初心者でも理解しやすいものになっています。特にアプリでは、取り扱っている全仮想通貨のチャートを一覧で見ることができるので、どの銘柄の価格が上がっていて下がっているのかひと目で分かるようになっています。どれか1つの通貨を選択することで、その仮想通貨のローソク足のチャートを確認することもできます。

2-2. 積立てサービスの利用

コインチェックの「Coincheckつみたて」は仮想通貨を毎月一定額で積立てることができるサービスです。手数料無料で銀行口座から自動的に設定金額が引き落とされ、購入まで全て自動で処理されます。他社ではアカウントの日本円残高から自動的に仮想通貨を購入する形となっているため、予め取引所に振り込んでおく必要があります。しかしコインチェックなら銀行口座から引き落としてくれるで、振り込み忘れる心配もありません。

2-3. その他サービスの利用

コインチェックでは仮想通貨の売買だけでなく、IEOやNFT、ステーキングサービスなど独自サービスを展開しています。それらのサービスは大きな資金を必要とせず、仮想通貨投資の初心者でも参加しやすくなっています。

例えば、IEOプラットフォーム「Coincheck IEO」の第一号プロジェクトである「Palette Token」の購入申込みの受付が7月1日に開始され、7月20日に抽選がありました。その時は1口4,000円程度あれば参加できました。またステーキングサービスはLiskが対象となっており、10LSK以上を保有していれば、マイニングの報酬として毎週水曜にLiskが付与されます。

③GMOコインはこう利用しています!

3-1. 短期的に売買したい時

GMOコインには取引所もあり、そこでは複数の仮想通貨を取り扱っています。コインチェックでも取引所サービスは提供されていますが、アプリでの取引をメインに考えるのであればGMOコインに軍配が上がります。取引所に導入されている板取引は、販売所と違いスプレッドが小さいという特徴があります。そのため価格が上がればそのタイミングで売却しやすいですし、GMOコインでは指値注文を上手く利用することで取引手数料がマイナスにもなるのでお得に取引をすることができます。

3-2. コインチェックにはない仮想通貨を購入する時

GMOコインでも数多くの仮想通貨を取り扱っていて、中にはコインチェックで取り扱っていない通貨もあります。筆者もコインチェックで取り扱いがない、気になった通貨を購入するケースがあります。例えば、「テゾス」はコインチェックでも取り扱いがない上、GMOコインではステーキングサービスを提供しています。こちらも少額から参加できるので口座開設だけしておくというスタンスでも損はないでしょう。

3-3. 資産分散として利用

筆者はビットコイン投資をコインチェックだけで行うということはせず、GMOコインでも取引を行っています。万が一のハッキング対策もそうですが、分散させておくことで、GMOコインでビットコインの一部をアルトコインにトレードするといった使い方をしています。1社だけで仮想通貨を運用しようと思うと、融通が効かないケースもあるので、他社でカバーするイメージです。

④コインチェックの特徴


コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している仮想通貨取引所です。コインチェックのスマホアプリは、販売所にアクセスしてスムーズに仮想通貨を購入できるよう設計されています。また独自サービスもアプリ内で完結できる利便性があります。スマホアプリの累計ダウンロード数415万を突破し国内No.1(AppTweakデータ協力:2021年1月~2021年6月)を維持しています。

販売所では国内最多となる16種類の仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、リスク、XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ファクトム、MONA、ステラルーメン、ネム、クアンタム、BAT、IOST、エンジンコイン、OMG)を販売所で取り扱っています。また取引所ではビットコイン含め4種類の銘柄を手数料無料で利用できます。いずれも最低500円と少額から始められます。また2021年3月24日にローンチしたCoincheck NFT(β版)では、仮想通貨とNFTを用いたゲーム内アイテムやトレカなどを売買することができます。現在対応しているNFTは「CryptoSpells」と「The Sandbox」、アイドルグループ「SKE48」のデジタルトレーディングカード、「Sorare」のNFTトレカです。

⑤GMOコインの特徴


GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。GMOインターネットはGMO証券などの金融サービスの提供実績をもっており、GMOコインにおいても金融ノウハウを活かした運営が行われています。若年層から中高年までのユーザーが利用するGMOコインの口座数は37.4万件を越えています(GMOフィナンシャルHD、2021年12月期第1四半期決算資料より)。

GMOコインは、販売所および暗号資産FXで10種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン、オーエムジー、ベーシック・アテンション・トークン、テゾス)、販売所では前途の通貨とクアンタム、エンジンコイン、ポルカドット、コスモスを含む14種類を取り扱っています。取引所では5種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン)を現物取引とレバレッジ取引(ネム、ステラルーメン除く)に対応しています。現物取引のメイカーではマイナス手数料(-0.01%)を採用しているので、頻繁にトレーディングしたい方には適しています。

⑥まとめ

今回は、筆者のコインチェックとGMOコインの使い分けについて解説しました。私自身、仮想通貨を知ったのは2015年あたりで、実際に投資を始めたのは2017年に入ってからでした。コインチェックがハッキング被害に遭うまでは1社だけを利用しており、分散させようと思いながらも後回しにしていました。事件を切っ掛けに複数に口座を開設をし、現在もメインに利用しているのがコインチェックとGMOコインです。他ではポイントを仮想通貨に交換するためだけに開設したところもあります。

また複数開設しすることで、開設の際にキャンペーンに参加できたり、既存ユーザーも対象のキャンペーンに参加することができます。口座を開設したら必ず仮想通貨を購入しなくてはいけないというわけではありません、いざという時に開設しておいて良かったというケースもあります。口座開設は無料でできるので、気になっている方はこれを機に各社のサービスをチェックしてみましょう。

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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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