eスポーツで障がい者が活躍できる場をもっと増やしたい。イベント運営会社がFUNDINNOで2回目の募集へ
eスポーツを通じた障がい者支援事業を行う株式会社ePARAは、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で9月18日から22日まで募集による投資申込みの受付を行う。ファンディーノでは昨年9月に続く2回目の資金調達で、今回は目標募集額500万円、上限応募額は2千万円。前回の調達金額1千万の倍に設定した。投資は1口10万円 (50株)、5口まで。ファンディーノで今月から開始された特定投資家口座からは、さらに100万円(500株)~500万円(2500株)まで投資できる。プロジェクト名は「【第2回】〈多数海外メディア掲載〉障害・国境を越えたバリアフリーeスポーツ!900万人を超える障がい者の活躍機会創出を目指す『ePARA』」。
同社はeスポーツを通じて障がい者が自分らしく、やりがいをもって社会参加する支援を行っている。解決した課題は、障がい者採用。企業の知識やノウハウ不足で、キャリアアップの望めない単純労働や健常者と同様の業務をこなしても低賃金のままというケースが多いという。同社が目指すのは、eスポーツを軸とした障がい者の活躍の機会創出だ。例えば、バリアフリーeスポーツイベントを主催し、障がい者にeスポーツ大会の運営業務などに関わってもらう。
また、同社メディアに投稿する記事の執筆やWebコンテンツの開発、運用、分析などWebマーケティング業務にも携わってもらうことで各人のキャリアアップを促進し、障がい者それぞれの適性に合った企業との最適なマッチングを提案していく。
さらに、企業や大学等の研究機関と共同で脳波デバイスのリリースを目指して、障がい者の自己理解促進、コミュニケーションやパフォーマンスを最大化することにも貢献したい考え。
前回のCFの成約後は、同社の取り組みは海外メディアでも取り上げられ、ブレインテック領域への参入を通じて既存事業の活性化、脳波データを活用した新たなソリューション開発にまで踏み込むことができた。特に、今年5月にはイベント「ePARA CARNIVAL(イーパラカーニバル)」を主催。新型コロナウイルス感染症対策の観点で人数を制限しながら、2日間にわたりオフラインで開催、上場企業を含む14社の協賛を得て盛況となった。
前回募集時に計画した21年10月期のKPIは、求職者目標177人に対して180人、人材紹介契約社数目標20社に対して20社といずれも達成したが、コロナ禍が長引く中で人材採用を制限する企業も少なくなく、就労支援事業が伸びなかったことから売上目標を下方修正した。
しかし、ブレインテック事業への参入に向けた取り組みがスタートしていること、感染対策の規制が徐々に緩和されている中でeスポーツイベントの受託が増加していることから、売上拡大を積極的に目指すとしている。ブレインテック機器については29年までにレンタル台数約1.9万台を計画する。
【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
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