日本のブロックチェーンを盛り上げる企業達【GuildQB インタビュー】
今回の記事ではGuildQB founderの堀口啓介 氏にインタビューを実施。NFTゲームの展望やゲーミングギルドの担う役割、今後のビジョンなどについて伺いました。
話し手: GuildQB founder 堀口啓介氏
インタビュー概要
- GuildQBとはなんですか?
- そもそもNFTゲームギルドとは?
- なぜGuildQBを立ち上げたのか?
- 将来的なビジョンは?
- ギルドをやっていてよかったことは?
- NFTゲームの現状と将来についての展望は?
- ギルドの運営や成長戦略について
- ギルドメンバーに求めるスキルや資質は?
- 新規メンバーにはどんな人が来てほしい?
- プレイヤーがGuildQBに参加するメリット
- GuildQBが他のギルドと差別化するポイントは?
- ゲーム開発者との協力やパートナーシップについて
- ギルド運営における最大の課題
- ブロックチェーン技術がゲーム業界に与える影響とは
- これからNFTゲーム業界に参入しようと考えている人たちへメッセージ
1. GuildQBとはなんですか?
GuildQBはNFTゲームギルドです。一般的なゲームギルドはコミュニティーがメインですが、GuildQBはNFTゲームの総合プラットフォームを目指しています。コミュニティはその中の一つの機能に過ぎません。
2. そもそもNFTゲームギルドとは?
YGG、GuildFi、Merit Circleに代表されるようにNFTゲームのギルドは、簡潔に言うとNFTゲームのプレイヤーをサポートするためのコミュニティです。 ゲームギルドと聞くと「ゲームを一緒にプレイするチーム」と思う方もいるかもしれません。 しかし、NFTゲームギルドはプレイヤーに対してNFTを貸し出したり、有益な情報を与えたりしているのが特徴です。
3. なぜGuildQBを立ち上げたのか?
Web2からweb3への移行フェーズにおいて、特に日本はゲームやIPに優位性を持っていると言えます。事業者、ユーザー、投資家を繋げるアクセスポイントとなるコミニティハブが日本にも必要と感じ、GuildQBを2022年初旬に立ち上げました。そして、web3のソーシャルワークとガバナンスを中心とした日本最大のDAOを目指しています。
4. 将来的なビジョンは?
ゲームギルド2.0へのアップデートです。これまでのNFTゲームギルドはNFTの貸し出し、Social-Fi、情報発信に留まっていましたが、GuildQBは DAOコミニティをベースとした複数のプロダクト、オリジナルゲームの開発、メタバースなど、NFTゲーム領域の発展に必要な要素を全て含んだプラットフォームの構築をゲームギルド2.0と定義しています。
5. ギルドをやっていてよかったことは?
たくさんありますが、一つは人と情報の流動性が高いことです。ゲームプロジェクトはNFT領域のトレンドに関係なく世界中で取り組む事業者が増えています。日本はその中でもコンテンツが強いのでファンも多く、ゲームへ使う単価が最も高いです。なので、世界中どこからでもオファーが来ます。
リリース前の段階で有望なプロジェクトにコミット出来ることは僕らにとってもユーザーにとってもメリットが多いです。それらに関わる仕事や投資の機会が増えるため、今まで投資家やユーザーとしてweb3に関わるのみだった頃よりも遥かに多くのキッカケを作れていると実感しています。
またGuildQBの仕事のほとんどはDAOメンバーによって支えられており感謝しています。
6. NFTゲームの現状と将来についての展望は?
ゲームギルドのほとんどはまだ①投資機会の提供、②情報の提供、③NFTの貸し出し に頼っていて、中でも最も収益源になっているNFTの貸し出しについてはAxie Infinityのスカラーシップをベースに立ち上がったところがほとんどです。
しかし現状は②しか機能しておらず、同じやり方では稼げないギルドがほとんどです。Axie InfinityやSTEPNのようなビッグタイトルが出てこない限り機能しないと思います。
今後についてですが、ゲームギルドにはまだまだやれることがたくさんあります。例えばWeb2ゲーム会社のトークンやゲーム設計について、マーケティングのコンサルティングに入ること、従来よりもっとDAOや Social-Fiを活用した巨大プラットフォーマーを目指すことや、独自のプロダクトでユーザー獲得を目指すなどです。
7. ギルドの運営や成長戦略について
GuildQBは9つのソリューション開発を予定しています。これまではギルドとしてゲームの賞金付きトーナメントで優勝するなどの広報活動、開始数分で完売を記録したジェネシスNFT 如月-KISARAGI- をベースとしたDAOの構築、ゲーム運用などに取り組んできました。
今後はゲームの開発、DAOのスケール、ゲーム周辺ツールの開発、ローンチパッドなどエコシステム全体をカバーすることを成長戦略としています。
8. ギルドメンバーに求めるスキルや資質は?
スキルや素質、経験がなくても活動しなんでもやれちゃうのがギルドです。強いて言うならウォレットアドレスとDiscordアカウントを持っていれば誰でも参加できます。中には仕事をする人もいますし、ゲームで遊んでるだけの人もいます。得意なことを活かせるのがGuildQBのいいところかもしれません。
9. 新規メンバーにはどんな人が来てほしい?
どんな人でもウェルカムですが、リサーチが得意な方は貴重な存在です。また、コミュニティでリーダーシップを取れる人も魅力的だと思います。これからDAOとしてプロジェクト開発に臨んでいくので、楽しんで積極的に参加してくれる人は歓迎したいです。
10. プレイヤーがGuildQBに参加するメリット
コミュニティという側面から見ると、情報を得る、仕事をする、ゲームを攻略するなどが挙げられますが、他にもTwitter、Discordでの活動に対してのインセンティブやNFTのレンタルがベーシックなメリットです。NFTホルダーの場合はより多くの特典があります。
11. GuildQBが他のギルドと差別化するポイントは?
あまり差別化は考えていません。既にオリジナリティが高く、コミュニティの皆さんと話し合いながらギルドの方向性を模索しているので、独自の生態系を作れる自信はあります。
ギルドというのはあくまで一部の機能にしか過ぎません。周辺ツールやオリジナルゲームの開発、そしてプラットフォーム化を目指していることが差別化要因になり得る可能性はあります。
12. ゲーム開発者との協力やパートナーシップについて
ギルドは人材と情報の宝庫です。従来のマーケティング協力とは別に、実際に中に入ってストラテジーを組むこともありますし、ゲームの設計や開発にまで入ることも多々あります。ゲーム領域全般への柔軟な対応が可能です。
13. ギルド運営における課題
一つはマーケットとの兼ね合いです。クリプトマーケットとゲームプロジェクトは相関関係にあり、特に2022年の後半はほとんど動きがありませんでした。その中で多くのギルドは閉鎖や停止に追い込まれています。
もう一つはweb3へのハードルの高さ。新規ユーザー獲得はまだまだハードルが高く、国内CEXでETHを買ってメタマスクか海外CEXに送金。そこでブリッジをしてウォレットに戻し、NFTを買ってようやくスタート。手間が多すぎること、税制の関係も含めAxie InfinityやSTEPNのようなキラーコンテンツがない限り多くの人は入ってきません。
14. ブロックチェーン技術がゲーム業界に与える影響とは
これまでのWeb2ゲームとは違うポイントがいくつもあり、比較的低コストでプロジェクトが立ち上げられます。そのためNFTゲームに取り組む企業が増加傾向です。NFTならではの価値の移転、相互運用性、ゲームにファイナンス要素を入れられる点など、規制が定まれば一気にチャレンジする企業が増えるでしょう。
これはYGG Japanの藤原さんが言っていたことですが、課金率が2〜3%程度でユーザーが1万人のゲームを100億円かけて作るよりも、数億円かけて参加者が1万人で全員課金ユーザーの方が作るメリットは大きいです。
15. これからNFTゲーム業界に参入しようと考えている人たちへメッセージ
日本で、日本から、戦うにはIPかゲームしかありません。ビットコイン半減期が1年以内に迫ったタイミング、勝負を仕掛けるなら今。一緒に面白いことをやりましょう。
【公式サイト】https://scholars-lab.com/what-is-guildqb/
【Twitter】https://twitter.com/GuildQB
【Discor】https://discord.gg/guildqb
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