インフラ投資ArcLight、再エネ事業に特化したイニシアチブ立ち上げ。160MWの風力発電所の買収も

インフラに特化した投資会社ArcLightは7月29日、再生可能エネルギー事業にフォーカスしたイニシアチブSkyVest Renewablesの立ち上げと、160メガワット(MW)規模の稼働中の風力発電所の買収を発表した(*1)。

ArcLightは2001年の創業以来、自然エネルギーの分野に深く関わっている。今回立ち上げたSkyVestは、ArcLightが買収した資産の運営と最適化を担う。風力発電と太陽光発電インフラ投資の管理と運営のベストプラクティス(最適な方法)を提供するために、経験豊富で勤勉なチームを結集した。

ArcLightのマネージング・パートナーであるダン・リバーズ氏は「弊社は最初のファンドから自然エネルギーに投資してきた深い歴史がある。卓越した運営能力、イノベーション、電力に関する専門知識、ブラウンフィールド開発のスキルを提供し、価値を高め、リスクを軽減することに注力してきた。我々は、規律ある厳選投資アプローチを継続することで、この戦略に資本を投下する機会が拡大すると見ている」と述べた(*1)。

ArcLightは、当初5億ドルのコミットメントを提供し、その一環として、テキサス州ミッドランド盆地に位置し、20年に商業運転を開始した160メガワット(MW)の稼働中の風力発電所を買収した。SkyVestは、社内に蓄積した専門知識とArcLightのリソースを活用し、価値を高める運営・商業化戦略を推進する。

ArcLightとSkyVestは、北米で稼働中の風力・太陽光発電資産を投資対象とする。運用面や技術面、財務面などでベストプラクティスを実施することで、SkyVestが管理する資産は、ダウンサイドリスクを回避しながら、短期的に大きなキャッシュフローを生み出すことを目指す。SkyVestは資産管理、データ分析、プロジェクト・リスク管理において、ArcLightのリソースを増強する役割も担う。

SkyVestは、米公益企業クリアウェイ・エネジーのシニアバイスプレジデント(SBP)兼最高投資責任者(CIO)を歴任したマイケル・マーフィー社長、株式会社JERA子会社のJERA Americasの財務担当SVPを務めたマイケル・カレント最高財務責任者(CFO)ら、経験豊富な経営陣によって率いられている。

ArcLightは、電力、再エネ、ガス、蓄電池、インフラ部門で戦略的パートナーシップを結び、投資を行うインフラ投資会社だ。信頼性、安全性、持続可能なインフラを支援するため、電力供給インフラ資産のバリューチェーン全体に投資してきた長年の実績がある。同社のチームは、技術面やオペレーション面などに精通したスペシャリストと、約1,900人のアセット・マネジメント・パートナーを擁し、集中投資アプローチを採る。01年以来、ArcLightのファンドはインフラと関連事業に投資し、総資本は700億ドル近くに上る。

【参照記事】*1 ArcLight「ArcLight Announces Operating Focused Renewables Initiative and New Wind Investment

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