マイコプラズマ感染症と戦うバイオベンチャーがFUNDINNOで資金調達
株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新株予約権型の新規案件「【研究用診断薬 実用化済み】あのマイコプラズマが免疫難病などの原因に!革新的な特許技術とワクチン開発で、世界に通じるリーディングカンパニーへ」が公開された。資金調達に挑むエムバイオテック株式会社は、感染症対策の特許と技術を追求する研究開発系ベンチャー企業。マイコプラズマの診断薬を開発し、特許も取得している。「感染症に強い社会づくりの実現」を目指し、事業化を進める。目標募集額2475万円、上限応募額9900万円、募集期間は3月28日〜4月10日。
マイコプラズマは風邪、肺炎、気管支炎などを引き起こす細菌の一種。エムバイオテック社はマイコプラズマの診断薬を開発し、関連性のある希少性難病の早期診断に活用できることを確認し、特許を取得した。同社によると、マイコプラズマは体の至る組織に侵入・増殖できるため、風邪の症状以外にも、肺炎やリウマチ、心疾患など難病を含む重い症状の原因となり、慢性化すると感染の確認が極めて難しいという課題がある。近年、新型コロナウイルスによる後遺症として重視されている「慢性疲労症候群」は、マイコプラズマによっても発症し得るため、原因の特定がしづらく、その結果、的確な治療がただちに開始されていないといった現状があるとしている。
この課題に対し、同社は高精度の診断が可能な「MID Prism(ミッドプリズム)」を開発。この診断薬は国内約50ヶ所のクリニックで研究用検査として活用されている。さらに、大学などとの共同研究を通じて、マイコプラズマ感染症のワクチン開発や疾患の治療に発展させる技術の研究を進めているほか、世界的に認知度向上に注力する中で、JETRO(日本貿易振興機構)の「新輸出大国コンソーシアム」や、東京都主催の海外進出支援プラットフォーム「X-HUB TOKYO」などにも採択された。
今後は、神経免疫難病である「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)」を筆頭に、さまざまな希少性難病における治療ワクチン・予防ワクチンを開発していく計画。さらに、幅広い疾患領域において製薬企業やアカデミアとの強固なパイプラインを構築することで、新規創薬・診断システムなどのコア技術などの開発を進めていく考え。マイコプラズマ感染症における創薬研究開発のリーディングカンパニーとして、感染症に強い社会づくりの実現を目指す。
マイコプラズマ感染症は、風邪症状や肺炎を引き起こすが診断がつきにくく、慢性化すると多様な全身症状に繋がるリスクがある。同社社長の松田和洋氏は、自らの30年の研究により発見したマイコプラズマ抗原に関する研究基盤をコア技術として、2005年に同社を設立。「当社の研究プロジェクトは、マイコプラズマの治療や予防だけでなく、希少疾患や医療業界の社会課題を解決できる。ヘルスケアの未来を描き実現する重要な新規事業であり、グローバルヘルスにも大きく貢献する」と自負する。
24年にワクチン製剤製造・非臨床試験を開始、27年にはリウマチ、喘息の治療ワクチン開発に係る研究に目途をつけたい考え。KPIでは、27年に年間合計「MID Prism」検査件数7万6000件を計画する。
投資申し込みは1口9万円、1人5口まで。特定投資家口座からは90万円~900万円まで申し込みできる。
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