サステナ・コンサルAnthesis、パーパス・コンサルGivenと合併。企業のパーパスドリブンな経営後押し
サステナビリティ・コンサルティンググループのAnthesisは3月26日、パーパスに特化したコンサルティングファームGivenと合併したと発表した(*1)。パーパスドリブンの戦略とサステナビリティを融合したソリューションの提供を目指す。
今回の発表は、パーパスドリブンの戦略とサステナビリティに関する能力を組み合わせることで、組織やブランドがインパクトのある高業績のビジネスを構築するのに貢献するというAnthesisの信念をさらに強化するものだ。
Anthesisは、1,400人のストラテジスト、イノベーター、テクニカルスペシャリストを有し、持続可能なビジネスモデルの構築を後押しする世界有数の専門家集団として認知されている。
同社は世界80か国であらゆる業種にわたる4,000社超の顧客を抱える。英小売大手テスコやスイス食品大手ネスレ、米ディスカウントストア大手ターゲットなどの多国籍企業とも取引する。
Givenは、ベッキー・ウィラン共同創業者兼最高経営責任者(CEO)が2009年に設立した。ロンドンを拠点とする50人以上のスペシャリストチームが、企業の経営幹部とともに、サステナブルで長期的な成長を達成するために、パーパスを定義、定着、活性化させることに取り組んでいる。
最近では、スウェーデンの家具大手イケアとの協業が評価され、Corporate Content Awardsの「Best Purpose-Driven Content Gold Medal」に選ばれた。英金融大手ロイズ・バンキング・グループとの協業も評価され、Corporate Content Awardsの「Best Embodiment of Corporate Purpose」に選出されている。
B Corp(#1)であるGivenは、クライアントをサステナブル経営の実践へと導くという共通の目的のもとに団結している。パーパス策定やサステナビリティ分野のスペシャリストRevolt、コンサルタント会社のProgressiveなどとともに、Anthesisのグループに加わる。
Anthesisのスチュアート・マクラクラン最高経営責任者(CEO)は「科学に基づく専門性に裏打ちされた、パーパスドリブンの戦略と変革によって成長することで、より多くの顧客がパーパスを「持っていてよかった」から、ビジネス価値を創造する不可欠なものへと移行させることができる」と述べた(*1)。
Givenのベッキー・ウィラン共同創業者兼CEOは「パーパスはサステナブルに業績をあげるための基盤である。パーパスドリブンな企業は、最高の人材を惹きつけ、維持し、より革新的で、より信頼され、際立ったブランドを構築する」とコメントした(*1)。
(#1)B Corp…社会や公益のための事業を行っている企業に発行される国際的な民間認証制度。
【参照記事】*1 Anthesis「Award winning strategic consultancy Given merges with Anthesis」
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