監査法人KPMGカナダ、NFTアート「World of Women 」を購入

会計監査、経営コンサルティングなどの専門サービスを提供する大手監査法人KPMGのカナダ支社が2月28日、1万枚の多様でパワフルな女性をモチーフにしたNFTアート「World of Women(WoW) 」コレクションの中から#2681を25ETH(約850万円)で購入したことが分かった。

「World of Women(WoW)」は、NFTアーティストでイラストレーターYam Karkai氏の呼びかけにより、NFTコレクションBAYCのインフルエンサーであるBBA氏を含む9人をメンバーに迎え、女性やマイノリティの新進アーティストをWeb3領域でサポートするためのプロジェクトとして発足した。作品は全部で10,000点あり、NFTマーケットプレイスOpenSeaで最低落札金額7ETH(3月8日、記事執筆時点)から取引されている。

KPMGの世論調査によると、カナダ人の53%が、NFT市場は女性アーティストが自分の作品を宣伝し収益化するための有効な方法と考えており、5人に2人(40%)は、アバター、暗号ウォレット、デジタルグッズは標準化すると回答。すでにNFTを所有している人の割合は8%という結果が出ている。

KPMGカナダは、「NFTは使用事例が豊富で、すでに企業ブランディング、人材の採用や価値の創造、慈善活動のための意識向上、顧客とのつながりに有効活用されている」と指摘。「NFTの継続的な成長だけでなく、WoWの価値とその使命に対する我々の信念を反映するものであるとし、NFT領域への女性の進出を支援したい」と述べている。

同社は、今年2月に仮想通貨ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)への投資を公表しており、機関投資家らの暗号資産やブロックチェーン関連への投資の拡大にともなうサービス強化が目的だったとみられる。この投資には、ネットゼロカーボン取引維持のためのカーボンオフセットも含まれており、環境、社会、ガバナンス(ESG)のコミットメントの実現にも注力している。

また、同社はイーサリアムウォレットのアドレスを使いやすくする機能をもつENSドメイン「kpmgca.eth」も購入するなど、暗号資産業界への関わりを強めている。この背景には、組織やスポーツクラブ、著名人がマーケティングや認知度の向上、価値の創造にNFTを活用していることがあり、KPMGは「NFT活用により効果的なマーケティングが可能になる」としている。

【参照記事】KPMG purchases World of Women (WoW) Non-Fungible Token – KPMG Canada
【参照サイト】About Us – World Of Women

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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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