3D技術とサブスクサービスでオーダーメイド靴の新時代を作る。ファッションテックベンチャーがFUNDINNOで2度目の挑戦

株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で2月6日、新規案件「〈直近3年で売上4倍以上〉世界の高級オーダーメイド靴屋へ。3D技術でNECや上場企業と靴の新時代をつくる『crossDs japan』」の情報が開示された。株式発行者の株式会社crossDs japan(クロスディーズジャパン)は、3D技術による靴制作とサブスクリプション事業を手掛けるベンチャーで、FUNDINNOでは2021年2月に続く2回目のCFとなる。初回は目標金額の196%となる1240万円を調達し成約した。今回の目標募集額は792万円、上限応募額2997万円。募集期間は2月10日午前10時から16日まで。

同社は、最先端の3Dプリント技術と靴職人の匠の技を融合し、一人ひとりの足に合わせた木型(靴型)から個人専用に作るフルオーダーメイド靴を制作する。3D計測技術によって足の甲の高さや指の長さなど細部まで計測し、そのデータを基に高さやデザインなど約8900万通りの仕様の中から、顧客に最適な1足を、メンテナンス付きのサブスクリプションで提供する。

8,900万通りのデザインから靴を作ることができる

画像はFUNDINNOのウェブサイトより転載、以下同

また、靴の中にセンサを入れ、そこから得られたデータを用いることで、ユーザーに歩き方を提案したり、適切なメンテナンスを提供するために、次世代の歩容センシング技術を活用したサービス開発にも取り組んでいる。

2023年8月期は、FUNDINNOにおける前回募集時の計画は未達ながらも靴売上は約2361万円と3年前から比較して4倍以上に増加、受注数も昨年比約1.4倍に増加し、営業黒字への転換を達成した。

靴売上は約2361万円と3年前から比較して4倍以上に増加、受注数も昨年比約1.4倍に増加
今後は歩容をセンシングし、歩いた分に応じて料金を支払う「究極のサブスク」の実現に向け、センサ入りのパンプスの稼働テストを2024年3月から実施する予定。歩容センシング事業に注力する日本電気株式会社(NEC)と協業している。

2032年にオーダーメイド靴の年間販売数9000足突破、同年にIPOを計画する。

投資申込みは、個人投資家は1口9万円(6株)、1人5口まで。特定投資家口座からは、さらに90万円 (60株)~990万円 (660株)まで申込み可能。

同社はエンジェル税制認定事業者(タイプA)。今回のCFでは株主優待としてフルオーダーメイド靴の割引クーポンの提供、1ケ月分の月額利用料金の無料化を予定している。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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