Huobi Japanが取り扱いを開始するDEAPcoin(DEP)とは?

今回は、Huobi Japanが取り扱いを開始するDEAPcoin(DEP)について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. Huobi Japanとは
    1-1.Huobi Japanの概要
    1-2.Huobi Japanの特徴
  2. DEAPcoinとは
    2-1.DEAPcoinの概要
    2-2.仮想通貨としてのスペック
  3. DEAPcoinの特徴
    3-1.PlayMining(プレイマイニング)上で流通
    3-2.DEAPcoin対応ゲームが豊富
    3-3.ステーキングが可能
    3-4.PlayMiningチェーン
  4. PlayMiningのエコシステム
    4-1.日本のIPを多数取り扱うNFT市場
    4-2.活発なコミュニティ
    4-3.PlayMiningメディア
  5. DEAPcoinの今後の展開
    5-1.PlayMiningメタバース
    5-2.新たなゲームのリリース
  6. まとめ

22年10月26日、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所Huobi Japan(フォビジャパン)は、新たにDEAPcoin(DEP)の取り扱いをスタートすることを発表しました。DEAPcoinの入出金および販売所と取引所においての取り扱いは11月1日15時から開始されています。

そこで今回は、Huobi Japanへ新たに上場される予定のDEAPcoinについて、その概要や特徴、今後の展開などを詳しく解説していきます。

①Huobi Japanとは

1-1.Huobi Japanの概要

「Huobi Japan(フォビジャパン)」とは、中国の大手仮想通貨取引所であるHoubiグループの日本法人で、16年9月に設立されました。

Houbiグループは世界170カ国に数千万人を超えるユーザーを抱えている大型の取引所です。公式サイトによると、22年12月1日時点におけるHoubiグループの24時間の総取引量は3,026億円です。

Huobi Japan自体はすでに日本の金融庁による「暗号資産交換業者」としての登録を済ませています。Huobi Japanは口座開設申し込みは最短5分で完了できるほか、「かんたん本人認証」を活用した場合、最短即日での取引が可能。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をわずか2円から購入できるため、ユーザーは気軽に仮想通貨投資取引に触れることができます。

1-2.Huobi Japanの特徴

①セキュリティが世界最高水準である

Huobi Japanはそのセキュリティ性の高さに定評があり、世界規模でのサービス展開を行っているHuobiグループで培われてきたノウハウをもとに、強堅なセキュリティシステムを実現しています。オフライン環境にて資産を管理する「コールドウォレット」の導入はもちろん、可能な仮想通貨においては「マルチシグ(複数人承認)」システムを採用し、秘密キーを物理的かつデジタル上で分散させた形で電子署名を行っています。

②少額からの取引が可能

Huobi Japanでは「ビットコイン(BTC)」や「イーサリアム(ETH)」といった人気通貨の取引を「2円」というかなりの少額から始めることができます。そのため、仮想通貨取引にあまり多くの資金をかけられないという方であっても、気軽に利用することが可能です。

③各種手数料が無料

Huobi Japanでは口座維持費、クイック入金手数料、販売所取引手数料、レバレッジ取引手数料、ロスカット手数料など、さまざまな手数料が無料になっているため、ユーザーは手数料コストを気にすることなく取引を行えるというメリットがあります。

④取り扱い仮想通貨の種類が豊富

Huobi Japanでは「ビットコイン(BTC)」や「イーサリアム(ETH)」、「リップル(XRP)」といった人気の高い通貨のほか、Huobiグループの取引所ネイティブトークンである「フォビトークン(HT)」も取り扱うなど多数の銘柄を扱っていることが特徴です。

⑤WebSocket規格のAPIを提供している

Huobi JapanではWebSocket規格のAPIの提供を行っており、これによってローソク足や板情報などのマーケット情報を取得できるほか、取引所や販売所のおけるさまざまな機能を利用することが可能です。

②DEAPcoinとは

2-1.DEAPcoinの概要


「DEAPcoin(DEP)」とは、18年8月にシンガポールを拠点として設立された「Digital Entertainment Asset(DEA)」が手がけるERC-20規格のユーティリティトークンです。

「DEAP」という名称は、「Digital Entertainment Asset」のイニシャルと、「Platform(仕組み)」、「Possibility(可能性)」、「Participant(参加者)」という意味の「3つのP」に由来します。

DEAはシンガポールに本社を構え、ブロックチェーン関連の事業展開を行っていますが、企業のコアメンバーは日本人によって構成されてます。創業者およびCEOを務める吉田直人氏、創業者およびCo-CEO(共同経営者)を務める山田耕三氏など、ブロックチェーンやNFT(非代替性トークン)、ゲーム領域に深く精通したメンバーが揃っています。

DEAPcoinはデジタルエンターテイメントの価値を共有する、新しいエコシステムに流通する基軸トークンとして位置付けられています。特に、DEAが手がけるNFTやGameFi分野のプラットフォームにおいて活発に利用されています。

2-2.仮想通貨としてのスペック

DEAPcoinの仮想通貨としてのスペックは下記の通りです。

ティッカーシンボル DEP
価格(22年10月29日現在) 0.003651(0.4982円)
時価総額 約2,640万ドル(約36億円)
時価総額ランキング 479位
循環サプライ

72.3億DEP
発行上限 300億DEP

③DEAPcoinの特徴

3-1.PlayMining(プレイマイニング)上で流通


DEAPcoinはDEAによって展開されているNFTやGameFiの巨大プラットフォームである「PlayMining(プレイマイニング)​​」において利用することが可能です。

PlayMiningは、20年5月26日よりサービスの提供をスタートしました。22年10月時点における登録ユーザーは全世界100カ国で230万人を突破しており、多くのユーザーを集めるプラットフォームとなっています。PlayMiningでは「冒険と探究が、新しい社会の価値になる。」というコンセプトのもと、さまざまなブロックチェーンゲームやNFTコレクション、NFTマーケットプレイスなどを提供。誰もが「楽しみながら」生活できる経済社会を構築することに尽力しています。DEAPcoinはこのPlayMiningにおいて流通している基軸トークンとなっており、NFTの取引をはじめとするエコシステム全体のユーティリティトークンとして広く利用されています。

このように、PlayMiningはブロックチェーン技術を駆使した新たなエコシステムを構築しており、冒険と探究を通じて報酬を獲得できる新しい収入のかたちの提供を目指しています。

現在PlayMiningにおいてはブロックチェーンゲームである「JobTribes(ジョブトライブス)」や「Cookin’Burger(クッキンバーガー)」、「Fujiwara Kamui Verse」などのコンテンツが提供されているほか、NFT向けの「PlayMining NFT」では、PlayMining上のブロックチェーンゲームに関連したNFTアイテムなどが取り扱われています。

3-2.DEAPcoin対応ゲームが豊富

前述の通り、PlayMiningは20年5月26日に公開された比較的新しいプラットフォームとなっていますが、DEAPcoinを利用することができるブロックチェーンゲームがすでに複数ローンチされています。

一般的に、新しいプラットフォームの場合、機能や性能が十分優れていたとしても、コンテンツの数が少ないという事例も多くあります。一方で、PlayMiningでは前述した「JobTribes(ジョブトライブス)」などをはじめとする多くのブロックチェーンゲームがリリースされているため、ユースケースが確保されていることからも、一定の需要を保つことに成功しています。

また、新たなブロックチェーンゲームの開発にも力を入れているということで、今後さらに多くのゲームコンテンツがリリースされた場合、DEAPcoinの需要も大幅に向上することが期待されています。

3-3.ステーキングが可能

DEPのホルダーは、PlayMining NFT上においてステーキングサービスを利用することができます。 DEPステーキングにおける「APR(年換算利回り)」は、プールされているDEAPcoinの合計金額に応じて、定期的に設定されるシステムとなっています。

3-4.PlayMiningチェーン

DEAPcoinは現在、「イーサリアム(ETH)」のメインネットに加えて、「BNBスマートチェーン(BSC)」、「ファントム(FTM)」、「アバランチ(AVAX)」、「ソラナ(SOL)」などといった複数のブロックチェーン上において流通しています。

そして、PlayMiningチェーンは、これらの各ブロックチェーンの「サイドチェーン」として機能する独自のブロックチェーンとなっています。PlayMiningでは、特定のブロックチェーンに限定されることなく、複数のチェーンにおけるユーザーがシームレスにプレイを楽しむことができるように、マルチチェーンでの展開を推進していくとしています。

なお、PlayMiningチェーンに関する開発戦略やアップデート計画の詳細などについては、後日改めて発表されるということです。

④PlayMiningのエコシステム

4-1.日本のIPを多数取り扱うNFT市場

DEPの開発元として知られるDEAは日本人のコアメンバーによって構成されているということもあって、NFTなどの分野において積極的に日本のIP(キャラクターや作品など)を取り扱っています。

Premier 2

実際、22年4月にDEAが新たにNFTマーケットプレイス「PlayMining NFT Premier」をローンチした際には、人気マンガ「中華一番!」の小川悦司氏や、「BASTARD!!-暗黒の破壊神-」で知られる萩原一至氏など、20名を超える有名作家の描き下ろしNFTと、動くコレクティブルNFTが販売されました。

4-2.活発なコミュニティ

PlayMiningには世界中に熱狂的なコミュニティメンバーが存在し、積極的な情報交換やイベントの開催などを行っています。特に、各コミュニティと運営との交流の場として「テレグラム(Telegram)」や「ディスコード(Discord)」をはじめとする各SNSが展開されており、コミュニティメンバーは互いに情報交換を行ったり、コミュニケーションをとったりすることが可能となっています。

なお、22年10月31日におけるPlayMiningの各SNSにおけるフォロワー数は下記の通りです。

  • テレグラム(Telegram):約15.2万人
  • ディスコード(Discord):約4万人
  • フェイスブック(Facebook):約6.7万人
  • ツイッター(Twitter):約1.7万人

またこのほかにも、コミュニティメンバーと作り上げるさまざまなイベントを複数開催することによって、コミュニティのさらなる拡大と活性化を図っています。

4-3.PlayMiningメディア

PlayMiningでは、上記に挙げたSNSのほかにも、公式YouTubeチャンネルやその他のメディアなどを駆使して、コミュニティへの情報発信と、コミュニティ自体の活性化および交流の促進を図っています。

なお、現在運営が行われているメディアは下記の通りとなっています。

PlayMiningTV

Playming tv
PlayMiningTVは隔週水曜日の8:00PM~(SGT)で放送されているPlayMining公式のYouTube番組となっており、さまざまなゲーム関連情報のほか、番組独自企画なども多数展開しています。

NFTv(日本向け)

NFTvは不定期で放送されている、NFTの最新動向を発信するオリジナルYouTube番組となっており、毎回テーマに合わせてNFT業界のさまざまな大物がゲスト出演しています。

NFTnavi(日本向け)

NFTnaviは、NFT業界の最新動向やNFTに関するさまざまな企画および考察記事を発信する記事メディアとなっています。

PlayMining medium

PlayMining mediumは、PlayMiningの各種ゲームやDEAPcoinに関連するアップデート情報、キャンペーンなどの詳細情報を発信するためのメディアとなっています。

⑤DEAPcoinの今後の展開

5-1.PlayMiningメタバース

Verse
DEAでは現在、「クリエイターとファンが共に世界を創造する」というコンセプトのもと、メタバースプロジェクト「PlayMining Verse」の開発が進められています。22年4月27日には、第一弾となる、漫画家藤原カムイ氏によってデザインされた「Fujiwara Kamui Verse」の「ランドNFT」の発売が行われ、話題となりました。

このランドNFTは「Fujiwara Kamui Verse」の世界を1万分割したメタバース空間上における土地区画となっており、ランドNFTのホルダーはFujiwara Kamui Verseの国民となり、今後国の発展のためのさまざまな活動や意思決定に参加することが可能だということです。ロードマップによると今後も引き続きランドNFTの販売が行われていく予定であるため、投資家からは期待の声が上がっています。

また、DEAはこのランドNFTの販売を皮切りに、コミュニティのメンバーとの結びつきをさらに強め、コミュニティ発のコンテンツを積極的に生み出していきたいとしています。

5-2.新たなゲームのリリース

前述の通り、PlayMiningでは常に新たなゲームの開発が行われており、今後も引き続きDEAPcoinを利用できるブロックチェーンゲームが世に送り出されていく予定です。23年にはゲームを第20弾までリリースする計画だということで、今後の展開に注目が集まっています。

⑥まとめ

DEAPcoinはDEAが展開するNFTやGameFiの巨大プラットフォーム「PlayMining」において利用することが可能で、プラットフォームの基軸通貨として広く活用されています。PlayMiningでは現在もさまざまなブロックチェーンゲームの開発が進められており、今後も次々と新たなゲームがリリースされる予定となっています。さらには、独自のメタバースプロジェクトの開発も精力的に行われていることが報告されているため、今後DEAPcoinのユースケースがさらに拡大するのではと期待が集まっています。

このように、DEAPcoinは充分な将来性を有しているコインであると言えるため、興味のある方はこの機会にHuobi Japanで口座を開設し、DEAPcoinの取引を行ってみてはいかがでしょうか。

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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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