COZUCHI(コヅチ)で不動産投資、メリット・デメリットは?他社比較も
COZUCHI(コヅチ)は厳選された不動産に手軽に投資できる不動産投資型クラウドファンディングサービスです。
今回はCOZUCHIを利用した不動産投資のメリットやデメリットについて紹介します。また、他の不動産クラウドファンディングサービスとどのように違うのかも詳しく解説しているので、投資を検討している方は参考にしてください。
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目次
- COZUCHI(コヅチ)とは
- COZUCHI(コヅチ)のメリット
2-1.厳選された不動産に投資できる
2-2.想定利回り・運用期間の幅が広い
2-3.ファンドによって収益のタイプが異なる
2-4.優先劣後方式を採用している
2-5.途中解約が可能 - COZUCHI(コヅチ)のデメリットや注意点
3-1.元本は保証されていない
3-2.運営会社が上場していない
3-3.分配金は総合課税の対象
3-4.案件に応募できないことがある
3-5.案件ごとに入金する必要がある - COZUCHI(コヅチ)と他社との比較
- まとめ
1.COZUCHI(コヅチ)とは
COZUCHI(コヅチ)に関するニュース
- 2022/3/16不動産投資CF「COZUCHI(コヅチ)」で想定年利13%の「学芸大学 EXITファンド」公開。キャンペーンも実施
- 2022/3/4不動産CF「コヅチ」で中銀カプセルタワービルが投資対象の「銀座EXITファンド」第2弾。3/14募集開始
- 2022/2/26不動産投資CFのコヅチ、「渋谷区広尾借地プロジェクト」3月1日募集開始。想定利回年利6.5 %
- 2022/2/16不動産投資型CF「COZUCHI」タイアップキャンペーン開始。対象のメディア経由の登録でAmazonギフト券2000円分プレゼント
- 2022/2/3不動産投資型CF「COZUCHI」、新規案件「西麻布一棟マンション」2/7募集開始。想定利回り年6%
COZUCHI(コヅチ)の概要
COZUCHI(コヅチ)はLAETOLI株式会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングサービスです。LAETOLI株式会社は、リノベーション事業や不動産買取事業を展開する不動産会社で、投資用不動産のノウハウを生かしてCOZUCHIを運営しています。
2019年にサービスを開始した前身サイト「WARASHIBE」の運用開始から約2年が経過し、サービスをリニューアルしたのが「COZUCHI」です。WARASHIBEでは、元本毀損や配当遅延もなく総ファンド数24件、総額約16億円を運用した実績があります。また、2022年3月時点で38件、累計68億円超の募集実績があります。
賃貸用のマンションの案件に加えて数億円規模の事業性の大型のファンドを組成することもあり、投資対象となる不動産の豊富なバリュエーションが特徴的です。
2.COZUCHI(コヅチ)のメリット
COZUCHIには下記のメリットがあります。それぞれ詳しくみて行きましょう。
- 厳選された不動産に投資できる
- 想定利回り・運用期間の幅が広い
- ファンドによって収益のタイプが異なる
- 優先劣後方式を採用している
- 途中解約が可能
2-1.厳選された不動産に投資できる
COZUCHIの特徴の1つが、運営会社によって好立地かつ収益性の高い投資物件が厳選されているということです。
COZUCHIのような不動産クラウドファンディングでは、現物不動産投資のように投資家が物件を購入・管理する必要がなく、投資した後は分配金を待つだけとなります。プロが厳選した物件に手間をかけることなく投資することができます。
2-2.想定利回り・運用期間の幅が広い
COZUCHIでは、想定利回りが2%程度のファンドから10%を超えるファンドまで、幅広く提供されているという特徴があります。
また、運用期間も2ヶ月程度のものから2年程度のものまであり、投資家は幅広い選択肢からリスクやリターンのバランスを調整しながら投資をすることができます。
2-3.ファンドによって収益のタイプが異なる
COZUCHIで提供されるファンドは、収益のタイプによって下記のように分類できます。
- インカムゲイン型
- キャピタルゲイン型(またはキャピタルゲイン重視型)
インカムゲイン型では分配金による収益を、キャピタルゲイン型では物件売却時の収益を想定したファンドとなります。
また、インカムゲインを得ながら、最終的に物件の売却益も期待できるキャピタルゲイン重視型のファンドもあります。利回り・運用期間だけではなく、ファンドにもタイプがあるのがCOZUCHIの特徴であり、投資家は自分のポートフォリオに合ったファンドを選択しやすいといえます。
2-4.優先劣後方式を採用している
COZUCHIでは優先劣後方式を採用して投資家を保護しています。
優先劣後方式とは、損失が発生した場合は劣後出資者である運営会社が先に負担し、利益が発生した場合は優先出資者である投資家に優先的に分配が行われる仕組みです。この仕組みにより、投資家が出資した元本が守られやすくなり、リスクを抑えた資産運用が可能となります。
ただし、優先劣後方式であってもファンドの損失が非常に大きい場合、運営会社のLAETOLI株式会社が補填できる金額を超えてしまう可能性は0ではありません。優先劣後割合を確認しつつも、ファンド単体のリスクを考慮した投資判断を行うことが大切です。
2-5.途中解約が可能
多くの不動産クラウドファンディングサービスでは、一度出資すると契約期間中は途中解約できず、出金することができなくなっています。
しかし、COZUCHIでは事務手数料が必要にはなるものの、途中解約が可能になっています。急な事情ができてお金が必要になった場合でも、解約申請の翌月には換金することができます。
3.COZUCHI(コヅチ)のデメリットや注意点
一方、COZUCHIでは下記のデメリットがあります。
- 元本は保証されていない
- 運営会社が上場していない
- 分配金は総合課税の対象
- 案件に応募できないことがある
- 案件ごとに入金する必要がある
3-1.元本は保証されていない
COZUCHIでは、優先劣後方式によって投資家の出資元本が毀損するリスクが軽減されています。
ただし、絶対に元本を毀損しないということではありません。経済情勢や社会情勢によって不動産市場が低迷した場合、物件の価格が下落したり、入居者が減少したりするなどの影響が出る可能性があります。
このようなリスクは、COZUCHIだけではなく、すべての不動産投資に伴うリスクであるため、しっかり理解しておきましょう。
3-2.運営会社が上場していない
不動産クラウドファンディングのなかには、上場企業が運営しているサービスがありますが、COZUCHIを運営するLAETOLI株式会社は非上場企業です。
不動産クラウドファンディング選びでは、運営会社の経営状況がどのような状態であるか確認できるかどうかも重要なポイントの1つとなります。上場企業では定期的に決算情報を確認することができますが、LAETOLI株式会社は決算情報を開示する義務がないため、正確な経営状況を把握するのが難しいデメリットがあります。
3-3.分配金は総合課税の対象
不動産クラウドファンディングで分配金(=利益)が発生した場合、支払金額に対して所得税及び復興特別所得税を合わせた20.42%が源泉徴収されることになります。
ただし、この分配金は税制上「雑所得」の扱いとなり、総合課税の対象となります。そのため、一定金額を超えた利益が発生した場合は確定申告が必要になります。
また、株式投資で利益が発生した場合の「申告分離課税」のような税制メリットもありません。COZUCHIを利用した場合、確定申告の手間が掛かったり、支払う税金が増えたりする可能性があるため、注意が必要です。
【関連記事】投資型クラウドファンディングにかかる税金は?確定申告の手順・注意点も
3-4.案件に応募できないことがある
COZUCHIでは先着順だけではなく抽選制のファンドも提供されていますので、投資家が参加しやすい方法で投資することが可能です。しかし、どちらの場合でも、多数の応募が集まった場合には、投資したくてもできない可能性があります。
特に人気の高いファンドでは、応募者が殺到するケースがあり、ファンドに投資できる可能性はより低くなります。すべての案件に必ず投資できるわけではない、ということに注意しましょう。
3-5.案件ごとに入金する必要がある
COZUCHIでは、案件ごとに入金口座が異なるというという特徴があります。そのため、ファンドに当選した場合はその都度指定される口座に入金しなければなりません。
株式投資や投資信託のように、証券口座を開設して入金しておくシステムとは異なり、少々手間が掛かりますので注意してください。
4.COZUCHI(コヅチ)と他社との比較
COZUCHIと他の不動産クラウドファンディングサービスがどう違うのか、比較してみましょう。以下、公表しているファンド数が多いサービスの利回り水準や最低投資額、運用期間です。投資をするサービスに迷う時の際の参考にしてみてください。
なお下記表内の想定利回り水準は、2021年9月までに公開されたファンドの実績から平均値を算出していますが、実際にはCOZUCHIでも2.0%~20.0%のファンドが募集されているなど案件によって大きく異なります。あくまで参考値としてご判断下さい。
サービス名 | 公表ファンド数 | 想定利回り水準 | 最低投資額 | 運用期間 |
---|---|---|---|---|
FANTAS funding | 141 | 5.3% | 1万円 | 4-14ヶ月 |
CREAL | 46 | 4.3% | 1万円 | 6-24ヶ月 |
TSON FUNIDING | 23 | 6.7% | 5万円 | 8-12ヶ月 |
COZUCHI | 24 | 6.2% | 1-10万円 | 2-24ヶ月 |
Jointo α | 18 | 3.8% | 10万円 | 6-12ヶ月 |
Rimple | 18 | 4.4% | 1万円 | 6-12ヶ月 |
大家.com | 12 | 5.0% | 1万円 | 7-13ヶ月 |
※公表ファンド数はサービスサイトに記載されているファンド数(2021年7月時点)
※想定利回り水準は公表ファンドの想定利回りの平均値
※上記掲載会社への投資を推奨するものではありません。
【関連記事】不動産投資型クラウドファンディングを選ぶポイントは?注目の6社を紹介
5.まとめ
今回は不動産投資型クラウドファンディングサービス「COZUCHI」のメリットやデメリットについて紹介しました。
COZUCHIは厳選された収益性の高い物件に1万円から投資できるサービスです。優先劣後方式などによって投資リスクを軽減しており、途中解約にも対応できるのは魅力となるでしょう。
一方で、元本保証がない点や、運営会社が非上場である点、案件ごとに入金が必要になる点はデメリットとなります。
適切な投資判断を下すためには、サービスの特徴に加えてメリット・デメリットを把握することが重要です。COZUCHIを利用した場合は、本記事を参考に検討してみましょう。
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