DMM CFDのやり方は?アプリの特徴やスワップポイントについても
DMM CFDの特徴は、取引ツールの操作性や24時間サポートなどです。各種手数料がかからず、サポート体制も充実しているため、これからCFDを始める方にメリットがあるCFDサービスです。
そこで今回はDMM CFDのやり方について、CFD投資家の筆者が分かりやすくお伝えします。加えて、アプリの特徴や長期保有をする際には着目しておきたいスワップポイント(金利調整額)についても解説します。DMM CFDの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は2023年3月6日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- DMM CFDとは
- スワップポイント比較
- DMM CFDのやり方
3-1.入金方法
3-2.発注方法
3-3.決済方法
3-4.注文変更・取消方法 - DMM CFDのアプリの特徴
4-1.視認性が高い
4-2.人気のテクニカル指標が搭載されている
4-3.売買比率をチェックできる - まとめ
1.DMM CFDとは
最初にDMM CFDの基本情報を押さえておきましょう。
DMM CFDの概要
取り扱い銘柄 | 14銘柄 |
スプレッド※ | 日本225:7円 米国NYダウ30:5ドル 米国S&P500:0.5ドル 金スポット:1.2ドル 銀スポット:0.054ドル |
取引単位 | DMM CFD-Index:0.1単位~10単位 DMM CFD-Commodity:1単位~100単位 |
レバレッジ | DMM CFD-Index:10倍 DMM CFD-Commodity:20倍 |
ロスカット水準 | 証拠金維持率が50%以下になった場合 |
運営会社 | 株式会社DMM.com証券 |
※2023年3月1日時点
DMM CFDは株式会社DMM.com証券が運営するCFDのサービスです。取り扱い銘柄は、株価指数を取引するDMM CFD-Indexが8銘柄、商品を取引するDMM CFD-Commodityが6銘柄の、合計14銘柄あります。
取り扱い銘柄例
DMM CFD-Index | 日本225 米国NYダウ30 米国ナスダック100 |
DMM CFD-Commodity | 原油 金スポット 銀スポット |
そのほか、24時間電話サポートを受けられるほか、新規取引のたびに現金化できるポイントが貯まる「取引応援ポイントサービス」を利用できる点もDMM CFDの特徴です。
2.スワップポイント比較
CFDでは、FXにおけるスワップポイントは発生しません。しかし、スワップポイントと同様に、営業日をまたいでポジションを保有する場合、CFDの場合は金利調整額が発生します。ここではDMM CFDで金利調整額が発生する、金スポットおよび銀スポットの金利調整額を確認してみましょう。
金スポット
金利調整額発生日 | 買 | 売 | 付与日数 |
2023年2月24日(金) | -35 | 27 | 1 |
2023年2月23日(木) | -105 | 81 | 3 |
2023年2月22日(水) | -35 | 27 | 1 |
銀スポット
金利調整額発生日 | 買 | 売 | 付与日数 |
2023年2月24日(金) | -5 | 3 | 1 |
2023年2月23日(木) | -15 | 9 | 3 |
2023年2月22日(水) | -5 | 3 | 1 |
※2023年2月28日時点
※1Lotあたり
例えば、2023年2月23日(木)に金スポットの売りポジションを1Lot(=1,816ドル※)、クローズ時間を持ち越して保有した場合、81円の金利調整額が付与されます。逆に、買いポジションを持ち越した場合には、105円が口座から差し引かれてしまいます。
金利調整額がマイナスになるポジションを長期保有する場合には、気付いたら金利調整額として思わぬ金額が差し引かれていたともなりかねないため、注意が必要です。
3.DMM CFDのやり方
DMM CFDのやり方として、以下4つの方法を解説します。
- 入金方法
- 発注方法
- 決済方法
- 注文変更・取消方法
上記4つの方法・流れを押さえれば、DMM CFDで一通りの取引をすることができます。順に見ていきましょう。
3-1.入金方法
DMM CFDの入金方法には、以下の2種類があります。
- 振込入金 専用入金口座へ振り込む
- クイック入金 オンラインで入金する。振込手数料無料+入金がリアルタイムで反映される
振込入金については、マイページにログインしたあと、 総合口座照会にある、お客様情報をクリックすれば確認できます。
※以下、画像は全て取引画面より筆者作成
またクイック入金については、DMM CFDの取引ツールにログイン後、手続きを行います。上記は初心者向けの取引ツール「CFD STANDARD Index(株価指数)」の画面です。[入出金]>[クイック入金]にて、金融機関および入金金額を入力すれば、振込を行う金融機関のインターネットバンキングに遷移します。案内に従い、手続きを進めれば、クイック入金完了です。
3-2.発注方法
入金が完了したら、いよいよ発注です。ここでは初心者向けの、シンプルな操作感が特徴の取引ツール「CFD STANDARD Index(株価指数)」の画面で発注方法を解説します。
まずは一番簡単な、レートをクリックするだけで発注できる「即時注文」の方法です。
最初に取引する商品を選択します。今回は「日本225」を発注してみましょう。
こちらが発注画面です。1~5の設定を行いましょう。なお、スリッページ・FIFO・決済同時発注は、必要がなければ設定しなくとも構いません。
- 注文タイプ 「即時」を選択する
- 数量 発注する数量を入力する
- スリッページ スリッページ(発注レートと約定レートの差)をどこまで許容するか選択する
- FIFO 反対ポジションを保有している場合、約定日時の古いポジションから決済される
- 決済同時発注 約定価格より、設定した値幅で損切り注文が設定できる
1~5の設定を終え、最後に「6 売 Bid or 買 Ask」のボタンをクリックすれば発注完了です。
続いて、売買価格を指定して発注する「指値注文」の発注方法です。
指値注文では以下1~6の項目を設定します。
- 注文タイプ 「指値」を選択する
- 数量 発注する数量を入力する
- 売買 売りか買いか、売買方向を選択する
- 注文レート 発注するレートを入力する
- 有効期限 指値注文の有効期限を選択する
- 決済同時発注 決済注文(利食・損切)を発注する
1~6の設定を完了したら、「7発注する」ボタンをクリックしましょう。
すると、注文確認画面が表示されます。問題なければ、「8注文する」をクリックすれば、指値注文完了です。
3-3.決済方法
続いて、発注して約定したポジションの決済方法について解説します。まずは一番簡単な「即時注文」からです。
[ポジション照会]をクリックし、決済するポジションにチェックを付けます。すると、選択したポジションの決済注文画面が表示されます。
こちらが決済注文画面です。即時注文で決済を出す場合には、1~3の項目を設定しましょう。
- 注文タイプ 「即時」を選択する
- 数量 決済する数量を入力する
- スリッページ 発注レートと約定レートの差であるスリッページをどこまで許容するかを設定する
1~3の設定を完了したら、「4 売 Bid or 買 Ask」で、売り注文の場合はBidレート、買い注文の場合はAskレートのボタンをクリックすれば、即時注文による決済が完了です。
続いて、「指値注文」により決済方法の手順を解説します。
「即時注文」と同様に、決済するポジションにチェックを入れると、上記のような決済注文画面が表示されます。1~4の項目を設定しましょう。
- 注文タイプ 「指値」を選択する
- 数量 決済する数量を入力する
- 注文レート 決済したいレートを入力する
- 有効期限 指値注文をいつまで有効にするか、期限を選択する
1~4までの項目を設定したら、「5発注する」をクリックしましょう。
最後に注文を確認して、問題なければ「6注文する」をクリックします。これで、指値注文による決済注文は完了です。
3-4.注文変更・取消方法
最後に、発注した注文を変更したい、もしくは取り消したい場合の注文変更・取消方法を順に解説します。まずは注文の変更方法から見ていきます。
注文変更する場合には、[注文照会]>[変更]をクリックしましょう。すると、注文変更画面が表示されます。変更したい注文レートおよび有効期限を設定し、「この注文を変更する」を確認画面も含めて2回クリックすれば、注文変更完了です。
続いて、注文の取消方法の手順を見ていきます。
注文を取り消す場合は、[注文照会]>[取消]をクリックします。すると、注文取消画面が表示されますので、[この注文を取り消す]をクリックすれば、注文取消完了になります。
注文変更・取消をする際には、焦らずに正確に操作するようにしましょう。
4.DMM CFDのアプリの特徴
最後にDMM CFDのスマホアプリ「DMMCFD スマホ」の特徴を3つ紹介します。機能性に優れたDMMCFD スマホを使えば、パソコンがない状況でも十分に取引をすることができるでしょう。
4-1.視認性が高い
DMMCFD スマホは視認性の高さ、つまり画面が見やすい点が特徴です。CFDをする際には、さまざまな画面を遷移することになります。画面の見やすさは、重要なポイントです。
上記がDMMCFD スマホの取引画面です。DMMCFD スマホは白を基調としたライトバージョンと、黒を基調としたダークバージョンの2種類から、テーマカラーを選択できます。どちらか見やすい方のテーマカラーを選んで、取引してみましょう。
4-2.人気のテクニカル指標が搭載されている
DMMCFD スマホには以下人気のテクニカル指標が搭載されています。
トレンド系 | 移動平均線 指数平滑移動平均線 一目均衡表 ボリンジャーバンド スーパーボリンジャー スパンモデル |
オシレータ系 | MACD RSI DMI ADX スローストキャスティクス RCI |
テクニカル分析をしたい人にとっても、十分な数の指標を利用できるでしょう。
なお、DMMCFD スマホでは、テクニカル指標が表示されたチャートを確認しながら発注できる「チャート注文」という機能もあります。テクニカル分析をする+アプリで取引する方は、この機能も積極的に利用してみましょう。
4-3.売買比率をチェックできる
DMMCFD スマホでは、DMM CFDで取引している投資家の、銘柄ごとの売買比率を確認できます。
売買比率には、「注文比率」と「人数比率」の2種類があります。
- 注文比率:注文中かつ未約定の注文の比率
- 人数比率:注文中かつ未約定の注文をしている人数の比率
例えば、注文比率で買いに偏りが出ている場合は「多くの人は、今後価格が上がると考えている」と推測することができます。売買比率だけをもって売買判断をすることは難しいかもしれません。しかし取引時の参考材料の一つにはできるでしょう。
5.まとめ
今回はDMM CFDのやり方やアプリの特徴などについて解説してきました。DMM CFDは操作性に優れ、かつもし分からないことがあったとしても24時間電話サポートを利用して、疑問をリアルタイムで解決することができます。その意味で、CFD初心者には相性の良いサービスと言えるでしょう。
この記事を参考に、DMM CFDのサービス利用の開始を検討してみてはいかがでしょうか。
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