楽天証券の株式手数料は安い?現物・信用・外国株取引を他社と比較

楽天証券は、楽天ポイントが使える・貯まる、投資情報が豊富といった点に加え、取引手数料の安さも特徴です。実際に他社の手数料と比べてどれだけお得なのでしょうか。

この記事では楽天証券の現物取引、信用取引、外国株取引の手数料を、他の主要なネット証券会社と比較しながら解説します。証券会社選びの参考資料として役立ててください。

目次

  1. 現物取引の手数料比較
    1-1.現物株式・1回約定制
    1-2.現物株式・1日定額制日定額制
  2. 信用取引の手数料比較
    2-1.信用取引・1回約定制
    2-2.信用取引・1日定額制
  3. 外国株取引の手数料比較
  4. まとめ

1 現物取引の手数料比較

証券会社の取引手数料は、1回の約定ごとに発生する形式と、1日の約定金額の合計に応じて決まる形式の2種類があります。

楽天証券はどちらの形式も用意しています。

1-1 現物株式・1回約定制

1回の約定金額に応じて、以下のように手数料が発生します。

項目 ~5万円 ~10万円 ~50万円 ~100万円 150万円~3000万円
楽天証券 55円 99円 275円 535円 1,013円
SBI証券 55円 99円 275円 535円 1,013円
松井証券 取り扱いなし
マネックス証券 55円 99円 275円 535円 1,013円
auカブコム証券 55円 99円 275円 0.099%+99円
(上限:4,059円)
岡三オンライン 108円 108円 385円 660円 1,650円 ※300万円以降100万円増加ごとに300円(330円)ずつ増加。3,000円(3,300円)を上限
LINE証券 55円 99円 275円 535円 1,013円
GMOクリック証券 50円 90円 260円 460円 880円
DMM株 55円 88円 198円 374円 660円(※300万円超880円)
SBIネオトレード証券 50円 88円 198円 374円 660円(※300万円超880円)

※2022年8月28日時点。税込表記

楽天証券の手数料はSBI証券・マネックス証券と同額となっており、比較的安い水準です。ただしGMOクリック証券、DMM株、SBIネオトレード証券の3社は、楽天証券より安くなっています。

1-2 現物株式・1日定額制

1日定額制の場合、1日における約定金額の合計に応じて以下の手数料が発生します。

項目 50万円 100万円 200万円 300万円 500万円
楽天証券 0円 0円 2,200円 3,300円 5,500円
SBI証券 0円 880円 1,320円 1,760円 2,200円
松井証券 0円 1,100円 2,200円 3,300円 5,500円
マネックス証券 550円 550円 2,750円 2,750円 5,500円
auカブコム証券 0円 0円 2,200円 3,300円 5,500円
岡三オンライン 0円 0円 1,430円 1,980円 3,080円
LINE証券 取り扱いなし
GMOクリック証券 0円 0円 1,238円 1,691円 2,281円
DMM株 取り扱いなし
SBIネオトレード証券 0円 0円 1,100円 1,540円 2,130円

※2022年8月28日時点。税込表記
※松井証券は26歳以上の場合

1日定額制に関して、楽天証券では100万円以下なら手数料は0円です。しかし100万円を超えると、他社に比べてそれほど安いとは言えません。上記のなかではSBIネオトレード証券が最安となっています。

2 信用取引の手数料比較

信用取引も現物取引と同様、1回約定制と1日定額制の2種類があります。

2-1 信用取引・1回約定制

1回約定制の場合の手数料は下記のとおりです。

項目 10万円 20万円 50万円 100万円 500万円
楽天証券 99円 148円 198円 385円 385円
SBI証券 99円 148円 198円 385円 385円
松井証券 取り扱いなし
マネックス証券 99円 148円 198円 385円 385円
auカブコム証券 99円 148円 198円 385円 385円
岡三オンライン 108円 165円 330円 550円 1,320円
LINE証券 0円 0円 0円 0円 0円
GMOクリック証券 97円 143円 187円 264円 264円
DMM株 88円 88円 88円 88円 0円
SBIネオトレード証券 0円 0円 0円 0円 0円

※価格は2022年8月24日時点。税込表記

楽天証券はSBI証券やマネックス証券、auカブコム証券と同額の設定となっています。上記で最も安いのは、LINE証券とSBIネオトレード証券で、約定価格に関わらず一律無料です。

ただし楽天証券は大口顧客優遇のプログラムもあり、以下のいずれかの条件に該当すると信用取引は完全に0円になります。

  1. 1日の新規建約定金額の合計が3,000万円以上
  2. 1カ月の新規建約定金額の合計が3億円以上
  3. 15:30時点の信用建玉残高が3,000万円以上

2-2 信用取引・1日定額制

1日定額制の手数料は以下のとおりです。

項目 50万円 100万円 200万円 300万円 500万円
楽天証券 0円 0円 2,200円 3,300円 5,500円
SBI証券 0円 0円 880円 1,320円 1,760円
松井証券 0円 1,100円 2,200円 3,300円 5,500円
マネックス証券 550円 550円 2,750円 2,750円 5,500円
auカブコム証券 0円 0円 2,200円 3,300円 5,500円
岡三オンライン 0円 0円 1,100円 1,430円 1,760円
LINE証券 取り扱いなし
GMOクリック証券 0円 0円 880円 1,320円 2,200円
DMM株 取り扱いなし
SBIネオトレード証券 取り扱いなし

楽天証券の1日定額制は、100万円以下は無料ですが、100万円超については高めに設定されています。SBI証券やGMOクリック証券は楽天証券より安い水準です。

LINE証券やGMOクリック証券は1日定額制を設けていません。しかし先述したとおり1回約定制では無料となっているため、上記のなかではこの2社が手数料面においては最安と言えます。

3 外国株取引の手数料比較

外国株式のうち、米国株式と中国株式の取引手数料は下記のとおりです。

項目 米国株式 中国株式
楽天証券 0.495%
(最低0米ドル~最高22米ドル)
550円~5,500円
SBI証券 0.495%
(最低0米ドル~最高22米ドル)
0.286%
(最低51.7香港ドル~最高517香港ドル)
松井証券 取り扱いなし 取り扱いなし
マネックス証券 0.495%
(最低0米ドル~最高22米ドル)
0.275%
(最低49.5香港ドル~最高495香港ドル)
auカブコム証券 取り扱いなし 取り扱いなし
岡三オンライン 取り扱いなし 取り扱いなし
LINE証券 取り扱いなし 取り扱いなし
GMOクリック証券 取り扱いなし 取り扱いなし
DMM株 0円 取り扱いなし
SBIネオトレード証券 取り扱いなし 取り扱いなし

※2021年8月24日時点。税込表記

米国株式について、楽天証券はSBI証券やマネックス証券と同額の設定です。DMM株は0円であり、上記の中で最安となっています。

楽天証券の中国株取引は、10万円までは500円、10万円超100万円未満は約定代金の0.55%、100万円以上は5,500円となっています。SBI証券やマネックス証券の手数料に関しては、直近で1香港ドル=14円ほどであることを考えると、楽天証券より高い水準です。

まとめ

楽天証券の現物取引手数料はSBI証券と同額で、ネット証券の中では比較的安い水準です。現物取引の100万円超など、一部の取引・価格帯では、楽天証券より安い料金も見られます。

ただし楽天証券は現物・信用取引とも、1日定額制で100万円以下なら無料となっているため、1日で100万円以内に収まるならお得です。それほど高額な取引をしない方ならあまり問題はないでしょう。

楽天証券は米国株式や中国株式の取引もできる、楽天ポイントが使える・貯まるといったメリットもあります。口座開設を検討する際は、手数料に加えてサービス内容も考慮して、総合的に判断しましょう。

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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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