コインチェックとFTX JPを比較!各社の取扱銘柄やサービス内容を初心者向けに徹底解説
仮想通貨市場が低迷している時に、積極的にビットコインやアルトコインを購入したいと考える方は少ないかもしれません。一方で、再び盛り上がってきた時にすぐ動けるよう、今のうちに仮想通貨取引所で口座開設だけしておくことはできます。仮想通貨取引所では、投資初心者でも簡単に売買できるように「販売所」というサービスを用意しています。
コインチェックとFTX JPはどちらも販売所を提供していますが、板取引ができる取引所も提供しています。またそれぞれ機能や取り扱い銘柄などが異なるため、口座開設前に特長を押さえておきましょう。また各社独自のサービスもありますので、詳しく解説していきます。
目次
- NFTマーケットプレイスを提供するコインチェック
1-1. ビットコイン取引所の手数料が無料
1-2. 多機能で一元管理ができるスマホアプリ
1-3. The Sandboxの仮想土地(LAND)も取り扱うCoincheck NFT(β版) - 仮想通貨SOLを国内で唯一取り扱うFTX JP
2-1. FTX Globalとの取引板共有による潤沢な流動性の提供
2-2. Move to Earn銘柄のSOLやTwitterで話題のDOGEの取り扱い
2-3. 取り扱いのあるすべての銘柄でパーペチュアル(無期限)取引が可能 - コインチェックとFTX JPの取扱仮想通貨・各種手数料
- まとめ
①NFTマーケットプレイスを提供するコインチェック
コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している仮想通貨取引所です。初心者でも扱いやすい販売所を提供している他、取引所サービスではビットコインを手数料無料で購入できます。
またコインチェックはブロックチェーンにより生まれる「新しい価値交換」を身近に感じられる機会を提供するために新サービスの研究開発に注力しており、レンディングやステーキング、Coincheck NFT(β版)、Coincheck IEOなど、仮想通貨取引以外のサービスも充実しています。金融リテラシーにかかわらず、誰でも使いやすいサービスを提供する同社のスマホアプリの累計ダウンロード数は415万件を突破しています(2021年6月末時点)。
1-1.ビットコイン取引所の手数料が無料
コインチェックの取引所は、手数料無料でビットコインと一部のアルトコインを売買できます。取引所は「板」と呼ばれる売買注文を表した情報を使って、ユーザー同士で資産を取引する形式です。難しそうに感じるかもしれませんが、コインチェックでは初心者でも利用しやすいよう、シンプルな機能・デザインとなっています。さらに、アクティブに取引したい方は一画面でチャート分析から売買まで可能なトレードツール「Trade view」の利用もおすすめです。
*コインチェックの取引所は現在ウェブブラウザのみで利用可能です。
1-2.多機能で一元管理ができるスマホアプリ
コインチェックのアプリは初心者でも利用しやすいインターフェースとなっており、販売所にアクセスしてスムーズに仮想通貨を売買できるよう設計されています。入出金管理や人気通貨別チャット、自動積立サービス、貸暗号資産もアプリから一括管理が可能です。多機能なコインチェックのスマホアプリの累計ダウンロード数は476万を突破し国内No.1の実績があります。(AppTweakデータ協力:2019年1月~2021年12月)
1-3.The Sandboxの仮想土地(LAND)も取り扱うCoincheck NFT(β版)
Coincheck NFT(β版)は仮想通貨とNFTを取引できるマーケットプレイスです。コインチェックの口座を持っていれば誰でもNFTの出品・売買・保管が可能で、出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)は無料となっています。Coincheck NFT(β版)ではコインチェックが許可したNFTコレクションが取引可能になっており、CryptoSpells、The Sandbox、NFTトレカ、Sorare、MeebitsのNFTコレクションなどがユーザー間で売買できます。決済通貨にはイーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)など出品者が指定する仮想通貨を使用しますが、参考価格として日本円換算が表示されているので商品価値もわかりやすくなっています。
②仮想通貨SOLを国内で唯一取り扱うFTX JP
FTX Japan株式会社が運営する仮想通貨取引所FTX JPは、仮想通貨の現物取引およびデリバティブ取引においてBinanceに次いで第2位の取引量(2022年7月、CoinMarketCap調べ)を誇っており、FTX Globalとの取引板共有によって潤沢な流動性を提供しています。FTX Japanでは国内取引所で唯一SOL(ソラナ)やFTT(FTXトークン)の他、米ドルとの板取引やTwitterで話題となったDOGE(ドージコイン)など国内では珍しい銘柄取引も可能です。
またFTX JPは流動性が高い取引所だけでなく、初心者にも利用しやすい販売所も提供しています。販売所はFTX JPにログインをしたトップ画面が販売所になっています。取引所を利用したい場合は「マーケット」を開くと、パーペチャル取引、現物取引、法定通貨とありそれぞれ板取引ができます。
2-1.FTX Globalとの取引板共有による潤沢な流動性の提供
FTX Japan株式会社が運営する仮想通貨取引所FTX JPは、仮想通貨の現物取引およびデリバティブ取引においてBinanceに次いで第2位の取引量(2022年7月、CoinMarketCap調べ)を誇っており、FTX Globalとの取引板共有によって潤沢な流動性を提供しています。流動性が高いことで指値でも注文が約定されやすいといった利点があります。
2-2.Move to Earn銘柄のSOLやTwitterで話題のDOGEの取り扱い
FTX JPでは国内取引所で唯一SOL(ソラナ)やFTT(FTXトークン)を取り扱っています。SOLは2022年に話題になったMove to Earnのゲーム「STEPN」で採用されるトークンとしても注目を集めています。その他、米ドルとの板取引やTwitterで話題となったDOGE(ドージコイン)など国内では珍しい銘柄取引も可能です。アルトコインが気になる方はチェックしておきたい取引所と言えます。
2-3.取り扱いのあるすべての銘柄でパーペチュアル(無期限)取引が可能
FTX JPでは現物と先物、CFDの特徴を併せ持つデリバティブ取引「パーペチュアル取引」が可能となっています。従来の先物取引では、契約時に決済満期日と、その日にいくらで売買するのかを決定しますが、パーペチュアルには限月が無く、無期限に建玉を保持することができます。
③コインチェックとFTX JPの取扱仮想通貨・各種手数料
コインチェック | FTX JP | |
販売所 |
16銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、モナコイン、ネム、クアンタム、オーエムジー、イーサリアムクラシック、エンジンコイン、リスク、IOST、SAND |
13種類:USD、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、OMG、ポルカドット、エンジンコイン、FTXトークン、ソラナ、ドージ |
取引所 |
4銘柄:ビットコイン、モナコイン、イーサリアムクラシック、パレットトークン |
13種類:USD、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、OMG、ポルカドット、エンジンコイン、FTXトークン、ソラナ、ドージ |
取引所手数料 | 無料 | レベル1〜6 メイカー:0.02%〜0.04% テイカー:0.07%〜0.04% |
日本円入出金 | 入金:無料(振込手数料はユーザー負担) 出金:407円 |
入金:無料(振込手数料はユーザー負担) 出金:無料 |
仮想通貨入庫出庫 | ・入金手数料 無料(入金制限なし) ・出金(送金)手数料 |
・入金手数料 無料 ・出金手数料 |
※2022年7月時点の情報となります。最新情報に関しては下記サイトをご覧ください。
④まとめ
グローバル取引所FTXがいよいよ日本で本格的にサービスを開始しました。日本国内ではFTX JPとして仮想通貨取引所のサービスを利用することができます。日本では販売所という取引形式があり、販売所のインターフェースにおいてはコインチェックは洗練されたシンプルな設計をしています。FTX JPもシンプルであり、金額を入力するだけとなっています。
取引所の取引手数料はコインチェックが無料となっており、FTX JPはレベルによって設定されています。ただ取り扱っている仮想通貨の種類はFTX JPのほいが豊富なので、板取引がしたい方には適しています。また独自サービスはコインチェックが豊富であり、長期投資するユーザーはコインチェックの口座を持っておくと、長期運用に活用することが可能です。
どちらも取扱仮想通貨は多くありますが、それぞれ違った特徴があるので、口座開設を行ってみて実際に触ってみるのがお勧めです。その後、自分なりの使い分けをしてみるのが良いでしょう。また仮想通貨取引所では緊急メンテナンスやハッキングなどのリスクを考えて、複数の取引所に資産を分散させることは一般的です。口座開設は無料でできるので、気になっている方はこれを機に各社のサービスをチェックしてみましょう。
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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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