松井証券 米国株サービスで信用取引の提供開始。「株の取引相談窓口(米国株)」も開設

松井証券株式会社は10月下旬から、米国株サービスで信用取引の提供を開始する。新NISAでの3商品(日本株、米国株、投資信託)の売買手数料無料化に続き、取引手数料は約定代金×0.3%(税込0.33%)で、業界最安水準(同社調べ)の手数料とする。米国株信用取引には口座開設が必要で、10月1日から先行受付を開始する。

同社が提供予定の米国株信用取引は、業界最安の手数料体系に加え、多様な注文方法に対応。通常の指値注文・成行注文だけでなく、逆指値注文・IFD注文(返済予約注文)など日本の深夜帯に活況を迎える米国株市場に対応できる。

米国株信用取引手数料は上限15米ドル(税込16.5米ドル)、約定代金が3.33ドル以下の場合は手数料無料。通常買方金利は年利6.3%で、デイトレードは金利がかからない。デイトレード時の金利無料はネット証券業界では初めて。

口座開設の先行受付は、同社に総合口座を持っていれば10月1日から、持っていない場合は9月29日夕方から受付可能。

現在、同社では「米ドル買付為替手数料無料プログラム」を実施中。米ドル買いの為替手数料が、通常1米ドルあたり25銭のところ0銭となるプログラム。米ドル買数量に上限はなく、エントリーも不要だ。

また、同社は10月23日から、専門の相談員が米国株取引に関する投資判断をサポートする「株の取引相談窓口(米国株)」を開設する予定。相談員が顧客一人ひとりの希望や投資のスタンスを聞きながら「銘柄の探し方」や「売買の材料探し」「取引タイミング」など、個別銘柄の取引内容に関する相談に応える。

窓口での相談は日本株式取引用に2020年12月から提供しているが、米国株取引に対象を広げた。日本株・米国株の個別銘柄について、投資判断まで相談できるのはネット証券業界初(同社調べ)。米国株式取引関連のサービス拡充による差別化を印象づける。

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