環境配慮型素材開発ベンチャーがFUNDINNOで2回目の資金調達へ。紙のアップサイクル素材の普及へ
紙リサイクル製品の企画・開発・販売や環境配慮型素材開発事業を行う株式会社カミーノは、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で3月19日から募集による投資申し込みの受付けを開始する。ファンディーノでは2回目の資金調達。同社のプロジェクト「【第2回】〈天然成分99.5%以上〉次世代プラスチック代替素材『PAPLUS 』製品の販売を開始!“世界の脱プラ”に挑む環境Techベンチャー『カミーノ』」は新株予約権型で目標募集額1008万円、上限応募額4032万円。投資申し込みは1口9万円、1人5口まで。23日まで受付ける。
同社は、紙製品の製造工程で発生する製品にならない部分(損紙)などを原材料として再利用し、別の素材へのアップサイクルを行っている。
主力商材の「PAPLUS (パプラス)」は、トウモロコシなどのデンプンから合成された植物由来で土に還る合成樹脂であるポリ乳酸と紙を複合させ、石油成分をできるだけ抑えたプラスチックの代替素材。自然成分が99.5%以上(非耐熱グレードの場合。耐熱グレードは自然成分約93%)といった特徴があり、環境汚染の原因になる石油由来のプラスチック製品に代わるサステナブル(持続可能)な素材としてアピール。前回の募集は2021年1月、目標募集額1251万円、上限応募額5004万円に対し4878万円を集め成約した。
前回の資金調達以降、パプラスの開発と製品化を進めてきた。コロナ禍による遅れは生じたが、昨年の12月から自社オリジナルブランド商品の一般販売を開始。都内の百貨店や駅ビルにてプラスチックフリータンブラーなどの商品を販売している。パッケージにはロットナンバーが記載されており、そのロットナンバーをもとに、今、手にしている製品がどのように作られたかをオフィシャルサイト上で調べることが可能。リサイクルが可能なサステナブル製品であることを実感してもらうための施策だ。
環境性能世界最高水準を目指して開発を進める一方、商談では「柔軟性も加えて欲しい」「建材・車載用途で使えるように難燃性が欲しい」または「生分解性は不要だがコストをさげて欲しい」など、特定機能を強化した要望も寄せられている。これらに応える機能に特化した新素材開発を進めることで、パプラスとその機能強化グレードの普及を国内外で進め、事業のスケールアップにつなげていく。「使い捨てプラスチックを減らし、リユースが当たり前になるサステナブルなライフスタイルを広げていくことを目指す」としている。IPOは2025年を予定、同年度内に製品販売数19万個以上、売上高約11.5億円を計画する。
【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
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