ロボアドバイザーのWealthNavi、預かり資産1兆1000億円突破
ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は、3月4日時点で、預かり資産が1兆1000億円を突破した。ウェルスナビの預かり資産は今年2月8日時点で1兆500億円を突破し、1ヶ月弱で500億円を上積みした。
ウェルスナビは、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づいた「長期・積立・分散」の資産運用を全自動で実現した資産運用サービスで、2016年7月提供を開始。機能性、透明性、シンプルな手数料が評価されている。
特に、手数料は預かり資産の年率最大1%(税込1.1%)で、NISAを利用すると利用状況に応じて手数料がさらに下がる。自動積立だけで入金した場合、新NISA口座の手数料は年率預かり資産の0.63~0.67%程度(税込0.693~0.733%)という試算になる。
今年2月には、三菱UFJ銀行との資本業務提携を発表。NISAを一任で活用できる「おまかせNISA」、生涯にわたる総合アドバイザリー・プラットフォーム(MAP:Money Advisory Platform)の開発・提供など、資産運用サービスの拡充や新機能の開発を加速化させている。
直近のトピックとして、2月16日に東京証券取引所内で開催された「第8回大学生対抗IRプレゼンコンテスト」に協賛企業として参加。同コンテストは、大学の投資サークルが上場企業のIR・広報担当者に取材し、独自の視点で企業分析し、IRプレゼンテーションを行うイベント。学生の金融リテラシー向上を目指す「学生投資連合USIC」の主催で毎年開催。今回は13大学が参加し、大学とペアを組んだ上場企業14社が参加した。
同社のプレゼンテーションは一橋大学投資サークルTOWALYが担当。ロボアドバイザー事業の概要や収益モデル、成長戦略に関する分析を踏まえて、学生の目線から新規事業も提言された。
20代~50代の働く世代を中心に利用を伸ばしてきた同社だが、就職を控えた大学生が参加する企画に協賛したことを受け、「今後も金融リテラシー向上につながる情報発信を通じ、働く世代が安心して資産形成に取り組める社会の実現を目指していく」としている。
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