いちごNFTが登場、株式会社農情人となかはた農園がコラボ!数量限定115点で地域活性化に貢献
農業ブランディングサービスを提供する株式会社農情人が運営する農業支援組織「Metagri研究所」は、熊本県山都町のなかはた農園と協力して、限定115点のいちごをモチーフにしたNFT「MetagriLabo Ichigo Collection(略称: MLIC)」を1月15日のいちごの日に発行しました。これらのNFTは、すでにプラットフォームのOpenSeaで二次販売されています。
この記事では、いちごNFTの特徴と、一次産業がNFTを発行する理由について詳しく解説します。
目次
- MetagriLabo Ichigo Collection(MLIC)とは
- 日本最大級の農業NFTコミュニティ『Metagri研究所』について
- 熊本県山都町のなかはた農園について
- 応募者に3枚のALが配布されたいちごNFT「MLIC」
- いちごNFT「MLIC」の購入方法
5-1. ウォレットの作成
5-2. ウォレットへのイーサリアム送金
5-3. MetaMaskとOpenSeaを連携させる
5-4. NFTを購入する - まとめ
①MetagriLabo Ichigo Collection(MLIC)とは
「株式会社農業人」が運営する農業支援組織「Metagri研究所」と熊本県山都町のいちご農家「なかはた農園」とのコラボ企画で、いちごをモチーフにしたNFT「MetagriLabo Ichigo Collection(MLIC)」をいちごの日(1月15日)に115点販売開始しました。様々ないちごを楽しんでもらうべく、チョコや練乳がかかったいちごキャラクターのほか、なかはたさんのお子さん5名が登場するデザイン、山都町の日本最大級の石造りアーチ水路橋「通潤橋(つうじゅんきょう)」の背景デザインなどが採用されています。
同プロジェクトは、NFTを活用してなかはた農園を応援してくれるファンや生活者と新たな関係を構築することで、なかはた農園の価値を高め、「地域に支えられた農業」から「地域を支えていく事業づくり」を目指すとしています。MLICの販売収益は、いちごNFTの制作費やなかはた農園とのプロジェクト運営費に使われ、この取り組みをきっかけに「農業×ブロックチェーン」というキーワードのもとで「持続可能な農業を実現するDAO」の構築にも力を入れていくとしています。
いちごNFT「MLIC」は「応援の証」
いちごNFT「MLIC」は、農家とパートナーが相互に支援する仕組みを実現し、Discordを通じてDAOを構築しています。農家、Webデベロッパー、メタバース空間デザイナー、ブロックチェーン技術研究家などが各自の得意分野で役割を担い、既存の枠にとらわれず日々活動しています。このようにMLICは投機目的ではなく、「応援の証」としてNFTが発行されています。
NFTの購入理由は様々ですが、「いちごNFT」のようにプロジェクトを応援するためにNFTを手に入れるケースも存在します。
MLICホルダーの特典
MLICホルダーには、なかはた農園のオンラインいちご狩り参加券、新たな農業NFTの優先購入券、Metagri研究所の定例セミナー無料参加権、Metagri研究所の限定チャンネル(Discord)への参加権などが付与されます。NFTホルダーには独自の体験価値が提供され、オンラインイベントや新たな農産物を優先的に購入できる権利などが今後も提供される予定です。
②日本最大級の農業NFTコミュニティ『Metagri研究所』について
Metagri研究所は、「農業×ブロックチェーン」をキーワードに、持続可能な農業の実現に取り組むコミュニティです。「研究所」と名付けられているのは、新たな社会実験に積極的に取り組む姿勢を大切にするためです。りんご、いちご、メロン、ブドウ、マンゴー、トマト、コーヒーなど、様々な農作物とブロックチェーン技術を組み合わせて、持続可能な農業を目指しています。
主な取り組みとして、NFTホルダー限定のオンラインイベント企画・運営、農業とNFTの実験、独自トークン発行を活用した「farm-to-earn」モデル、NFTによる農業支援プラットフォーム、NFTの2次・3次流通による収益化システムが予定されています。興味を持った方は、Discordにアクセスしてみてください。
③熊本県山都町のなかはた農園について
なかはた農園は、熊本県山都町で高設栽培によるいちご栽培を行っている農家です。直販店や観光農園も運営し、「地域を賑やかに!」という目標のもと、農業や観光事業に力を入れています。今後は、1年中・1日中遊べる農園を目指して、廃校を活用した体験事業の開発やブルーベリー園開園に取り組む予定です。
なかはた農園では、お客様の笑顔と「おいしい!」という声を大切にし、いちご狩りや直接販売を行っています。また、高品質ないちご作りに努め、益虫を活用して農薬使用を減らすことで、子供から大人まで安心して食べられるいちごを提供しています。
新たな農業の創造には、少子高齢化や過疎化が進む地域において、「地域に支えられた農業」から「地域を支えていく事業」へと転換する必要があります。このような状況の中、なかはた農園パーク構想が生まれ、いちご狩りに加えて、廃校を活用したピザづくり体験などを展開しています。
今後は、ブルーベリー狩りや栗拾い、キャンプ場やレストラン等の新たな拠点づくりを進め、いちご観光農園を核とした「なかはた農園パーク」を創っていくことが目標です。NFTの売り上げの一部は、このパークの発展にも活用される予定です。
④応募者に3枚のALが配布されたいちごNFT「MLIC」
いちごNFT「MLIC」は、先着15名の応募者に3枚の優先購入権(AL)が配布されました。これは中長期的な活動を支援することを目的で実施されたもので、ALを手に入れた人はプレセール日にミント専用ページにアクセスしてNFTを購入することができました。
こうした応募情報はMLIC公式サイトやDiscordで提供されており、なかはた農園を応援したいと考えている方に情報が届くようになっています。プロジェクトのNFTを優先的に安く購入したい場合は、このようにDiscordなどにアクセスして情報を追うことが重要です。また、NFTはミントすることで二次流通時よりも安く購入できることも覚えておくとよいでしょう。
⑤いちごNFT「MLIC」の購入方法
ここからは、MLICを通じてなかはた農園の活動をサポートする方法として、MLICの購入方法を解説します。MLICは、世界的に人気のNFTマーケットプレイス「OpenSea」で二次流通されており、そこで購入が可能です。以下では、OpenSeaでの購入方法を説明します。
5-1.ウォレットの作成
MLICを購入するためには、まずイーサリアムを保管する「ウォレット」を作成する必要があります。OpenSeaでは、以下の6種類のウォレットが対応しています。
- MetaMask(メタマスク)
- Coinbase Wallet(コインベースウォレット)
- WalletConnect
- Ledger
- Phantom
- BitKeep
どのウォレットを選ぶべきか分からない場合は、「MetaMask(メタマスク)」が世界的に有名で操作が簡単であり、日本語にも対応しているためおすすめです。MetaMaskの作成方法は以下をご覧ください。
5-2.ウォレットへのイーサリアム送金
ウォレットを作成したら、次にイーサリアムを送金します。いちごNFTはイーサリアムベースであり、購入時の決済にはイーサリアムを使用します。
このイーサリアムは仮想通貨取引所で購入する必要があるため、コインチェックやGMOコインといった取引所を利用することをおすすめします。コインチェックは仮想通貨に馴染みがない方でも使いやすいUIが特徴で、GMOコインは仮想通貨の出庫(送付)手数料が無料といった特徴があります。取引所ではそれぞれ得手不得手がありますので、ご自身の利用目的に応じた取引所を開設するとよいでしょう。
5-3.MetaMaskとOpenSeaを連携させる
MetaMaskにイーサリアムを送ったら、OpenSeaにアクセスします。アクセスする際は、GoogleChromeからOpenSeaへアクセスします。OpenSeaの右上隅にウォレットのアイコンがあるので、クリックします。MetaMaskマークがあるのでクリックすると、連携作業になるので、手順通りに進めていきます。
OpenSeaとMetaMaskの連携作業については、こちらの記事で解説しています。
5-4.NFTを購入する
連携が完了したらOpenSeaでNFTを購入することができます。OpenSeaには「通常」購入する方法と、「オークション」「オファー」と3種類の購入方法がありますが、MLICは通常形式で販売されているので、価格が表示されているものを購入します。コレクション名は「MetagriLabo Ichigo Collection」となっているので、OpenSea内で検索をかけるとページが表示されます。
⑥まとめ
なかはた農園は 株式会社農業人とコラボし実現したNFT発行です。ここではコレクションするだけのNFTだけでなく、いちごNFTを保有していることでなかはた農園を応援しながら、MLICホルダー限定で提供されるユーティリティを利用することができます。なかはた農園には地域活性化を目的とした農園パーク構想もあるので、より近くで応援したり、最新情報を得るためにいちごNFTを購入しておくのもよいでしょう。
これからのNFTは、誰もがすぐに、簡単になかはた農園のようなプロジェクトのサポートを行うことができます。今ではずいぶん浸透したふるさと納税制度も地域を支援する手法のひとつですが、NFTによる支援はふるさと納税よりも直接的で目的も明確化されたものとなっています。支援対象はNFTを採用する特定のプロジェクトに限定されてしまうものの、こうしたプロジェクトやその地域をサポートしたいと考えている方はこれを機にぜひNFTの購入も検討してみてはいかがでしょうか。
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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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