THEOグリーン提供開始1周年、運用額は約93億円に。「ESG投資に興味あるが始め方がわからない」ニーズ捉える

株式会社お金のデザインがAI搭載ロボアドバイザーサービス「THEO(テオ)」および「THEO+(テオプラス) docomo」で提供中のESG(環境・社会・企業統治)投資向け機能「THEOグリーン」が9月28日、提供開始1周年を迎えた。ユーザー数は約1万3000人、運用額は約93億円となり、THEOグリーンはSDGs(持続可能な開発目標)やESG投資に対する関心の高まりに応えているようだ。

THEOグリーンは、環境・社会・企業統治などに配慮している企業を中心に投資する機能。マイページで「THEOグリーンモード」を選択すると、THEOが持つ3つの機能ポートフォリオのうち、長期的に高いリターンを狙う「グロースポートフォリオ」の構成ETF(上場投資信託)が、ESG関連のETF中心に切り替わる。

通常モードへ戻すことも、再度THEOグリーンモードへ切り替えることも可能で、運用開始後は原則、年10回まで変更できる。

THEOグリーンについてのアンケートでは「ESGに興味があったから」という理由で利用するユーザーが全体の5割を超えた。同社は「ESG投資に興味はあるが始め方がわからないという人にも、具体的な投資先の選定などを自分で行う必要がなく、手軽にESG投資を始められるツールとして認知された」と見る。

世界持続的投資連合(GSIA)の調査結果によると、20年の世界のESG投資額は35.3兆ドル(約3900兆円)で、16年と比較すると55%増、18年比で15%増となった。欧州での投資額はESG基準の厳格化の影響などで伸び悩んだが、米国や日本では大幅に増加。グローバル全体で全運用資産に占めるESGの比率は35.9%となっている。

同社は、ESG投資について社会的、経済的な2つのリターンを挙げる。特に、経済的リターンについては「ESGの評価が高い企業は、社会や環境に関する課題解決を目指す企業として、長い期間をかけて企業価値が高まっていくことも期待できる」と長期的な効果を主張している。

現在の投資市場について「預金から資産運用へと個人の金融資産に対する意識が変わり始め、さらに円安やインフレ、環境の変化や不安定な社会情勢を背景に、持続可能な社会を考えていく大切さも身近になってきた」と同社。 ESG投資は「社会のあり方に影響を与えることができる点で年々注目が高まっている」として、個人の資産運用と社会への配慮が実現できるツールとして、THEOグリーンを今後も進化させていく考えだ。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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