車で好きな商品・サービスをPRして特典や報酬が得られる「Cheer Drive」運営会社がFUNDINNOで資金調達へ

一般の自動車を活用したPRプラットフォーム事業「Cheer Drive(チアドライブ)」を運営する株式会社チアドライブは、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で3月2日から募集による投資申込みの受付を開始する。目標募集額1500万円、上限応募額6千万円。投資金額は1口10万円(20株)、1人5口まで。募集期限は3月6日。同社はエンジェル税制適用確認企業(タイプA)。

同社のチアドライブは、国内に約6000万台存在する一般乗用車の車体をPR媒体として活用していくことを目指すサービス。ドライバーが応援したい商品やコンテンツのステッカーを自身の車に貼って走行すると、走行距離に応じた報酬や特典を獲得できるというもの。

一般乗用車の車体をPR媒体として活用していく「Cheer Drive(チアドライブ)」

現状の広告サービスはプロモーションに多額のコストがかかる。年間約6兆円と言われる日本の広告費の恩恵を、一般消費者が享受できる仕組みを作りたい」と同社はサービス開発の動機を語る。強みは、大手エンタメ系企業が手がけるアニメ・アイドル・映画やスポーツチームなどのPRキャンペーン実績を武器に、効率的な顧客開拓をしている点。プロモーションに必要なスマホアプリ、フィルム、ステッカー印刷オペレーションは独自に開発を行っている。

さらに、協力コンテンツのファンを新規ドライバーへ誘導することで、コストフリーで持続的なドライバー確保の仕組みを持つ。現在、登録ドライバー1.2万人超、上場企業の利用実績もできた。

事業拡大に向け、GPSトラッキング機能、企業向け管理画面の実装などによってビジネスモデルを強化し、「報酬型」キャンペーンを増やす。報酬型は多数の広告媒体と競合となるが、より精緻に広告価値を評価する「ルート計測」を設定する予定。ルート計測は、ドライバーの走行ルートと時間をスマホの位置情報から取得し、時間ごとの人口ヒートマップデータと照合してimp(インプレッション)を加算。従来の走行距離による評価ではなく、実際の走行によって何人にリーチできたのかを算出し、獲得impに応じてドライバーの報酬や、企業への請求額が決まる仕組み。この機能の実装により媒体価値を大幅に引き上げ、魅力的なキャンペーンを増やしていく戦略だ。

支援型と報酬型

ガソリン価格が値上がりしている折だが、同社は「ガソリン代無料の世界観」を掲げている。現状1㎞走行あたり7〜8円のドライバーへの還元が設計されているところ、サブスクリプションモデルの導入により、さらに高額の還元ができるよう尽力していく。マイルストーンではIPOは2026年を予定、売上高約54億円を想定する。なお、成約すると株主優待として、通常のキャンペーンより走行報酬を高く設定した応援キャンペーンに参加できる。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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