dポイントで投資できるサービスのメリット・デメリットは?2つ解説
ポイントを使って投資ができるサービスが注目されていますが、その中にdポイントを使える投資があり、効率的にポイントを貯めたい人にとってはメリットがあります。
この記事では、dポイントで投資ができるサービスとそれぞれのメリットやデメリットなどを紹介します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定サービスの利用・投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※この記事は2021年11月29日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
目次
- dポイントで株式に投資できる「日興フロッギー+ docomo」
1-1.日興フロッギー+ docomoのメリット
1-2.日興フロッギー+ docomoのデメリット
1-3.日興フロッギー+ docomoの始め方
1-4.日興フロッギー+ docomoが適している人 - ロボアドバイザー「THEO+ docomo」
2-1.THEO+ docomoのメリット
2-2.THEO+ docomoのデメリット
2-3.THEO+ docomoの始め方
2-4.THEO+ docomoが適している人 - まとめ
1.dポイントで株式に投資できる「日興フロッギー+ docomo」
日興フロッギー+ docomoは、SMBC日興証券とドコモの協業で提供される、貯まったポイントで株式を買える(ポイ株)サービスです。
1-1.日興フロッギー+ docomoのメリット
ここでは、日興フロッギー+ docomoの特徴やメリットを紹介します。
dポイントを運用に使える
日興フロッギー+ docomoでは、dポイント(期間・用途限定ポイントも可)で国内株式やETFが買えます。日興フロッギーとdアカウントを連携させるだけで、100ポイントから株式を購入できるようになります。現金を使わずに投資ができるので、初心者のハードルも低くなるでしょう。
少額でも株式投資ができる
日興フロッギー+ docomoは100円から金額指定で株式を購入できます。通常の株式の取引単位を単元といい、1単元は原則100株です。1株1万円の株式ならば、100万円の資金が必要というわけです。
しかし、日興フロッギー+ docomoなら1株1万円の銘柄を100円分だけ買うことができます。たくさんの銘柄に投資したい人でも気軽に分散投資が可能です。
100万円以下なら購入手数料がかからない
日興フロッギー+ docomoは、100万円以下の購入手数料が無料です。通常、株式の取引には手数料がかかりますが、この料金体系は、少額で買った株式を長期保有していくスタイルに適した内容だと言えます。
配当や株主優待が受けられる
日興フロッギー+ docomoは、投資した株数に応じた配当金がもらえます。通常、配当金は単元株を持っている株主しか受け取れません。しかし、SMBC日興証券は、受け取った配当金を株数に応じて分配してくれるのです。
また同じ銘柄を買い足していって単元株に達した場合には、株主優待も受けられます。
投資の記事から買い付けができる
日興フロッギー+ docomoのユニークな特徴は、サイトに株式の情報が書かれた記事が掲載され、気に入った銘柄を記事から買い付けできる機能があることです。記事を読んで投資の勉強をしながら、投資が実践できる仕組みです。
日興フロッギーの記事はわかりやすく、証券会社提供のため正確な情報でもあります。気になる銘柄も100円から買い付けられるので、投資のハードルは低いと言えるでしょう。
取引するとdポイントがもらえる
日興フロッギー+ docomoでは、手数料が発生する売買をすると、dポイントが付与されます。現物株式取引では売買約定金額の0.2%1,000円の売り注文ならば、2ポイントもらえます。
NISA口座に対応している
日興フロッギー+ docomoでは、NISA(少額投資非課税制度)の口座が作れます。株式投資で売却益や配当を得ると20.315%の税金がかかりますが、NISA口座から発生した運用益は非課税です。1年間に120万円までの非課税投資枠が、5年間にわたって使えます。
1-2.日興フロッギー+ docomoのデメリット
日興フロッギー+ docomoには以下のようなウィークポイントがあります。
投資信託が買えない
日興フロッギー+ docomoで取り扱うのは市場で買える株式、ETF、REITで、投資信託は対象外です。投資信託がメインの人は、口座を使い分けるとよいでしょう。
手数料が割高
日興フロッギー+ docomoでは、手数料がネット証券などと比較すると高めです。
約定金額 | 買い | 売り |
---|---|---|
100万円以下 | 0 | 0.5% |
100万円超 | 1.0% | 1.0% |
100万円以下の買い手数料は無料なので、少額の買いを積み重ねて長期で運用するのに適しています。
指値注文ができない
日興フロッギー+ docomoはリアルタイムの株価を見ながら指値注文をするなどの、一般的な株取引の注文方法はできません。約定価格は注文の時間によって、平日午前中の始値か、午後の始値に決まります。自分の狙った価格での売買がしたい人には向かない方式です。
1-3.日興フロッギー+ docomoの始め方
日興フロッギー+ docomoを始めるのは、簡単です。
1:SMBC日興証券に口座開設
日興フロッギー+ docomoで株式投資を始めるには、SMBC日興証券の口座開設を必要があります。口座開設は日興フロッギー+ docomoのウェブサイトでから申し込めます。口座開設して入金が完了すると、日興フロッギーの取引ができるようになります。
2:dアカウントと連携させる
日興フロッギー+ docomoでdポイント投資をするには、dアカウントと連携します。dアカウントがないは、アカウントの登録をします。日興フロッギーにログインし、dアカウントの情報を入力すれば連携は完了です。
1-4.日興フロッギー+ docomoが適している人
日興フロッギー+ docomoの利用が向いているのは、以下のような人です。
少額で株式投資を始めたい人
日興フロッギー+ docomoは株式投資を100円から始められ、さらにお金の代わりにポイントを使うことができます。大金は使えないけれど株式投資をしたい人には、利用しやすいサービスです。
お金を使わずに投資ができれば、より気軽に損失を被る経験もしやすくなります。少額投資をしながら投資に慣れて、ステップアップも可能です。
株式を長期保有したい人
日興フロッギー+ docomoでは、100万円以下の買付手数料が無料で、それ以外の手数料はやや高めなので、頻繁な売買には向きません。コツコツと買い付けを行い、買った株式を長期で保有するスタイルに適しています。
2.ロボアドバイザー「THEO+ docomo」
THEO+ docomoはロボアドバイザーTHEOを運営している株式会社お金のデザインと、NTTドコモの協業で提供する資産運用サービスです。THEOは、ロボットを活用してお任せで資産運用ができる投資一任型のロボアドバイザーです。
THEO+ docomoではポイントで投資するのではなく、運用資産額に応じたdポイントが毎月もらえます。
2-1.THEO+ docomoのメリット
THEO+ docomoはお任せで運用できるロボアドバイザーとdポイントの組み合わせで、ポイントの有効活用が可能です。ここでは、THEO+ docomoの特徴やメリットを紹介します。
ユーザーに最適なポートフォリオで運用
THEO+ docomoを利用すれば、知識ゼロの初心者でも自分に合ったポートフォリオで運用できます。無料診断の結果をもとに、231通りもの中からユーザーにぴったりなポートフォリオが提供されるからです。
ユーザーが答えた情報からTHEOのアルゴリズムが最適な資産配分を考えてくれるので、悩むことなく運用を始められます。
徹底的な分散投資によるリスク低減
THEO+ docomoでは多くのユーザーから集めたお金で分散投資をしてくれるので、資金の少ない人でも分散投資でリスク低減が可能です。ポートフォリオは最大30種類以上のETFから構成されています。ETFの投資先は世界86の国や地域、投資対象は11,000銘柄以上です。
このような幅広い銘柄への分散投資を行うことでリスク低減を図っています。個人で多くの銘柄へ投資するには多額の資金が必要ですが、THEO+ docomoを利用すれば少額でも世界中への分散投資ができるのです。
面倒なリバランスも自動
THEO+ docomoでは、分散投資に欠かせないリバランスも自動で行ってくれます。リバランスは投資効率の改善に有効ですが、自分で行うのは難しく面倒な部分があります。
THEOのリバランスやリアロケーション等のメンテナンスは、ロボットのアルゴリズムを活用した高度できめの細かいものです。初心者には特にハードルが高いリバランス等をお任せできるので、手間がかかりません。
少額から始められる
THEO+ docomoの最低投資金額は1万円からなので、まとまった資金がない人でも気軽に投資が始められます。投資額が少なければ損失の額も少なくなるので、投資初心者にも優しい仕様となっています。結果を見ながら徐々に投資額を増やすことも可能です。
手数料が低め
THEO+ docomoの手数料は、運用資産の0.715%~1.10%(税込・年率)です。「THEO Color Palette」という手数料体系の適用条件(dカードゴールド会員であることなど)を満たすと、運用資産額に応じて手数料が割り引かれます。
THEO Color Paletteが適用されない人の手数料は1.10%です。他のロボアドバイザーサービスと比較して、低めの手数料といえます。
運用額に応じたdポイントがもらえる
THEO+ docomoでは、運用資産に応じたdポイントが付与されます。ドコモ回線ユーザーでない人がもらえるのは、毎月1万円ごとに1ポイントです。ドコモ回線ユーザーなら毎月1.5ポイントもらえます。運用資産が増えると、もらえるポイントも増える仕組みです。
dカードと連携するとおつりを積み立てできる
THEO+ docomoでは、dカードで買い物をしたときの「おつり投資」の設定ができます。おつり投資とは以下のような仕組みです。
- 基準金額(100円・500円・1,000円)を設定し、買い物の金額と基準金額の差額をおつりに見立てる
- おつりは毎月、指定口座から引き落とされ、積み立てられる
- 積み立てたおつりが1万円になったところでETFが買い付けられる
たとえば、基準金額を500円に設定している人がdカードで1,200円の買い物をしたとします。その場合、支払われる金額は1,500円で、300円がおつりとして積み立てられるというわけです。
ドコモの家計簿アプリ「スマー簿」と連携可能
THEO+ docomoはドコモの家計簿アプリ「スマー簿」と連携可能です。スマー簿はドコモとマネーフォワードの協業で提供されるスマホ向け家計簿アプリで、ドコモのサービスの情報が自動連携されます。THEO+ docomoにおける資産の状況も確認できます。
家計簿アプリとしてMoney Forward MEと同等の機能を利用できることもメリットです。スマー簿はスマホのアプリをダウンロードして、dアカウントでログインするだけで利用できます。
2-2.THEO+ docomoのデメリット
THEO+ docomoにはそれほど大きなデメリットはありませんが、以下のようなことは知っておきましょう。
短期間で大きな利益を狙う投資ではない
THEO+ docomoのアルゴリズムは、長期・分散・積立で資産を育てていく投資方法です。短期間で値上がり益を狙う手法ではありません。元本保証ではない投資のリスクを排除するためにさまざまな工夫を凝らし、長期的に資産形成をするやり方なのです。
非課税投資ができない
THEO+ docomo はNISAやつみたてNISAなどの非課税投資には対応していません。運用益には、20.315%の税金がかかります。
2-3.THEO+ docomoの始め方
ここでは、THEO+ docomoを始める手順を紹介します。
1:ユーザー登録
最初にTHEO+ docomoのウェブサイトからユーザー登録をします。
2:dアカウント登録
dアカウントを持っていない人はdアカウント登録をします。
3:証券口座開設
証券口座開設では個人情報を入力し、課税口座の源泉徴収の有無を選択します。最後に本人確認書類の提出が必要です。
4:証券口座に入金
証券口座の審査が完了したら、クイック入金などで入金すれば運用が始められます。
2-4.THEO+ docomoが適している人
THEO+ docomoの利用が向いているのは、以下のような人です。
忙しくて運用する時間がない人
THEO+ docomoは投資一任型のロボアドバイザーサービスです。ロボアドバイザーに任せてしまえば、ETFの買付からリバランスまで行ってくれるので、ユーザーは普段何もすることがありません。仕事や家事・育児で時間のない人でも、資産運用が可能です。
投資はしたいが何から始めていいかわからない初心者
THEO+ docomoはポートフォリオの策定からロボアドバイザーが行うため、知識ゼロの初心者でも投資が始められます。少額からスタートできるので、損失が出たとしても大きなダメージはありません。
dポイントを効率的に貯めたい人
THEO+ docomoはポイントで投資するのではなく、運用資産額に応じたポイントがもらえる投資です。そのため、dアカウントがあって、dポイントを貯めたい人に適しています。dアカウントのある人がロボアドバイザー投資をするなら、THEO+ docomoを利用するのが効率的です。
まとめ
dポイント投資は投資でdポイントをもらったり、貯めたdポイントで投資をしたりできるサービスです。この記事で紹介したTHEO+ docomoと日興フロッギー+ docomoはどちらも少額から投資ができるので、初心者が投資を経験するのに適しています。
投資経験を積んで、資産形成が進むとdポイントも貯まるので励みになるでしょう。どちらのサービスも簡単に始められるので、関心のある方は検討を進めてみてはいかがでしょうか。
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dポイントで投資できるサービスのメリット・デメリットは?2つ解説