大阪の不動産投資でおすすめの不動産会社は?4社を比較して紹介

大阪で不動産投資を始めようとしている方のなかには、相談する不動産会社選びに悩む方も少なくないでしょう。大阪のような都市部になると不動産会社も多く、自分の投資意向にあった信頼できる会社を見つけ出して、相談するのが大切です。

今回は、主な大阪の不動産投資会社を4社紹介します。また後半では不動産会社選びのポイントについてもまとめました。これから不動産投資を始めようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 大阪の不動産投資会社4社
    1-1.大和財託
    1-2.シノケンプロデュース
    1-3.福屋不動産販売
    1-4.アイケンジャパン
  2. 大阪の不動産投資会社選びのポイント
    2-1.自分が手がけようとする物件タイプを得意としているか
    2-2.物件管理まで任せる必要があるか
    2-3.金融機関とのリレーションは強いか
    2-4.購入に向けたサポートは手厚いか
    2-5.物件販売の実績は豊富か
  3. まとめ

1 大阪の不動産投資会社4社

不動産投資会社 主な事業内容・投資対象 資本金
大和財託 一棟収益不動産の開発や販売
新築・中古の両方を取り扱う
1億円
シノケンプロデュース 新築アパート・土地活用
セミナーや相談会、販売後の管理までワンストップ
4億9,500万円
福屋不動産販売 総合不動産会社(一棟・区分マンション、アパート、店舗など多数) 1,000万円
アイケンジャパン 駅徒歩15分以内の好立地新築アパート
セミナーや相談会、販売後の管理までワンストップ
1億円

1-1 大和財託

本社及び大阪の拠点 東京本社
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー30階
大阪本社
〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪タワーB 35階
資本金 100,000,000円
主要な業務内容 収益不動産を活用した資産運用コンサルティング事業
許認可 国土交通大臣 (1) 第9583号(大和財託)
国土交通大臣 (1) 第9954号(大和財託リーシング)
国土交通大臣 (1) 第10427号(大和財託レジデンシャル)
一級 東京都知事登録 第63999号
大阪府知事登録 (ロ) 第25280号

大和財託は東京・大阪の2拠点体制で運営している不動産会社です。そのほかにも全国に複数の拠点を構えています。

不動産投資用の物件販売のほか、分譲マンションの開発・販売も行っています。また、物件管理や土地活用などのサービスも手掛けているので、物件購入から投資後のトータルサポートまで相談可能です。

一棟収益物件が強み

大和財託では「やまとの不動産投資」というサービス名で主に一棟での収益不動産の開発や販売を手掛けています。

新築・中古双方を取り扱っており、投資家の資産状況や投資目標、スタンスに応じて適した物件を提供可能です。また、複数物件への事業拡大の相談、売却に向けた出口戦略もふまえたトータルサポートを行っています。

新築物件は「Z-MASON(ジー・メゾン)」「Z-GRANDE(ジー・グランデ」というブランド名で自社設計・施工を行っています。中間コストを削減しつつ、高品質な物件の販売に努めています。

また中古リノベーション物件については「Z-RENOVE(ジー・リノベ)」のブランドで手掛けています。大規模修繕や空室リスクなど、新築以上に留意が必要なリスクへの配慮した開発をおこなっているのが特徴です。

物件管理の実績も豊富、平均入居率99.41%(2024年2月末時点)

大和財託は物件管理も合わせて手掛けています。2024年2月時点で管理物件数は6,000戸以上と豊富な実績がありながら、平均入居率が99.41%、家賃回収率が99.82%といった水準です。

また、投資家への連絡・相談などきめ細やかな対応や、価格に配慮したリフォーム提案なども強みとしています。一般管理のほかサブリースも手掛けているため、家賃下落や空室リスクを抑えたい方も相談しやすいでしょう。

不動産投資ローンの金融機関も多数提携

また、たとえば以下のように大阪の多数の金融機関と取引があるため、借り入れの準備についてもスムーズに進められるでしょう。

  • りそな銀行 新大阪駅前支店
  • 関西みらい銀行 梅田支店
  • みずほ銀行 大阪法人第一部
  • 三井住友銀行 梅田法人営業第二部
  • 大阪厚生信用金庫 梅田支店
  • 近畿産業信用組合 梅田支店
  • SBJ銀行 大阪支店
  • オリックス銀行 大阪営業部

※多数の金融機関と取引があるため、一部を抜粋

1-2 シノケンプロデュース

シノケンの不動産投資セミナー

本社及び大阪の拠点 本社 〒105-0013 東京都港区浜松町二丁目3番1号 日本生命浜松町クレアタワー

大阪オフィス 〒532-0011 大阪市淀川区西中島五丁目14番5号 ニッセイ新大阪南口ビル

資本金 495,000,000円
主要な業務内容 投資用アパートメントの企画、マーケティング、開発、建築、販売
許認可 宅地建物取引業  国土交通大臣許可
特定建設業    国土交通大臣許可
一級建築士事務所 東京都知事登録
二級建築士事務所 東京都知事登録

シノケンプロデュースは、もともと福岡発祥の不動産会社ですが、現在では大阪を含む全国の大都市圏でアパートの開発、販売、管理を一手に手掛けています。

アパート供給棟数は自社施工で7,000棟を超えています。「賃貸住宅に強い建築会社ランキング」(全国賃貸住宅新聞)の「年間アパート開発棟数部門」では、8年連続No.1に輝いているのも特徴です。

土地取得から手掛けて自社で物件を施工・管理

シノケンプロデュースは、アパート開発・販売において土地の取得から手掛ける企業です。同社が開発に適していると判断した土地を購入したうえで、自社でその土地に合ったアパートをデザイン・施工します。

機能性とデザインの両立にこだわり、入居者が快適に生活できるアパート開発を目指しているのが特徴です。2023年3月末時点で、グループ会社のシノケンファシリティーズの管理戸数は47,000戸以上(2023年12月末時点)、入居率98.56% (2023年年間平均入居率)となっています。このような入居率の高さは、5,000店舗以上(2021年4月時点)の仲介業者と提携し、良好な関係を築いていることも要因の一つです。

金融機関とのリレーションも強固

シノケンプロデュースは、たとえば以下の金融機関をはじめ、多数の金融機関とリレーションを築いています。

  • 西日本シティ銀行
  • SBI新生銀行
  • きらぼし銀行
  • 東京スター銀行
  • 佐賀銀行
  • 島根銀行

融資における交渉力を強みのひとつとしており、資金調達のハードルが高いアパート経営においてメリットの大きい不動産投資会社の一つです。

1-3 福屋不動産販売

本社及び大阪の拠点 530-0057 大阪市北区曾根崎2丁目3万5号 梅新第一生命ビルディング15階
資本金 10,000,000円
主要な業務内容 不動産売買・仲介および、それに付帯または関連する業務
許認可 国土交通大臣 (4) 第006880号

福屋不動産販売は、大阪に本社を構え、大阪・兵庫・奈良・京都・滋賀に店舗を持つ不動産会社です。不動産販売を中心に事業展開しており、土地や居住用のマンション・戸建てなどの販売を手掛ける一方で、収益用不動産の販売も行っています。

大阪の収益物件を多数取り扱う

福屋不動産販売は、2024年3月7日時点で大阪府内だけでおよそ860件の投資用物件を取り扱っています。区分・一棟のマンションやアパートなど、さまざまなタイプの物件を取り扱っています。自分にあった収益物件をみつけやすいでしょう。

メール会員になると、新着物件情報をスピーディに受け取ることができます。いま魅力的な物件が見つからなかったという方も、このサービスを使えば投資のチャンスを逃さずにキャッチできます。1965年創業と50年以上の歴史があり、過去5年で4万件以上の取引があるなど実績も豊富なので、大阪で不動産投資を検討している際には相談しやすい不動産会社のひとつです。

収益不動産に特化していない

福屋不動産販売は多数の物件の取り扱いがありますが、収益不動産に特化していないという点に注意が必要です。担当者によっては収益用不動産に詳しくない可能性もあるため、不動産投資の目的や購入したい物件の目線をしっかり伝えられるよう準備しておくと良いでしょう。

1-4 アイケンジャパン

株式会社アイケンジャパン

本社及び大阪の拠点 東京本社
 〒107-0061 東京都港区北青山3丁目2番4号 日新青山ビル3階
大阪支店 〒542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋2丁目1番3号 御堂筋ダイヤモンドビル7階
資本金 100,000,000円
主要な業務内容 アパート等の企画・販売や設計・施工・監理
許認可 宅地建物取引業 国土交通大臣(3)第008177号
建設業 国土交通大臣(般-01)第25405号
賃貸住宅管理業 国土交通大臣(01)第006638号

アイケンジャパンは、自社施工のアパートを全国で投資用物件として販売している不動産会社です。本社は東京(および福岡)にありますが、大阪にも支店があり、事業を展開しています。自社施工なので、変形地など様々な土地に柔軟にアパート建設・販売が可能です。

好立地で入居需要の豊富なエリアを厳選

アイケンジャパンでは、土地選びからこだわって物件開発を行います。基本的に徒歩15分以内で、入居需要の強い地域でアパート販売を手掛けています。

好立地でのアパート経営では入居需要が維持されやすく、将来的にも地価が下がりにくいと期待されます。大阪府内や関西圏の施工事例でも、駅からほど近い利便性の良い物件が複数紹介されているのが特徴です。

アイケンジャパンでは「ワンランクの住み心地と満足感」を目指して物件開発を行っています。上下や両隣の遮音性にこだわり、生活に必要な設備や防犯性にも配慮して、充実した内装となっています。

開発・販売から物件管理までワンストップで対応可能

アイケンジャパンは、グループ内で物件管理も手掛けています。投資物件を購入したのち、管理まで任せられるため、初心者でも不動産投資に取り組みやすいでしょう。

賃貸管理の実績として9,136戸(2023年12月時点)の管理を行っており、入居率99.3%(2023年年間実績)となっています。オーナーの負担が大きく、効果が一時的なフリーレントや家賃の値下げを行わずに高い入居率を維持しているのも特徴です。

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1-5 プレサンスコーポレーション

本社及び大阪の拠点 本社 〒540-6027 大阪市中央区城見1丁目2番27号
資本金 1,983,000,000円
主要な業務内容 マンション分譲事業、建替え分譲事業
許認可 宅地建物取引業者免許/国土交通大臣(6)第5489号
一級建築士事務所/大阪府知事登録(ニ)第21863号

プレサンスコーポレーションは、大阪に本社を構えるマンション販売や管理を主要事業とする企業です。東証スタンダードに上場しています。

2024年2月時点で、近畿圏のワンルーム投資マンション供給戸数がNo1など、実績も豊富であるのが特徴です。(※不動産経済研究所調べ:2024年2月時点)

都市部で大型のマンションを開発・販売

同社は分譲マンション・投資用の区分マンションを共に多数手掛ける企業です。大阪でも資産価値を維持しやすいと期待される、アクセス良好な都市部に複数の区分マンション物件を販売しています。

マンションに特化して、これまで多くの物件を開発・販売および管理してきたなかで蓄積されたノウハウを活かして、高品質な投資用物件を提供します。

物件管理も一貫対応

プレサンスコーポレーションでは自社の投資物件の管理も手掛けています。投資家の意向に合わせて、以下のような管理プランを選択可能です。

  • 直契約|入居者の賃料を直接オーナーに振込
  • 集金代行|賃料集金も含めて物件管理を代行
  • プレサンスコーポレーションの借上|いわゆるサブリース。投資家は空室リスクを抑制可能

以下のような様々な管理業務を代行してくれるため、本業が別にある方でもスムーズに不動産投資が可能です。

  • 入居者募集
  • 入居審査・ご契約
  • 集金管理
  • クレーム対応
  • 退去・リフォーム

1-6 日本エスリード

本社及び大阪の拠点 本社
〒553-0003 大阪市福島区福島六丁目25番19号
資本金 7,626,018,091円
主要な業務内容 新築マンションの分譲
マンション、土地の売買及び仲介
賃貸借業務及び管理業務
ビル、マンション、駐車場の管理・運営
許認可 宅地建物取引業免許
国土交通大臣(4)第7042号
賃貸住宅管理業者登録 国土交通大臣(01)第005059号
1級建築士事務所登録 大阪府知事登録(ホ)第18701号

日本エスリードは、東証プライムに上場している、大阪拠点のマンション開発・分譲や販売を手掛ける企業です。一方で、不動産経営者向けのマンション販売も手掛けており、グループ企業の中で賃貸物件の管理まで手掛けています。

7年連続完成在庫ゼロの実績

日本エスリードでは、自社が手がけた分譲マンションについて7年連続で完成在庫ゼロを達成しています。売れ残りが発生していないのは、それだけ需給バランスを意識しながら高品質な物件を供給している証左であると考えられます。

同社では土地取得から手掛けて、街の景観に合わせて存在感のある外観や入居者のライフスタイルに配慮した内装をプランニングしています。施工については専門の施工会社に依頼することで、多数の高品質なマンション供給を実現しているのも特徴です。

組合運営・賃貸管理の両面を一任できる

日本エスリードでは、マンション組合の管理を「エスリード建物管理」が、賃貸管理を「エスリード賃貸」が行います。投資家にはマンション管理の手間がかかりません。

エスリード賃貸の管理戸数は、2020年4月時点ですでに27,000戸超と豊富です。一方で、2020年1月時点で入居率は99.36%の実績を持っており、マンションの管理面でも信頼できます。–>

2 大阪の不動産投資会社選びのポイント

不動産投資の初心者の方が大阪のような都市部で不動産投資にチャレンジする場合、不動産会社選びのポイントは次のとおりです。

  • 自分が手がけようとする物件タイプを得意としているか
  • 物件管理まで任せる必要があるか
  • 金融機関とのリレーションは強いか
  • 購入に向けたサポートは手厚いか
  • 物件販売の実績は豊富か

2-1 自分が手がけようとする物件タイプを得意としているか

第一に、自分が手がける予定の物件タイプを得意とする不動産会社を選びましょう。

一口に不動産投資と言っても区分投資、アパート投資やマンション投資と様々です。不動産会社によって得意とする物件タイプは様々であるため、自分が検討しているタイプに合った会社に相談するのが効率的です。

2-2 物件管理まで任せる必要があるか

物件管理まで同じ不動産会社に任せるかどうかを検討したうえで、不動産会社を選びましょう。不動産会社には、開発〜販売に特化した企業と、物件管理までワンストップで対応可能な企業があります。

さらに、管理においては単なる賃貸管理が中心の企業とサブリースのような借り上げ契約に対応した企業があります。不動産会社にどこまでの役割を期待するかによって、利用すべき不動産会社も変わって来るでしょう。

2-3 金融機関とのリレーションは強いか

金融機関とのリレーションが強い不動産会社を選ぶのも一案です。不動産投資の初心者の方であれば、自分で金融機関に交渉して資金調達を実行するのは容易ではありません。金融機関とのリレーションが強い不動産会社なら、提携ローンなどを取り扱っている場合もあり、スムーズに融資手続きを進められます。

2-4 購入に向けたサポートは手厚いか

購入に向けたサポート内容もチェックしておくと良いでしょう。不動産投資の意思決定のための情報収集やシミュレーションだけでも、初心者の方にとっては大変な作業となってきます。サポートが手厚い不動産会社であれば、意思決定に必要な情報や分析を提案活動の中で行ってくれるため、投資判断がしやすいでしょう。

2-5 物件販売の実績は豊富か

基本的には、これまで手掛けた物件販売の実績が豊富であるほど、物件販売に関する高いノウハウがあり、良い品質の物件を紹介してくれると期待できます。また、管理まで依頼する場合には、管理戸数や入居率についても見ておきましょう。戸数が多く、入居率が高い不動産会社はプラスに評価できます。

一方で実績が高い不動産会社であっても、自社の利益を優先して販売実績を積み上げている可能性があるという点には注意が必要です。一つの視点だけで判断せず、複数の不動産会社とコミュニケーションを取りながら、慎重に検討されていくのが良いでしょう。

まとめ

大阪のような都市部になると、不動産投資を相談可能な不動産会社も多数存在します。どの会社を利用するか迷ってしまうところですが、自分が手がけようとする物件タイプを得意としているか、物件管理まで任せる必要があるかなど、不動産投資の方向性を定めてから会社選びを進めていくと良いでしょう。

不動産投資の基礎や仕組み、メリット・デメリットなどから学びたい場合には初心者向けの不動産投資セミナーを受講してみるのも一つの方法です。不動産投資は大きな資産運用になるため、情報収集を進めながら慎重に検討していきましょう。

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