株式会社三菱UFJ銀とウェルスナビが資本業務提携。新サービス共同開発も

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社である株式会社三菱UFJ銀行とロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は2月14日、資本業務提携契約を締結したと発表した。

三菱UFJ銀はウェルスナビが実施する第三者割当により、ウェルスナビの普通株式15.55%を取得、取得金額は約156億円となる。社外取締役1名をウェルスナビに派遣することを検討しており、ウェルスナビは三菱UFJ銀の持分法適用関連会社となる予定。

MUFGは、中期経営計画の主要戦略の一つにデジタルトランスフォーメーション(DX)を掲げ、デジタルサービス接点の強化、商品・サービスのデジタル化を推進している。ウェルスナビは「長期・積立・分散」の資産運用を全自動化したロボアドバイザーサービスを2016年7月から提供。今年1月から始まった新NISA制度にも対応し、同月11日には預かり資産が1兆円を突破した。

両社は、三菱UFJ銀行の顧客向けに「WealthNavi for三菱UFJ銀行」の提供(2020年11月開始)で業務提携している。現状のサービスをより進化させ、個人の資産形成に資する付加価値の提供に取り組むため「現状の業務提携の枠組みを超えた協働」について協議を進め、今回の資本業務提携に至ったという。

今後は、MUFGの顧客基盤および商品ラインナップと、ウェルスナビのスピーディーな商品企画と開発力を掛け合わせることで、既存のサービスの普及を加速させるとともに、総合アドバイザリー・プラットフォーム(MAP:Money Advisory Platform)の開発・提供を共同で進める。

サービスの領域を資産運用だけでなく、生命保険、年金、金融教育、住宅ローンなどへ拡大する計画で、年内にロボアドバイザー事業での協業とMAP開発の着手、2025年にMAPのリリースを目指す。

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