日本のブロックチェーンを盛り上げる企業達【Climbers(クライマーズ) インタビュー】
今回HEDGE GUIDEではClimbersプロジェクトへの単独インタビューを行い、同プロジェクトの歴史や魅力、今後の目標などについてお話を伺いました。
インタビュー概要
- プラチナエッグの歴史
- Climbers プロジェクトについて
- Climbersってどんなゲーム?
- Nariyaさんってどんな人?
- Climbersの歴史について
- Climbersの目指すところ
- 日本のマーケットでのゴールや目標
- 今後目標としている会社・プロジェクト
- 最高のweb3ゲーム企業を目指して
- 最後に一言
1.プラチナエッグの歴史
Climbersを作っているのは、2002年設立の日本のゲーム会社、株式会社プラチナエッグです。
設立当初はコンシューマーゲームや、ガラケーのゲーム開発がメインでした。その後携帯電話向けのFlashアプリや、ソーシャルゲーム、スマホ向けのゲーム開発等にシフトして、現在はブロックチェーンゲームの開発をメインに手がけています。ブロックチェーンゲームには2017年から取り組んでいて、今までに Crypto Derby、 Crosslink、など自社ゲームのリリースと、他社ゲームの開発含めて10本以上のブロックチェーンゲームを開発してきています。
なので、通常のゲーム開発についても20年近くの知見があり、ブロックチェーンゲーム開発も5年以上の知見があるというかなりレアな会社になっています。その他 ステーブルコインや NFT マーケットプレイス、 レンディングプラットフォームなど、ゲーム以外の開発実績も複数有ります。国内トップレベルでweb3ゲームにコミットしている会社だと自負しています!
2.Climbers プロジェクトについて
Climbersプロジェクトは、「面白くてweb3なゲームを作ろう! 」ということでスタートしました。実際の開発は去年の11月頃から開始したのですが、当時(今も?)「これは面白いぞ」ってweb3ゲームはなくって、じゃぁ俺らが作るしか無いよね?という所から始まってます。もちろんビジネスなので、趣味で面白いモノを作る、という意味ではなく、面白いゲームがweb3ゲームとしてニーズがある・市場に望まれているだろうと考えた、という意味です。
代表である竹村は、ゲーム開発者会議であるCEDEC等での講演も行っている、web3ゲームに真摯に取り組んでいる人間なのですが、現在のブロックチェーンゲームのほとんどは「面白くない」「質が低い」「経済が崩壊する」等の問題を抱えていると考えています。そして私たちは、それらの問題は密接に絡み合っていると考えています。全て実際には全部関連しているんです。なので一つだけではなくそれぞれの問題を解決しなければなりません。
それらを一気に解決できるソリューションとして作っているのがクライマーズというプロジェクトです。
3.Climbersってどんなゲーム?
普段からゲームをやっている人に伝わる言葉で言うと「賞金が出るfall guys」です。また、ステージ自体を色々な人が自分たちで作って公開できるようにすることでマリオメーカーのような要素も入っています。この「ステージが作れるfallguys」みたいなゲームはweb2ゲームとしても存在していないと思いますので、私たちのゲームはweb2ゲームとしても、 web3ゲームとしてもかなり新しくて、そして面白いものになっています。
また、web3的な要素で言うと、ガバナンストークンが入っていてゲーム内のステージにステーキングする事により収益を得ることが出来ます。
ゲーム内にはキャラクタートークンと言うモノがあり、これもweb3の人には魅力的に映ると思います。多くのweb3ゲームではキャラクターはNFTになっている事が多いのですがclimbersではNFTではなくトークンになっています。この方がゲーム全体のエコシステムには貢献するだろうという発想です。これも他のweb3ゲームとの大きな違いになっています。
既に、他のプロジェクトのキャラクターとのコラボも既に決まっていて、コラボキャラクタートークンがこれからどんどん発行されていきます。それにより、「イニシャルキャラクターオファリング」のようなことが行われることになります。これはNFTや他のブロックチェーンゲーム事業者へも認知度を上げることも出来るために、他のプロジェクトとの相乗効果は大きいのではないかと考えています。
4.Nariyaさんってどんな人?
学生時代はずっとゲームをやっていて、シューティングゲームなどで日本一になったり、格闘ゲームや対戦ゲームでもトップレベルのプレイヤーとしてゲームセンターで遊んでいました。当時e-sportsがあったら選手になっていたかも知れません。
また、大学は生物の勉強をやっていまして、その後最終的に東大の大学院まで行ったのですが、、、研究者になるのがちょっと違うなと思ってしまって、一年で中退、その後未経験でゲーム会社に忍び込んでプログラマとして働き始めました。今考えると相当無茶をやったなと思います。親にも怒られました。
最初に入ったゲーム会社で、プログラマーとして5-6年の経験を積み、その後は台湾で1年ぐらいプロジェクトマネージャーをやりました。並行して日本でプラチナエッグを設立し、台湾の仕事の後で日本でのゲーム開発業務をずっとやってます。そういう経歴なので日本語、英語、中国語、あと広東語もある程度話せます。これは今のweb3業界で中華圏のパワーが凄いことを考えると非常に役に立っています。英語と中国語と日本語とゲームが分かる人間というのはこの業界では非常に貴重な存在です。
また、会社もマルチカルチャー・多言語・多文化でやっていこうとしていまして、アジアからヨーロッパ圏まで様々な人間が働く会社になっています。ウクライナやタイなどの在宅スタッフも使っているので、本当にマルチカルチャーな会社になって来ています。
ブロックチェーン関連に関わったのは2017年からです。当時「BitHunters」というプロジェクトがあったんですが、そこで仮想通貨やsolidity弄ったりPMみたいなことをしていました。ICOブームも当時あったので「なんだこれは」と思いながら積極的に知識を吸収していました。その後CryptoKittiesがリリースされて「ブロックチェーンっていろんな可能性があるんだな」というのに気付き、自社でもブロックチェーンゲームの開発を始めることになりました。
CryptoKittiesの前から、ブロックチェーンゲームを作っていた人は国内や世界規模でもかなりレアの筈なので、日本だと本当に最古参というか、もう長老レベルになってしまいました。ゲーム業界でも30年近く働いてるのでweb2ゲームのカルチャーもweb3ゲームのカルチャーも熟知してる存在です。
5.Climbersの歴史について
Climbersは、去年の9月ぐらいから企画立案が始まりました。丁度その頃にボクセルっぽいマップで遊べるゲームというのを作っていて、「もっとweb3っぽくするにはどうしたらよいか?」など考えていました。
当時の企画書とかを見ると…コインや金塊をゲットしながら走れるFallguys、ただ同じだと面白くないということで、上に登っていくことで、人が落ちてきたら巻き込まれるとかゲーム的な面白さについてと、同時にweb3なので投資も集まりやすいゲームってどういうのだろう?とか色々書いてあります。このコンセプトは当時から今も引き継がれています。
その後企画のブラッシュアップも行い、11月ぐらいから本格開発がスタートしています。さらにNFTのプライベートセールや、海外イベントでの出展、ユーザーテストなども行い今年6月のリリースに向けて積極的に情報発信を行っています。なので今で半年ぐらいの開発期間です。結構速い開発ですよね? 正直結構頑張っていると思いますし、web3ゲームを熟知しているチームで無いとこのスピード感は絶対に出せません。ここは私たちのとても強力なアドバンテージです。
6.Climbersの目指すところ
web3ゲームとして面白くて、稼げて、持続できる。そして「Web3ゲームって凄いね!」と呼ばれるプロジェクトを目指しています。もちろん市場からもユーザーからも受け入れられる、そのようなビジョンを掲げています。
今までのほとんどのWeb3ゲームは仮想通貨を持っている人やブロックチェーンを知っている人、というのをターゲットにしていますが、私たちはもっと広く「ブロックチェーンゲームなんて聞いたことがない」「仮想通貨ってあまりよくわからない」こういう層をターゲットとしています。NFTや仮想通貨に忌避感を持つ層が居ることも理解していまして、非常に広い層で、またキーワードとしても忌避感が少ないモノを用いて、マーケティングを行っています。ビジュアルとしてもソフトで、かわいく、海外の人が見たときに「日本っぽい」と呼ばれるようなコンセプトで開発しています。
キャラクターも複数入っていまして、このあたりも今までのweb3ゲームとは大きく異なるところです。「キャラクター」はweb2ゲームでは重要な要素ですが、これからのweb3ゲームでも非常に重要になってくるところだと思います。
7.日本のマーケットでのゴールや目標
日本で最も認められるweb3ゲーム、そしてその開発会社になりたいと考えています。web3ゲーム、と言えばClimbers、そしてプラチナエッグと言われるような会社になりたいです。web3ゲーム企業としての日本マーケットでの存在感と明確なポジショニング、そこを目指しています。
トークンの国内発行・上場やNFT、 ブロックチェーンゲームプロジェクトの複数リリース、海外での上場支援やVC等での繋ぎなど、何でも色々できる会社になろうとしています。web3ゲームはそれら全てが複雑に絡み合った複雑なビジネスだと考えていますが、そこまでを理解している日本の会社はまだ相当少ないと思います。
また、日本のweb3ゲームを海外にも紹介し、海外で日本のweb3ゲームのプレゼンスを拡大したいと考えています。意外に思われるかもしれませんが、日本のweb3ゲーム産業は、海外からはすごく閉じていると思われています。海外のイベントに色々出展していると「日本のweb3ゲーム会社に投資したい」などの話もたくさん聞くのですが、実際にはそれを行うことができない。ここには単純では無くいくつか複雑な理由があるのですが、それを正しく理解できているのは私たちのようなweb3ゲームの国内・海外双方の事情に通じた少数の会社だけという状況です。
プラチナエッグではIGDAやCEDEC等でもブロックチェーンゲームについて講演を行っています。常にブロックチェーンゲームが何か、という話を複数のデベロッパーにして居る形で、日本の複数の会社にもコンサルティングや開発協力なども行ってきています。
これらの知見を生かして、日本と海外を繋ぐためにも色々尽力したいと思っています。
8.今後目標としている会社・プロジェクト
元素騎士はweb3ゲームとして国内で最も成功しているプロジェクトだと思って居ます。ユーザー数が多いプロジェクトは他にもあるのですがトークン発行やコミュニティの創生、アジア圏へのリーチなどトータルで見たときにとても成功しています。日本でもグローバルでもユーザーを集めることに成功している数少ない日本のweb3ゲーム企業です。国内取引所へのトークン上場なども行っており、ゲームとしても魅力的で、素晴らしいプロジェクトだと思っています。
私たちも元素騎士のような、大きいコミュニティを持ち、マーケットキャップも大きい、成功したプロジェクトになりたいと考えています。他にも世界を見渡すとSandboxやGALA Games、 など、 そして今年は他の大型タイトルのリリースも期待されています。それらの会社も私たちの目標です。
9.最高のweb3ゲーム企業を目指して
プラチナエッグは 「Web3ゲームならではの面白さ」を作ろうとしています。
今までのweb3ゲームは「稼げる」にフォーカスされていましたが、本来ゲームは面白いモノだし、web3ゲームならでは、というものが作れると真剣に考えています。Climbersはもちろんその「Web3ゲームならではの面白さ」を目指して開発が進められています。
私たちは面白くて、そしてもちろん稼げる、最高のweb3ゲームを作る会社として皆さんに認められる会社になりたいと思っています。
10.最後に一言
Climbersは「web3ゲームとは何か?」ということに対する素晴らしい回答になっていると思っています。まだまだこれからもブロックチェーンゲームならではの要素を盛り込んでいくので、今遊べるバージョンよりも更に「面白い」ものとなっていきます。
ぜひtwitterやDiscordなどに参加して最新情報をフォローしてください! そして可能であればユーザーテストにも参加して、是非Climbersの体験を行ってください。事前に登録してくれた方にはトークンの付与などの特典もあります!
そしてまた、プラチナエッグは、真のweb3 ゲームカンパニーとして日本や海外の会社とも連携しつつ日本の会社の海外進出なども手伝っていきます。興味ある人は代表のtwitterやfacebookなどに連絡ください!
【公式サイト】https://climbers.show/
【Twitter】https://twitter.com/climbersshow
【Telegram】https://t.me/ClimbersOfficial
【Discord】https://discord.com/invite/PMBVyEURdZ
The post 日本のブロックチェーンを盛り上げる企業達【Climbers(クライマーズ) インタビュー】 first appeared on 金融・投資メディアHEDGE GUIDE.
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
日本のブロックチェーンを盛り上げる企業達【Climbers(クライマーズ) インタビュー】