京町家の保全・再生事業ベンチャーがFUNDINNOでクラウドファンディング。2029年に年商19億目指す

株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で8月2日、新規案件「京町家リノベでクチコミ平均4以上の高稼働ホテルに変身。ペット可施設も人気!地域共生の空き家再生で全国展開を狙う〈立志社〉京都の景観をそのまま生かし町家をホテルに。』が公開された。株式発行者の株式会社立志社は、ホテル投資や運営を行っており、京都市では京町家を保全・再生し、さらに住民参加型のホテルにする事業に取り組んでいる。目標募集額1643万4千円、上限応募額6573万6千円で投資は一口9万9000円 (33株)、1人5口まで。募集期間は8月10日から18日。

同社は空き家となった京町家をリノベーションし、「町家泊」という新しい旅のカタチを提供している。同事業は単なる街並み保存とは異なり、空き家問題や所有物件の運営に苦慮している事業者や不動産オーナーと15〜20年の定期借家契約を結び、3ヶ月ほどの工期で古民家を宿泊施設にリノベーション。改装費用は同社が負担し、宿泊業の売上から家賃をオーナーに支払うというビジネスモデルだ。

契約期間終了後は、改装した物件をそのまま返却するか、契約を延長するかをオーナーに選択してもらう。運営中は家賃収入を得ることができ、契約終了後は物件に居住することも賃貸に出すことも可能なため、京町家オーナーは利活用されていない空き家を低リスクで運用できる。また、京町家のリノベーションは、宿泊業に関する法令遵守を徹底し、許認可を受けた上で施工を行っているという。

2014年から自治体と連携して京町家の再生事業を開始し、現在、一軒町家17棟、旅館4棟、ホテル1棟の運営を行っている。京都の若手アーティストたちとコラボレーションして、1階をカフェ、2階をアート制作のアトリエとして利用できる「アーティスト・イン・レジデンス」の運営も手掛ける。

運営は宿泊者の要望や意見を積極的に取り入れ、リピート率は運営施設全体で3割を超える。特に、愛犬と宿泊が可能な施設(ドッグフレンドリー施設)でのリピート率は7割超。2019年には運営する施設の年間売上は約1億4000万円を達成。20年からの新型コロナウイルスの影響で売上は落ち込んだものの、顧客の需要に応じて価格を変動させるレベニューマネジメントを機動的に行い、稼働率を維持し事業を継続させてきた。

ドッグフレンドリー施設

今年のゴールデンウィーク(5月3日・4日)は同社の直営施設で全室が満室となり、祇園祭が行われた7月16日は直営施設、ホテル営業委託施設全室で満室を達成。今年の年間売上はコロナ禍前を上回る1億6000万円程度を見込む。モットーは、地主・近隣住民・従業員・宿泊者・出資者全てが活性化する「五方よし」。29年までに直営施設年間宿泊人数約3.2万人、年商19億円以上の達成を目指す。

エンジェル税制適用確認企業(タイプB)。株主優待として、同社が運営する施設の宿泊料金を株数に応じて3%~7%割り引く。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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