ディーカレットとビットバンクの特徴や機能を徹底比較【仮想通貨(暗号資産)取引所】
国内でも多くの仮想通貨(暗号資産)交換業者が設立される中、ユーザーにとってますます便利なサービスが出てきています。アプリの使用感や提供しているサービスも多種多様になってきており、複数の企業で口座を開いておいて目的に合わせて使い分けている人も少なくありません。ここでは、ディーカレット(DeCurret)とビットバンク(bitbank)について機能や手数料、取引通貨などサービス内容を比較することで、どのようなことができるのか分析していきたいと思います。
目次
- 上場企業、メガバンクから出資を受ける「DeCurret」
1-1. 5種類の仮想通貨で板取引ができる「取引所」
1-2. 指値注文に対応!スプレッドが明確な「販売所」
1-3. 充実の関連サービス(自動積立/電子マネーへのチャージ) - bitbankの特徴・機能まとめ
2-1. 現物取引量として国内No. 1の実績
2-2. メイカー手数料が-0.02%、リベートがもらえる
2-3. 最大年率3%の「仮想通貨を貸して増やす」 - DeCurretとbitbankの取扱通貨・手数料を徹底比較
3-1. 取扱仮想通貨
3-2. 各種手数料 - まとめ
①上場企業、メガバンクから出資を受ける「DeCurret」
DeCurret(ディーカレット)は、東証一部上場の株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)の関連会社である株式会社ディーカレットが運営する仮想通貨取引所です。ディーカレットでは販売所と取引所での仮想通貨取引が可能となっています。上場企業、メガバンクからも出資を受けており、電子マネーに仮想通貨でチャージできる機能など、主要な企業と連携した独自サービスを構築しています。
1-1. 5種類の仮想通貨で板取引ができる「取引所」
ディーカレットの「取引所」は5種類の仮想通貨を取り扱っており、ビットコイン建ても含めて5銘柄の現物取引に対応しています。チャートには金融トレーダーに人気の高いTrading Viewを採用しており、UIは海外取引所のようなユーザビリティを目指して設計されています。ディーカレットの取引所ではMaker取引にマイナス手数料(-0.03%)を採用しているので、オーダーブックに並ぶように指値注文を出すことで約定時に手数料を受取ることができます。
1-2. 指値注文に対応!スプレッドが明確な「販売所」
ディーカレットの「販売所」は5種類の仮想通貨を取り扱っており、ビットコイン建ても含めて9銘柄の現物取引に対応しています。販売所でありながら「指値」、「逆指値」といった条件注文も利用できるので、利益・損失確定ポイントを事前に設定する使い方も可能です。現物取引の最低注文数量は0.0001 BTCなので、少額から投資を始める方にも適しています。また販売所で提示される購入レートと売却レートとの差である「スプレッド」は常に表示されているため、スプレッドの差が開いている時は避けて取引することも可能です。
1-3. 充実の関連サービス(自動積立/電子マネーへのチャージ)
ディーカレットの「自動積立」は、月々500円から毎月一定額を自動で積み立てることができます。月々1,000万円が上限で、1円単位で金額指定が可能です。銘柄・頻度・金額を指定するだけのかんたん設定で500円からはじめられるので初心者の方にもおすすめです。また、仮想通貨を電子マネーへのチャージできる機能を提供しています。ディーカレットの口座で保有している5種類の仮想通貨を、au PAYプリペイドカード、楽天Edy、nanacoにいつでもチャージすることができます。
②bitbankの特徴・機能まとめ
bitbank(ビットバンク)はビットバンク株式会社が運営する仮想通貨取引所です。ビットバンクは初心者にとって使いやすい「販売所」だけでなく、板取引が可能な「取引所」サービスも提供しており、全部で12種類の仮想通貨を取り扱っています。TradingViewやメイカー取引のマイナス手数料の採用などトレーディングに便利な仕組みを導入しており、取引量は国内No.1※を誇っています。※2021年2月14日 CoinMarketCap調べ。
また同社が運営しているブロックチェーンメディア「bitbank MARKETS」はブロックチェーンの基礎知識から、トレードの方法、最新ニュースまで幅広く網羅しており、仮想通貨初心者の方が仮想通貨を学びながらトレードできる環境を提供しています。
2-1. 現物取引量として国内No. 1の実績
ビットバンクの現物取引量としては国内No.1の実績があり(2021年2月14日 CoinMarketCap調べ)、ビットコインなどの仮想通貨を「売りたいときに売りやすく、買いたいときに買いやすい」サービスとなっています。取引画面は使いやすさを追求したデザインとなっており、初心者の方でも簡単に仮想通貨の売買ができるでしょう。さらに70以上のテクニカル分析が使えるチャート「TradingView」を搭載しており、本格的なトレードも可能です。
2-2. メイカー手数料が-0.02%、リベートがもらえる
ビットバンクの取引所では、メイカー(注文が取引板に並ぶことにより、市場の流動性を作る取引のこと)の手数料が-0.02%、テイカー(注文が取引板に並んだ既存の注文と約定することにより、市場から流動性を取り除く取引のこと)の手数料が0.12%に設定されています。メイカー取引をするほど手数料のリベートを受取れる仕組みになっています。
2-3. 最大年率3%の「仮想通貨を貸して増やす」サービス
ビットバンクの「仮想通貨を貸して増やす」サービスは、ユーザーが保有する仮想通貨をビットバンクに貸し出し、利用料を受取れるものです。貸出期間は1年間、最大年率は3%となっており、長期保有を決めている投資家にとってお得なサービスです。「仮想通貨を貸して増やす」はビットバンクの取扱い全通貨の貸出に対応しています。
③ディーカレットとビットバンクの取扱通貨・手数料を徹底比較
取扱仮想通貨
DeCurret | bitbank | |
販売所 | ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン | ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコン、モナコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、クアンタム、ベーシック・アテンション・トークン、オーエムジー、シンボル、エンジンコイン |
取引所 | ビットコイン、イーサリアム、XRP、クアンタム、オントロジー | ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコン、モナコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、クアンタム、ベーシック・アテンション・トークン、オーエムジー、シンボル、チェーンリンク |
各種手数料など
DeCuuret | bitbank | |
取引手数料 | 販売所:無料(スプレッドに実質手数料を含む) 取引所:メイカー:-0.03%、テイカー:0.23% |
販売所:無料 (スプレッドに実質手数料を含む) 取引所:メイカー:-0.02%、テイカー:0.12% |
最小注文数量(BTC) | 販売所・取引所共に0.0001BTC | 販売所:0.00000001 BTC 取引所:0.0001BTC |
日本円入金方法 | クイック入金・ペイジー入金:無料 銀行振込:無料(振込手数料は振込者負担) |
GMOあおぞら銀行・住信SBIネット銀行への銀行振込 金融機関の営業日に従って入金反映・振込手数料はユーザー負担 |
日本円出金手数料 | 275円/回 | 550円/770円(3万円以上) |
仮想通貨出庫手数料 | BBTC:0.0004BTC(〜5BTCまで) ETH:0.0063ETH(~50ETHまで)現在臨時手数料を適用中(通常0.0021ETH) BCH:0.0002BCH(〜10BCHまで) LTC:0.001LTC(〜100LTCまで) XRP:0.01XRP(〜20,000XRPまで) ONT :送付・受取機能は準備中 QTUM:送付・受取機能は準備中 |
BTC:0.0006BTC イーサリアム:0.005ETH XRP:0.15XRP ビットコインキャッシュ:0.001BCH ライトコイン:0.001LTC モナコイン:0.001MONA ビットコインキャッシュ:0.001BCH ステラルーメン:0.01XLM クアンタム:0.01QTUM ベーシックアテンショントークン:21BAT オーエムジー:2OMG シンボル:2XY |
*2021年12月時点の情報です。最新情報に関しては各社サイトをご覧ください。
④まとめ
ディーカレットとビットバンクは販売所と取引所の両方を提供している仮想通貨取引所です。どちらもビットコインやイーサリアム以外のマイナー銘柄であるアルトコインを取り扱っており、今後の成長を期待する通貨に投資をしたい方には適していると言えます。さらにどちらの取引所にも本格的なトレードが可能な「TradingView」を搭載しています。取引に慣れていない方でも販売所から始めて、慣れてきたら取引所を利用することも可能です。
またディーカレットは1回500円から始めることができる積立サービスも利用ができるので、長期的な投資にディーカレット、アルトコインの短期的なトレーディングはビットバンクと使い分けることもできるでしょう。ビットバンクは取引所で取り扱っているアルトコインが豊富なので、気になる通貨の取引をしてみるのもありです。
さらにどちらの仮想通貨取引所もセキュリティーに力を入れており、ディーカレットではデジタル通貨を安全に保管するための暗号鍵の管理について、既存の金融機関と同等レベルのサイバーセキュリティ対策を実現しています。ビットバンクではビットコインのセキュリティ専門企業BitGoと提携し、第三者機関に国内No.1と認められた鉄壁のセキュリティを誇ります(2018年10月3日 ICORating調べ)。
このほかにも特徴ある仮想通貨取引所が様々あるので、特徴を比べながら自分自身に合ったところを選びましょう。また仮想通貨取引所では緊急メンテナンスやハッキングなどのリスクを考えて、複数の取引所に資産を分散させることも重要です。口座開設は無料でできるので、気になっている方はこれを機に各社のサービスをチェックしてみてください。
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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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